【コベルコ神戸スティーラーズ/NTTリーグワン2024-25第8節に向けて】 前節の反省をいかしキックオフからフルスロットルで戦い、S東京ベイの「えどりく不敗神話」を打ち崩す!

チーム・協会

途中出場の第5節では交代間際足を引きずるようにプレーしていたが、この日は元気にグラウンドを走る姿が見られた。精度の高いラン、パス、キックでチャンスを創出し、チームを勝利に導く。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

前節で後半4トライをあげて猛追するも、29-31と一歩及ばず東京サントリーサンゴリアスに敗戦を喫し、3勝4敗と再び負けが先行したコベルコ神戸スティーラーズ。しかしながら6位vs7位の対決はボーナスポイント「1」をもぎ取り、なんとか6位を死守した。今節対戦するのは、5勝1敗1分で現在3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。2022-23シーズンのリーグワンチャンピオンで2季ぶりの王者奪還を目指す。リーグワン屈指の大型FWは強力で、BKにもスピードあるランナーが揃う難敵だ。今季は後半に強く、190cm・129kgの巨漢PRヘルや南アフリカ代表のHOマークスといったインパクトプレーヤーたちが力強く締めくくる試合が多い。神戸Sは前節で途中出場し流れを変えた選手たちがスタメンに。また、3試合ぶりに共同キャプテンの李がCTBで復帰を果たす。加えて、リザーブにはボールキャリアーとしての能力も高いPRカイヴェラタが5試合ぶりに、豊富な経験を持ちセットプレーの安定を担うベテランHO北出が4試合ぶりに名を連ねるなどメンバーを大幅に変更して、この一戦に臨む。S東京ベイは「スピアーズえどりくフィールド」で19連勝中だ。神戸Sもリーグワンがはじまってから過去2度同会場で試合を行い、ビジターゲームの洗礼を受けている。ここ数試合入りが悪く、前半思うような攻撃ができていないが、しっかり課題を修正し、今節はキックオフからフルスロットルで戦い、S東京ベイ戦でリーグワン初年度以来の勝利を収めたい。(取材日:2025年2月13日)

第3節BL東京戦でのプレーが危険なプレーと見做されてイエローカード(後にレッドカード)が提示され、1試合の出場停止となった。スクラムでの強さはもちろん、インパクトある走りは必見! 【コベルコ神戸スティーラーズ】

PRカウヴァカ・カイヴェラタ
「昨年11月神戸に来て驚いたのは、ラグビーのテンポの速さでした。そういう速いラグビーに適応するために、来日後5kg体重を落として走れるようにしました。また、スクラムに関しては、低くて、想像していた以上に強いと感じて。チームにはヤンブーさん(山下 裕史)や具(智元)さんのように経験が豊富で強い『3番』がいます。特にヤンブーさんは岩のように強くて堅い!そういう選手と毎日スクラムを組むことで、自分自身の成長に繋げられています。チームの目指すラグビーにも、スクラムの低さにも随分と慣れてきましたが、ただ、これまで途中出場した3試合はベストなパフォーマンスを発揮できたという感じではなくて…。今節、チャンスをもらったので試合に出たら、必ず良いパフォーマンスをしてチームに貢献したい。S東京ベイのFWはフィジカルが強く激しさを全面に出してきますが、自分もフィジカルをいかしたプレーが持ち味なので、絶対に負けたくありません。自分の役割を全うし、チームをさらに勢いづけたいと思います!」

これまで全試合に出場する入団2年目のコストリーは、もはやチームに不可欠な存在となっている。ヒゲをたくわえ、貫禄も十分!スピード感あふれるボールキャリーだけでなく、タックルでも容赦無く相手に襲いかかりボールを奪い取ると誓う。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

FLティエナン・コストリー
「第4節相模原DB戦、第6節BR東京戦、そして前節と入りが良いない試合が続いています。第2節横浜E戦のように開始早々いいモメンタムを作ってトライを奪うような展開に持っていけるよう、今節は立ち上がりの部分を特に意識して臨もうとチームで話しています。受け身になるのではなく相手にファーストパンチを食らわせるというマインドセットで試合に入り、80分間アグレッシブな神戸ラグビーを見せたいと思います。自分自身のパフォーマンスについては、ここ2、3試合、ディフェンスの面で強いドミネートタックルができていません。第2節横浜E戦、第3節BL東京戦で見せることができた『brutality(容赦なく)』をディフェンスで出していきたいですし、アタックではフットワークを使ったボールキャリーでチャンスを作りたい。また、相手のアイデンティティーはフィジカルです。FWとしてフィジカルバトルで圧倒し、BKに良いボールを供給できるようにします。簡単な相手ではないですが、勝って、再び勝率を五割に戻すことができるよう頑張ります!」

リハビリ期間を経て、若き共同キャプテンが3試合ぶりにグラウンドに戻ってきた!松永や船曳といった同世代のメンバーたちとともにチームを勢いづけ、再び上昇気流に乗せると気合を込める。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

CTB李 承信
「左の足首を痛めていましたが、リハビリを経て、グラウンドに戻ってくることができました。練習に復帰したのは今週からですが、外からチームを見て気づけたこともあります。内側にいるブリン(ガットランド)とコミュニケーションを取りながら、2人でアタックをリードしていきたいと思います。チームは前節東京SGに敗れて負けが先行しましたが、どこのチームにも勝てる力はあると感じています。あとはどれだけ一貫性を持って、80分間精度高くプレーできるのか。そこに尽きると思います。特にここ数試合については、試合の入りが良くありません。チームとしても週のはじめにミーティングを行い、試合メンバーだけでなく全員で話し合いました。『良いスタートを切る』という意識は高くなっているので、グラウンドに立つ全員がキックオフからスイッチを入れてアグレッシブにプレーしたい。個人的には3試合ぶりの出場です。練習にも参加できずにフラストレーションが溜まっていました。自分の役割を全うして勝利に貢献したいと思います!」
2月15日(土)14:30KICK OFF NTTリーグワン2024-25第8節
会場:スピアーズえどりくフィールド
■S東京ベイ戦登録メンバー
1髙尾 時流
2松岡 賢太 
3山下 裕史
4ジェラード・カウリートゥイオティ
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)
6ワイサケ・ララトゥブア 
7ティエナン・コストリー
8サウマキ アマナキ
9日和佐 篤
10ブリン・ガットランド
11船曳 涼太
12李 承信(共同キャプテン)
13ナニ・ラウマペ
14アタアタ・モエアキオラ
15松永 貫汰
16北出 卓也
17カウヴァカ・カイヴェラタ
18前田 翔
19小瀧 尚弘
20ヴィリー・ポトヒエッター
21中嶋 大希
22ラファエレ ティモシー
23山下 楽平

【コベルコ神戸スティーラーズ】

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著者プロフィール

兵庫県と神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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