＜国内男子ゴルフ＞阿久津未来也がゴルフ伝道で”ミッキー先生”に
今年はプロ10年目の阿久津未来也（あくつ・みきや）からスタートだ。
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ここ多古町はスナッグゴルフの取り組みに非常に熱心なことで有名だ。
小学校ではスナッグゴルフ部、多古町立多古中学校、千葉県立多古高校にはゴルフ部が創設されており、小学校から高校までの12年間、ゴルフを続けることのできる『ゴルフ一貫教育』という全国的にも稀な仕組みが形成されているほど。
中でも久賀小学校はスナッグゴルフ全国大会の常連校だ。
晴天の下、まずはグラウンドで阿久津からみんなへご挨拶。
「名前が長いのでミッキーと呼んでください！」
この言葉で子どもたちの緊張も解け、元気いっぱいに整列。
思い切りのいいスイング、まっすぐ飛ぶボールに阿久津も「レベルが高い」「フルショットは子どもたちの方が飛ぶんじゃないかな」と感心。
ガチンコ対決にはプロとのじゃんけん大会に勝ち抜いた3人がチャレンジした。
慣れない道具の扱いに初めは苦戦していた阿久津だったが、最終戦では子どもたちが4打かかった距離を２打でフィニッシュ。
プロの技で魅了し、みんなから感嘆の声が上がった。
久しぶりの給食に阿久津も「絶対においしい」とすぐさま写真を撮り、自身のインスタのストーリーにアップ。
選手会副会長として活動PRも忘れなかった。
給食中は「好きな動物は何ですか」や「好きな給食のメニューは」などなど、プライベートな質問が集中！
そして、なんとガチンコ対決に挑戦した児童のひとり、つぐむ君は日曜日が誕生日！
みんなからハッピーバースデーの歌でお祝いのあとは阿久津と牛乳で乾杯し、対決でゲットしたサイン入りキャップも合わさり、何より思い出に残る誕生日になった。
小学校が準備してくださった「ミッキーさん久賀小に来てくれてありがとう」のウェルカムボードをバックに、サイン待ちの子どもたち一人ひとりの目を見て「ありがとう」と、色紙を渡す姿はさながらアイドルのよう。
年表に沿って自身の半生を振り返る中で学校の先生になりたいと思ったことがあると明かし、「だからすごく今楽しいです」とこの時間だけは”ミッキー先生”に。
「今から夢を持たないといけないと焦る必要はないです。今楽しいと思えること、興味があることを全力で楽しんでほしいです。子どもたちのいいところは真っ直ぐ純粋にたのしむところだから」とアドバイス。
また、「みんなで協力し合うことがすごく大事。僕は友人にすごく支えられた」というエピソードなどは学生時代に部活や寮で仲間との共同生活を経験してきた阿久津ならではの説得力に満ちていて、校長先生をはじめ先生方からも「素敵なお話をありがとうございました」と、感謝のお言葉も。
これからさまざまな人生が待ち受ける子どもたちにとっても非常に心に響く授業となった。
講話が終わると子どもたちから「ビリーブ」の歌が贈られた。
阿久津も口ずさみ、みんなで合唱した。
お互いに感謝を伝え合い、心あたたまる締めくくりとなった。
「僕が元気をもらっちゃいました」
エネルギーは満タン。
念願の初優勝を久賀小学校のみんなに約束した。
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