日本人選手も戦うKリーグ、2025年からの変更点は?「外国籍選手保有枠拡大」「脳震盪交代制度導入」など
左から吉野恭平、石田雅俊、高橋一輝 【写真=韓国プロサッカー連盟】
日本人選手も現時点で1・2部合わせて4人がプレー。Kリーグ1は石田雅俊(大田ハナシチズン)と吉野恭平(大邱FC)、Kリーグ2は高橋一輝(富川FC 1995)と佐藤岬(忠南牙山FC)という顔ぶれだ。
そこで今回は、2025年シーズンのKリーグにおける昨季からの変更点などを紹介しよう。
Kリーグ1・2部計26チーム体制に
2025年シーズンのKリーグ2は、計14チームが各39試合を消化。シーズン通して合計275試合が行われることになる。
今季から華城FCを率いるチャ・ドゥリ監督 【写真=韓国プロサッカー連盟】
Kリーグ1・2部で外国籍選手の保有枠拡大
このため、既存のアジア枠、東南アジア枠はいずれも廃止となった。
脳震盪交代制度導入
このため、各チームは1試合において最大1人の「脳震盪による交代」が可能となる。「脳震盪による交代」は、既存の交代人数とは関係なく行うことができる。
また、試合中にどちらかのチームが「脳震盪による交代」を使用した場合は、相手チームも既存の交代人数とは関係なく、追加で1人を交代させることができる。
「脳震盪による交代」を実施するかどうかは、チームの医療スタッフが決定する。
ホームグロウン制度導入
このため、プロに初めて入団する年を基準に、直近3年連続、または計5年以上、韓国国内のアマチュアチーム所属で登録したことのある選手は外国籍選手枠を適用せず、国内選手として認める。
プロ初入団時の契約条件はKリーグ選手規定による新人選手の契約条件を適用し、1チーム当たりの枠は1人となる。
深刻なピッチコンディション不良時の会場変更
これは試合レベルを高め、負傷を防止することとともに、試合会場の管理主体に責任性と警戒心を付与するための決定だ。
ACLなど国際大会参加時の日程調整
これは国際大会参加チームに対する一定の配慮で競争力を強化する一方、国際大会のトーナメント並行によるリーグ日程の不安定さを防止するためだ。
その他変更点
△クラブの財務情報を収集・管理できるプログラム「Kリーグ・ファイナンシャルマネージャー」が導入される。これを通じてすべてのクラブの財政資料を電算化し、正確性と透明性を向上させ、効率的な財政健全化制度を運営する計画だ。具体的な導入時期は今年4月を予定している。
【文=ピッチコミュニケーションズ】
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ