【埼玉西武】【担当スカウトが熱く推す⑨】聖夜に誕生した逸材は西口文也監督の現役時代に重なる立ち居振る舞い ベース板上でひと伸びする直球の質が光る
【©SEIBU Lions】
12月1日(日)に新入団選手発表会を終えたライオンズの未来を担う選手たち。来季からチームの一員になる若獅子たちのことをファンの皆さまにより知っていただくために、担当スカウトのインタビューをお届けします。
スカウト陣は暑い日も寒い日も、ライオンズの未来を信じ一年を通して日本中の選手たちを見続けてきました。そして、縁あってライオンズの一員となった担当選手を、指名直後から全力でサポートしていくその関係は「親子」と言っても過言ではありません。
スカウト陣は暑い日も寒い日も、ライオンズの未来を信じ一年を通して日本中の選手たちを見続けてきました。そして、縁あってライオンズの一員となった担当選手を、指名直後から全力でサポートしていくその関係は「親子」と言っても過言ではありません。
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第9回は今日12月25日(水)に18歳の誕生日を迎えたドラフト3位・狩生聖真投手!担当の岳野竜也スカウトが狩生投手のプレーや思い描く未来を熱く語ります!
名将の下で過ごした3年間 広島東洋カープの森下暢仁投手に追いつき追い越せ!
狩生投手は他球団も評価している投手の一人でした。ライオンズはドラフト3位のウェーバー順が最後なので、「残っている可能性は低いかな」と感じたのですが、違う選手の名前がどんどん呼ばれていくので控室にいる自分の体温が上がっていくのを感じていました。指名できたときは本当にうれしかった。九州担当のスカウトをしていて狩生投手の投げている姿が強く印象に残っていたので特別な思いを持っています。
最初に見たのは高校2年生秋の大分県大会でした。そのときはチェンジアップに頼りがちで体の開きが早かった。直球は目を引く球質の球を投げていたのですが、精度が高くなかった印象でした。しかし、ひと冬越えた高校3年生の春に投げている姿を見たら、フォームを修正していて「おっ」と思うような直球を投げ込んでいたんです。近年は高校野球全体で平均球速が上がっていますが、彼の直球は質感がすごく良い。ベース板上でひと伸びがあって、打者が球速以上のスピードを感じる。こういう直球を投げられる投手は多くありません。夏の大会が終わったあとも練習を続けて球の強さが上がっているので楽しみです。
体つきも変わりました。2年生のころは本当に細かったんですが、3年生になってひと回り大きくなりました。恵まれた体格で柔軟性もあるので、上質な直球を投げられる。マウンドさばき、ボールを捕手から受け取る姿もオーラをまとっているんですよね。その立ち居振る舞いで重なるのが、私がブルペン捕手のときに投球を受けていた現役時代の西口監督です。西口監督も独特のオーラですごい球を投げ込んでいました。言葉で表現するのが難しいのですが、一流になる投手はマウンド上での仕草に特別な空気感があります。
狩生投手はかわいい顔をしていて普段はおっとりしていますが、マウンドでは顔つきが変わる。気が強く、どんどん攻め込む投球ができる。練習も自分のペースで黙々とやるタイプという印象で心の芯は強くしっかりしていると思います。大学進学という選択肢がある中、2年生冬には育成枠でもいいからプロで勝負するという気持ちを持っていました。その覚悟を持ってドラフトまで過ごしてきたので、目標を叶えたあとも強い向上心で上を目指すでしょう。
佐伯鶴城高の渡邉正雄監督の指導を受けたことも、良かったと思います。渡邉監督は大分商高で指導していたときに森下暢仁投手(広島)など多くの選手をプロへ送り出した名指導者です。狩生投手は中学まで主に遊撃を守っていたみたいですが、遊撃のポジションには能力の高い選手が集まるので高校で投手をやらせても不思議ではありません。狩生投手は森下投手をお手本にしていると聞いています。将来は追いついて、追い越すような投手になってほしい。直球をしっかり磨いて先発ローテーションの柱に成長する姿を楽しみにしています。
最初に見たのは高校2年生秋の大分県大会でした。そのときはチェンジアップに頼りがちで体の開きが早かった。直球は目を引く球質の球を投げていたのですが、精度が高くなかった印象でした。しかし、ひと冬越えた高校3年生の春に投げている姿を見たら、フォームを修正していて「おっ」と思うような直球を投げ込んでいたんです。近年は高校野球全体で平均球速が上がっていますが、彼の直球は質感がすごく良い。ベース板上でひと伸びがあって、打者が球速以上のスピードを感じる。こういう直球を投げられる投手は多くありません。夏の大会が終わったあとも練習を続けて球の強さが上がっているので楽しみです。
体つきも変わりました。2年生のころは本当に細かったんですが、3年生になってひと回り大きくなりました。恵まれた体格で柔軟性もあるので、上質な直球を投げられる。マウンドさばき、ボールを捕手から受け取る姿もオーラをまとっているんですよね。その立ち居振る舞いで重なるのが、私がブルペン捕手のときに投球を受けていた現役時代の西口監督です。西口監督も独特のオーラですごい球を投げ込んでいました。言葉で表現するのが難しいのですが、一流になる投手はマウンド上での仕草に特別な空気感があります。
狩生投手はかわいい顔をしていて普段はおっとりしていますが、マウンドでは顔つきが変わる。気が強く、どんどん攻め込む投球ができる。練習も自分のペースで黙々とやるタイプという印象で心の芯は強くしっかりしていると思います。大学進学という選択肢がある中、2年生冬には育成枠でもいいからプロで勝負するという気持ちを持っていました。その覚悟を持ってドラフトまで過ごしてきたので、目標を叶えたあとも強い向上心で上を目指すでしょう。
佐伯鶴城高の渡邉正雄監督の指導を受けたことも、良かったと思います。渡邉監督は大分商高で指導していたときに森下暢仁投手(広島)など多くの選手をプロへ送り出した名指導者です。狩生投手は中学まで主に遊撃を守っていたみたいですが、遊撃のポジションには能力の高い選手が集まるので高校で投手をやらせても不思議ではありません。狩生投手は森下投手をお手本にしていると聞いています。将来は追いついて、追い越すような投手になってほしい。直球をしっかり磨いて先発ローテーションの柱に成長する姿を楽しみにしています。
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