【ダイヤモンドアスリート】第11期認定式・修了式レポート&コメント:日の丸を背負う選手へ!未来へ想いを馳せる
【フォート・キシモト】
「ダイヤモンドアスリート」制度は、国際レベルでの活躍が期待できる資質を持つ競技者を、中長期的・多面的に強化・育成することを目的に、2014年度に創設。より高い水準の競技力を追い求めていくことと並行して、国際人としての素養や人間性、リーダーとしての資質を高め、将来的に社会の発展に幅広く寄与できる人材に育つことを期しています。
節目となる10年を終え、第11期(2024-2025)を迎えた今年は、認定アスリートとして継続競技者3名と新規競技者1名の計4名が選出されたほか、今期から新設された「ダイヤモンドアスリートNextage」という枠組みで3名の競技者が選出され、全7名でスタートしています。当日は、第11期生のうち5名と、第10期で修了を迎えた3名のうち2名が出席、各選手に認定証・修了証が授与されました。
認定式・修了式の開会に際して、まず尾縣貢日本陸連会長が挨拶しました。尾縣会長は、「皆さんの前には大きな山がある。山頂に通ずる道はいくつもあって、どの道を選んでもいいが、大切なのは、山頂まで登りきること。大きく遠回りして時間をかけて登ってもいいし、このなかには、ストレートに険しい道を登りきる人もいるかもしれない。自分が信じた道を歩んでほしい。そんな皆さんを応援するのが、このダイヤモンドアスリート制度。皆さんには、日本の、そして世界の、陸上のリーダーとなってほしい。自分が本当に多くの人に支えられていること、そうした方々への感謝を忘れずに、大きな希望をもって、のびのびと活動してほしい」と大きな期待を寄せました。
【フォート・キシモト】
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◎ダイヤモンドアスリートプログラムのこれまで
日本陸上競技連盟では、2014年より次世代の国際的リーダーを育成することを目的として、「ダイヤモンドアスリート」プログラムを展開してきた。この11年間で、プログラムを修了したアスリートのなかから、国内外の競技会で優れた成果を収め、その後も競技の枠を超えて国際社会で活躍し、多大な貢献を果たしている修了生が出ており、その活躍は、次世代のアスリートにとって大きなロールモデルとなっている。
◎「ダイヤモンドアスリートNextage」の新設
一方で、「ダイヤモンドアスリート」に選ばれることには非常に高い目標が伴い、それ自体が大きな挑戦となって、心理的なプレッシャーを感じるダイヤモンドアスリート生もいた。そこで11期から「ダイヤモンドアスリートNextage」という枠組みを新設。競技者が自信を持ってダイヤモンドアスリートにステップアップできる機会を提供することにした。「Nextage」は未来を見据えた挑戦を支援するためのステップで、“ダイヤモンドの原石”となるすべてのアスリートに新たな可能性の扉を開くことを目指したもの。このプログラムを通じて、スポーツを通じて社会に貢献できる人材を育成し、アスリート自身が自身の可能性を探り、未来の目標を描くための貴重な場を提供することを期している。
◎第11期ダイヤモンドアスリートおよびNextage選出まで
さらに、今年度は、ダイヤモンドアスリート、ダイヤモンドアスリートNextageともに、自薦・他薦による募集を初めて実施、計27名の応募が寄せれた。最終的には、候補者57名の中から選抜を行い、新規ダイヤモンドアスリート1名、ダイヤモンドアスリートNextage3名の選出に至った。
◎「ダイヤモンドアスリートNextage」のプログラム
Nextageプログラムでは、ダイヤモンドアスリートプログラムの一部を体験し、その理念や価値を理解するなかで、アスリートとしての成長基盤を築くことを目指す。プログラムは基本的に1年間を予定しているが、個々の成長や状況に応じて柔軟に対応。また成果次第では、ダイヤモンドアスリートへの進展も視野に入れている。
室伏マネジャーは、最後に「ダイヤモンドアスリートおよびNextageが未来の陸上界、ひいてはスポーツ界全体において、重要な役割を果たすことを確信している。この新しい取り組みが、若いアスリートにとって挑戦と成長の場となり、次世代のリーダー輩出の土台となることを心より願っている」と述べ、挨拶を締めくくりました。
続いて、室伏マネジャーより、第11期ダイヤモンドアスリート/ダイヤモンドアスリートNextageのサポートに当たる団体・企業として、一般社団法人東京マラソン財団、アシックスジャパン株式会社、エームサービス株式会社、株式会社GABAが、それぞれにサポート概要とともに紹介。そして、いよいよ、ダイヤモンドアスリート第11期認定者および修了生、ダイヤモンドアスリートNextage認定者が、室伏マネジャーより発表されました。
<第11期ダイヤモンドアスリート:4名>
中谷魁聖(福岡第一高3年:走高跳、第11期より新規認定)
北田琉偉(日本体育大2年:棒高跳、第9期より認定)
永原颯磨(順天堂大1年:3000m障害物、第10期より認定)
澤田結弥(ルイジアナ州立大1年:中長距離、第9期より認定)
<ダイヤモンドアスリートnextage:3名>
濱 椋太郎(目黒日本大学高3年:短距離)
古賀ジェレミー(東京高2年:110mハードル)
ドルーリー朱瑛里(津山高2年:中距離)
<ダイヤモンドアスリート修了生:3名>
栁田大輝(東洋大 3年:100m、第7期より認定)
佐藤圭汰(駒澤大3年:中長距離、第8期より認定)
西 徹朗(早稲田大3年:110mハードル、第8期より認定)
このうち式典を欠席した澤田選手、ドルーリー選手、佐藤選手を除く7選手が、名前を呼ばれて登壇。各選手には、プレゼンターを務めた福島千里さん(順天堂大学、女子100m・200m日本記録保持者)から、認定証・修了証となるクリスタル盾が一人一人に授与されました。最後に、認定ダイヤモンドアスリート、ダイヤモンドアスリートNextageおよび修了生が、1人ずつ自身の思いを込めた挨拶を行って、認定式・修了式を終えました。各選手が行った挨拶の要旨は、以下の通りです。
【第11期ダイヤモンドアスリート(要旨)】
【フォート・キシモト】
北田琉偉(日本体育大2年:棒高跳、第9期より認定)
【フォート・キシモト】
永原颯磨(順天堂大1年:3000m障害物、第10期より認定)
【フォート・キシモト】
澤田結弥(ルイジアナ州立大1年:中長距離、第9期より認定)
私は、この夏からアメリカの大学に進学し、今までとは全く異なる環境となった。そのなかで、自分を成長させて、自己ベストの更新、日本選手権での自己参考順位、アメリカの全国大会に出場することを目標として、練習に取り組んでいる。世界で活躍できる選手になれるように頑張りたい。
(メッセージ動画によるコメント)
【ダイヤモンドアスリートNextage(要旨)】
【フォート・キシモト】
古賀ジェレミー(東京高2年:110mハードル)
【フォート・キシモト】
ドルーリー朱瑛里(津山高2年:中距離)
このプログラムを通して、さまざまなことを経験し、世界で活躍できるような選手になれるよう、1日1日を大切に競技に取り組みたい。
(メッセージ動画によるコメント)
【ダイヤモンドアスリート修了生(要旨)】
【フォート・キシモト】
佐藤圭汰(駒澤大3年:中長距離、第8期より認定)
このたびダイヤモンドアスリートを修了した。今後は、ダイヤモンドアスリートでの経験のもと、来年、東京で開催される世界陸上の出場権を獲得し、世界の舞台で戦えるよう努力していきたい。また、国際社会の発展に寄与できるような人材となれるよう精進していきたい。
(メッセージ動画によるコメント)
西 徹朗(早稲田大3年:110mハードル、第8期より認定)
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