“エキサイティングラグビー”でD2に再挑戦。その旗頭は、エネルギッシュな日野の太陽

日野レッドドルフィンズ 中鹿選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

いよいよ開幕を迎えるNTTジャパンラグビー リーグワン2024-25。日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)は太田市運動公園陸上競技場で行われるホストゲームで清水建設江東ブルーシャークス(以下、江東BS)と対戦する。

昇格して迎えるディビジョン2での戦い。日野RDはどこからでも攻撃する“エキサイティングラグビー”をさらにバージョンアップして臨む。苑田右二ヘッドコーチは「目標はD2で優勝し、入替戦で勝ってD1に上がること。15人全員で相手のスペースにどんどんチャレンジしアタックしていく、観客も選手自身もワクワクできるラグビーを展開していきます」と語っている。

その“エキサイティングラグビー”の中核を担うのが中鹿駿だ。昨季はD3で谷口永遠、大内空とともに9トライを挙げ、D3優勝D2昇格に大きく貢献した。そんな中鹿がオフから取り組んできたのがさらなるフィジカル強化である。

「D1に上がることを目標にどの選手も筋肉量を増やす体作りから進めているので、一つひとつのコンタクトからパワーが違う。そこは観ている方も面白いと思ってもらえると思います」(リーグワンの公式サイトのデータだと昨季も今季も105kg)
昨季D3でしのぎを削りともに昇格した江東BSに対しては「相手もどこからでもアタックしてくるチームなので80分間気持ちを切らさないことを意識して、全員で攻めた結果としてトライにつながればいいくらいの気持ちで一つずつのプレーを丁寧にやっていきたい」と気を引き締めつつ中鹿は開幕戦での爆発を誓った。

「僕はうまいプレーはできないですが、体重が増えてこのクラスでもフィジカル面で相手に通用することが分かってきた。太田市でのホストゲームでは僕自身がそのフィジカルな部分も思い切り楽しんでプレーしたい。僕の突破力をぜひファンの皆さんに見ていただきいと思っています」

持ち前の元気と明るさ、誰よりも体を張ったプレーでチームにエネルギーをもたらす姿はまるで日野の太陽だ。中鹿駿とレッドドルフィンズの挑戦が再びはじまる。

(関谷智紀)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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