【ラグビー/NTTリーグワン】「D2で一番成長したチーム」が見据えるもの<九州電力キューデンヴォルテクス>
【©ジャパンラグビーリーグワン】
今季の目標は「トップ2に入り、D1への挑戦権を得る」(アレックス)というもの。昨季はシーズンテーマに『NEXT LEVEL』を掲げたが今季は『BE TOUGHER』を新たに掲げている。その解釈についてウォーカーは「二つある」と話す。
「一つはシンプルにタフになるということ。厳しい練習を乗り越える。試合の中の厳しい時間を乗り越える。もう一つは仲間に良い意味で厳しくなるという意味でのタフ。自分たちはチームメートとして互いのことをリスペクトはしているんですが、やっぱり仲良しクラブではいけない。仲間のことを思うからこそ、あえて厳しいことを言う」
昨季はクロスゲームを再三、演じてきたが勝ち切れなかった。周囲から掛けられる「良い試合だったね」という言葉はチームに、選手たちに悔しさを覚えさせた。良い試合ではなく、勝つために。今季のチームは「小さいところを詰めようという努力ができている」とウォーカーは自信を見せる。
チームのDNAである守備に自信があるからこそ、昨季勝ち切れなかった一因であるアタックの質向上にチームは意欲的に取り組んでいる。「22mラインの内側に入っていかに点を取り切って自陣に帰れるかというところが今季の大きなテーマ。アタックの部分で新たな武器を取り入れているのでその精度を高めていきたい」(ウォーカー)。
昨季の悔しさをバネに今季は練習の質も向上。シーズンテーマを全員が体現するようにタフな集団へと変貌を遂げつつある。良いチームから勝てるチームへ。今季の九州KVは変貌を遂げる。
(杉山文宣)
注目選手) WTB 山田章仁
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