大阪体育大学硬式野球部女子2024回顧 全日本出場逃す W杯は白石がMVPで日本の7連覇に貢献
大阪体育大学硬式野球部女子は2024年、創部15年で初めて全日本選手権出場を逃した。勝負所で打てず、横井光治監督は「本来は打ち勝つチーム。変化球への対応力を上げたい」と巻き返しを期している。
山本一花 【大阪体育大学】
今季は関西女子選手権ラッキートーナメントの準決勝で阪神タイガースWomenに9-8で打ち勝って11年ぶりに優勝するなど前半戦は好調だったが、8月の全日本インカレ(和歌山)では打線が湿った。
予選リーグは1勝2分け。相手のミスで何とか点を取る試合が目立った。
日本大学国際関係学部との準々決勝では、一回、相手4番に2点三塁打を浴び、二回も適時打を許す苦しい展開。打線は七回に3番・白石美優選手(体育学部4年、福知山成美高校)、4番・山本一花選手(体育学部3年、履正社高校)の連打で1点を返すのがやっとで、1-3で敗れた。
誤算は、女子野球W杯(カナダ)。横井監督が侍ジャパンコーチとして、白石選手とともに8月上旬まで約3週間、チームに帯同。このためインカレ前の重要な時期に練習試合などが組めず、実戦で生きた球を見る機会が乏しかった。
予選リーグは1勝2分け。相手のミスで何とか点を取る試合が目立った。
日本大学国際関係学部との準々決勝では、一回、相手4番に2点三塁打を浴び、二回も適時打を許す苦しい展開。打線は七回に3番・白石美優選手(体育学部4年、福知山成美高校)、4番・山本一花選手(体育学部3年、履正社高校)の連打で1点を返すのがやっとで、1-3で敗れた。
誤算は、女子野球W杯(カナダ)。横井監督が侍ジャパンコーチとして、白石選手とともに8月上旬まで約3週間、チームに帯同。このためインカレ前の重要な時期に練習試合などが組めず、実戦で生きた球を見る機会が乏しかった。
白石美優 【大阪体育大学】
このほかの今季の成績は、関西リーグ(ラッキーリーグ)エキスパートリーグ1部3位、全日本インカレ高知大会(5月)ベスト8だった。
元々、大体大は打ち勝つ野球が持ち味。野手は前年のメンバーから遊撃手が抜けたぐらいだった。4月からスポンサー契約を交わした大和リース株式会社からの支援も受け、3年ぶりのインカレ優勝を狙っていたが、結果を残せなかった。
一方で、夏の女子野球W杯では、白石選手がMVPと首位打者を獲得し、日本の7連覇に貢献。横井監督も侍ジャパンコーチとして、チームを支えた。
横井監督は「女子野球は人気の高まりでレベルの向上が著しい。特に投手では、スピードよりも変化球の切れや制球が進歩している。いかに変化球を打つかが来季の課題」と話している。
元々、大体大は打ち勝つ野球が持ち味。野手は前年のメンバーから遊撃手が抜けたぐらいだった。4月からスポンサー契約を交わした大和リース株式会社からの支援も受け、3年ぶりのインカレ優勝を狙っていたが、結果を残せなかった。
一方で、夏の女子野球W杯では、白石選手がMVPと首位打者を獲得し、日本の7連覇に貢献。横井監督も侍ジャパンコーチとして、チームを支えた。
横井監督は「女子野球は人気の高まりでレベルの向上が著しい。特に投手では、スピードよりも変化球の切れや制球が進歩している。いかに変化球を打つかが来季の課題」と話している。
堂前凌那 【大阪体育大学】
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