三国周年3日目 モチベーションである”賞金稼ぎ“のため勝負駆けの磯部誠

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【(C)BOATRACE 磯部誠】

ボートレース三国の「G1開設71周年記念 北陸艇王決戦 」は、きょう30日が3日目。得点率下位のレーサーにとっては正念場となる。その1人が、10R1号艇の磯部誠(愛知出身・愛知支部34歳)【写真2枚】。2日目までの戦歴は以下のとおりだ。(カッコ内は筆者の評価)

初日4R6コース4着(大外から最内差しバックで伸びるも旋回初動に課題)

初日10R2コース5着(3コースからまくられ、道中粘るもレース足劣勢)

2日目12Rドリーム戦5コース5着(1マークはまくり差し。3番手航走も競り負け)

この時点で得点率は4.00。39位タイとしているが、きょうの1回乗りで5着や6着に敗れると予選突破は絶望的。1コースから逃げ切るのみの3日目である。

【(C)BOATRACE 磯部誠】

「悪いわけではありません。全体的に普通はあります」。

磯部誠本人は舟足の劣勢感を否定してはいるが、旋回性に課題があるのは明らか。参戦する10Rまで機力アップに全身全霊を傾けるはずだ。

昨年、賞金ランキングを最終的に5位とした磯部誠は「レーサーとしてのモチベーションは”賞金稼ぎ“」とファンの前で語ったが、今年はここまで32位。忸怩(じくじ)たる思いであることは容易に想像がつく。12月の出走は、この三国周年(最終日は12月3日)のほか、住之江グランプリシリーズ(12月17日~22日)と常滑正月レースの前半2日間(12月30日~1月4日)となっており、まだまだ賞金上乗せは十分可能な状況だ。たとえ黄金のヘルメット戴冠がかなわなくとも、モチベーションが下がることはない。その”賞金稼ぎ“ぶりに注目したい。
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