【ジャパンC×過去データ分析】枠番も勝敗に大きく影響か!?
【データ分析】
1番人気の勝率は50.0%
■表1 【ジャパンCの人気別成績、過去10年】
2番人気から5番人気にかけては連対率・複勝率がほぼ横一線の成績。6番人気以下【0.1.2.115】は大きく成績が下がっている。ちなみに外国馬で5番人気以内に支持された馬はおらず、実績的に目玉と呼べる大物が全く来日していないことがわかる。
前走天皇賞(秋)と秋華賞が有力
■表2 【ジャパンCの前走レース別成績、過去10年】
前走秋華賞【1.2.1.3】は延べ7頭ながら連対率42.9%、複勝率57.1%の好成績。さらに同レース1着だった場合は【1.1.1.1】だった。
その他ではG2の京都大賞典【3.1.0.19】から勝ち馬が3頭出ている。アルゼンチン共和国杯【0.1.1.13】も複勝率は京都大賞典と遜色ない。ちなみに前走凱旋門賞の好走馬は、14年2着のジャスタウェイ。
1枠が断トツの好成績
■表3 【ジャパンCの枠番別成績、過去10年】
外国馬は3番人気以内ならば有望
■表4 【ジャパンCでの外国馬の人気別成績、2000年以降】
【結論】
日本馬が中心だが外国馬にも注目
スターズオンアースも忘れてはならない注目馬。昨年のジャパンCで8枠17番ゲートから出て3着に好走したことは相当評価に値する。今年は何としても真ん中よりも内目の枠が欲しい。
その他では実力的に前走天皇賞(秋)4着のジャスティンパレス、今年の宝塚記念の覇者ブローザホーンが有力だろう。
今年は外国馬も粒ぞろい。オーギュストロダン(愛)、ゴリアット(仏)、ファンタスティックムーン(独)はいずれも世界トップレベルの芝2400m級・G1を勝利している。その中でも通算G1・6勝と群を抜いた実績を誇るオーギュストロダンに最も注目が集まりそう。配当的な妙味は薄いだろうが、期待通りの走りを見せてくれるかもしれない。
ライタープロフィール
小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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