【U18日清食品トップリーグ2024 (女子) 大会レポート】「盛り上げて楽しんでバスケをするのが好き」 桜花学園 #7 金澤杏

U18日清食品リーグ
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【©U18日清食品リーグ】

「U18日清食品トップリーグ2024」は11月16日、国立代々木競技場 第二体育館にて女子最終日を迎えました。この日の第3試合で実現したのが、桜花学園(愛知県)と昭和学院(千葉県)による名門同士の戦い。ここまで両者ともに3勝3敗で、来年度の「U18日清食品トップリーグ2025」の出場権を得る上位4チームに入るためにも負けられない決戦となりました。

前の週の試合で桜花学園は、上位を争う京都精華学園(京都府)、岐阜女子(岐阜県)に惜しくも連敗。特にその京都精華学園戦で、大きく水をあけられたのがリバウンド数でした。#7 金澤杏選手(2年/171cm)いわく、「センターの選手に頼り切らず、ガード陣のルーズボールでボールを取り切ることが課題になりました」。その反省を生かし、この試合は前半からチーム全員でリバウンドを掌握します。リバウンドから走って得点を重ね、開始4分で10-3と幸先の良い立ち上がり。

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第1クォーター終盤、#8山下笑伶奈選手のドライブなどで昭和学院に追い上げられる時間帯もありましたが、19-14で入った第2クォーターには#6 白石弥桜選手(3年/184cm)や #4 阿部心愛選手(3年/175cm)がリバウンドに飛び込んでセカンドチャンスから得点を重ね、先行します。そして40-31で入った後半、点差をさらに広げる要因の一人となったのが金澤選手です。

「前の週は、自分が点を取りにいかなければいけなかったのに、それができずに負けてしまって…。だからこの1週間、パスを探すよりもまず自分、という意識で練習してきました。今日の前半はシュートが当たっていなかったのですが、周りのみんなが『打ち続けろ』と声をかけてくれたので、その気持ちを受け取めて、後半は絶対に決めようと思っていました」

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その言葉どおり、強気で打ち続けて後半には3本の3ポイントシュートに成功。白石選手、阿部選手の中での得点に加え、外から金澤選手、そして#16 竹内みや選手(1年/161cm)が速攻で得点を重ねることで、的を絞らせない高いオフェンス力を披露しました。こうしてリードを一気に拡大した桜花学園は、そのまま89-54の快勝でこの「U18日清食品トップリーグ2024」を締めくくりました。

チームの大きなカギを握っている金澤選手。「U18日清食品トップリーグ2024」の大会期間中だった9月にはNBAとFIBAによる育成キャンプ「Basketball Without Borders Asia」に参加するなど、「この秋は、すごく貴重な経験を積めた期間だったと思います。その中でも自分の3ポイントシュートは、通用する部分があると感じました」と振り返ります。

まだ2年生ですが、「コート上や練習中は、学年は関係ないと思っています。自分は盛り上げて楽しくバスケをするのが好きなので、明るい声かけを上級生にも下級生にもしながら、勝利を追い求めつつこれからも楽しんでいきたいです」と、笑顔で語ってくれました。
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著者プロフィール

「U18日清食品リーグ」ば、バスケットボールにおける部活・クラブなどの垣根を超えたU18年代の階層別リーグ戦です。リーグ戦文化の導入により、実力が拮抗するチーム同士の対戦や、多くの選手への出場機会、また、予定された試合/対戦相手を見据えた質の高い準備など、公式戦の試合数が確保された環境下で競技に取り組むことにより、競技力の向上を目指して設立した競技大会です。 今年度も「U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会 2024」 として 「U18日清食品トップリーグ2024」 、「U18日清食品ブロックリーグ2024」を開催いたします。

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