<国内男子ゴルフ>竹安俊也は傘で集中「66」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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「第51回ダンロップフェニックス」

11月14日ー17日 フェニックスカントリークラブ(宮崎県)7042yard・par71 ▼ 16日・3日目

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東北福祉大の出身で、松山のひとつ後輩。
プロ11年目の竹安俊也(たけやす・しゅんや)が、3日目の5アンダー「66」で、前日の13位タイから、6位タイまで上がってきた。

朝から降りやまなかったが、「雨のゴルフは好き」という。

天気が良いと、ほかの選手とのおしゃべりなどでつい気を緩めがちだが「傘をさすと集中しやすい」。

自分の世界に浸りきり、ワンオン狙いの13番パー4で、ガードバンカーから寄せワンバーディ。

「バンカーショットは割と好き」と最後18番も、265ヤードの2打目がまた手前のバンカーにつかまったが、2.5メートルに出してバーディで上れた。

竹安が転戦中は、実家の青森で過ごすご家族が、夫の初Vを見届けに駆け付ける際の約束事は、首位と3打差以内。

今回は米のマクグリービーと9差もあり、「さすがに、現実的ではない。順位は良くても、さすがに離れすぎている。来て欲しいですが、遠いし、直行便もないし、来ないんじゃないかな」。

2人の愛息に、一目でも会いたい子煩悩は、分かっていても未練が少し。
「来てくれたら最高ですけど。さすがに自分から来てくれとは言えない」と、期待はなんとか胸の奥にしまった。

通算11アンダーは、ホールアウト時では大学先輩の松山英樹と同スコア。

「1個先輩なんですけど。めっちゃ声をかけてくれる。優しい人です」。

竹安がパットに悩んでいることもちゃんと知ってくれていて、今週も「最近、どうなの?」と、尋ねてくれたという。
「偉大な先輩なのに、しゃべりかけてくれるので嬉しい」と喜ぶが「緊張しすぎて自分がなんと答えたか、覚えていない…」。

ラウンドの機会は大学時代の合宿時と、昨年の今大会での練習ラウンド時。

でも、「試合モードの松山さんとは回ったことがない。その雰囲気だけでも味わえたら嬉しい」。
最終日の同組をひそかに願っていたが、松山の後半の3バーディで、前後に離れてしまった。

「明日も5アンダーを目標にしたら、上にいけると思います」。
最終日こそ上位を賑わし、大先輩の気を引く。
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