ロッテ ポランコ バットだけではなくベンチで仲間たちに声を掛けチームを鼓舞

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

中間を鼓舞するポランコ選手 【千葉ロッテマリーンズ提供】

 「攻めて、攻めて、攻めダルマ!さあ、行こう」。グレゴリー・ポランコ内野手はある時の試合前円陣での声出しで、そのように口にして仲間たちを笑わせた。これは岡大海外野手がよく試合前の円陣の声出しでよく口にしていた言葉。「あれがとっても気にいってたんだ。いつか自分も言いたいなあと思っていてね」と円陣の声出しが盛り上がったことに満足そうに振り返った。

 試合前にはベンチで積極的に仲間たちに声をかけ鼓舞する。試合後のミーティングでも試合の中での気が付いたことがあれば積極的に発言をしている姿が見られる。

 「チームメートにはいつもどんな時も前向きに試合に臨んで欲しいから、盛り上げられるように試合前は積極的に声を掛けようと心掛けている。そしてチームのために自分に出来ることはなんでもしようと思っている。その一つとして可能な限りの声掛けやアドバイスをしたいと思っているよ」とポランコは話す。

 これまで日本という異文化に溶け込み、その中で自分が必要とされるように日々、努力を重ねてきた。レストランでも極力、通訳なしで足を運び、自分で注文を行うなど日本語も必死に覚えた。

 「バックスクリーンに書かれている選手名は漢字もカタカナも誰のことなのか大体は分かるかな。マネージャーがロッカールームなどでホワイトボードに書いている明日のスケジュールなど内容も分かるよ」と胸を張る。

 来年で来日4年目、マリーンズ在籍3年目となる。すっかり日本に溶け込んだ男はチームの中でも存在感を見せ続け、ファンにも愛されている。

 そして今年は頼もしき男も仲間に加わった。ネフタリ・ソト内野手。ベイスターズに在籍していた昨年までの6年間で161本塁打。18年、19年と本塁打王が獲った男と23年に本塁打を獲得したポランコのコンビはリーグ屈指。ポランコは23本塁打、ソトは21本塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。

 「ソトはオープン戦で初出場した日からホームランを打ったり好走塁をみせるなどハッスルプレーでいつもチームを鼓舞していた。ソトがいて自分も頑張って、いい働きをすればマリーンズは必ずチャンピオンになると思う」と目を輝かせる。

 アメリカ時代にはマイナーで敵チームとして何度も対戦したことがあり、その時からグラウンドで会話をしていた仲。今、2人は今、日本という異国の地でチームメートとなった。両者とも日本語が上手でチームのために献身的な姿勢を見せ、仲間たちを鼓舞する。来年こそは2人の力でマリーンズを優勝へと導く。

文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原紀章

ポランコ&ソト 【千葉ロッテマリーンズ提供】

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