ロスタイムのバルトラ弾でスコアを同点で終える(2-2)|レアル・ベティス

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ロッキとバルトラのゴールで2回同点に追いつく粘り強さを見せたベティス

【@RealBetis】

本日、レアル・ベティスはラ・リーガの13節をRCセルタと対戦し、試合は2-2の引き分けに終わりました。

試合のほとんどを支配し、決定機に関しても相手を大きく上回ったベティスでしたが、相手に与えたわずかの隙を突かれ、勝ち点は痛み分けとなる試合となりました。

今週2回目のホーム戦であったベティス。試合序盤立ち上がりが理想的ではなく、ディフェンスと中盤からのビルドアップに苦戦し、相手プレスによりロングボールでのフィードを強いられました。ロングボールを保持するポストプレーも機能せず、相手から簡単にボールを奪手されていました。このボールロスの仕方によって相手からのプレッシャーを招く時間帯が試合開始から10分ほど続きました。

そして13分にセルタはプレスからサバリーのハンドボールを招き、危険なエリアでフリーキックを獲得。そしてボックス内に送り込まれたクロスをジョレンテがクリアしたものの、流れたボールをロドリゲスが完璧なボレーシュートで得点。試合の早い時間帯で相手のスーパーゴールにより先制点を決められました。

先制点を奪ってからセルタはプレスを控えるような姿勢に入り、その後はベティスが相手陣地に攻め入る展開となりました。

前半はベティスの新勢力ストライカーであるヴィトール・ロッキに決定機が多く訪れました。アブデのクロスに上手く合わせたロッキのシュートはクリーンヒットしたものの、惜しくもキーパーに阻まれました。

ベティスが同点に追いついたのは試合開始から40分のことでした。左ウィングでアブデのスルーパスがボックス内に侵入したジョニーにつながり、ジョニーの的確なラストパスをロッキがゴールに決めました。美しいチームワークと崩しから生まれたゴールでベティスは前半のうちに同点に追いつきます。

その後も前半終了間際でロッキが華麗なドリブルで相手ディフェンスを抜き、強烈なシュートを放つもキーパーに弾かれました。しかし、跳ね返りから再度アブデに決定機が訪れたものの、枠内にシュートを収めれることができず。セルタに対して、相手のゴールとなったシュート以外のものは許さないほど前半の内容で圧倒しました。

後半でも決定機を何度もつくり、相手を圧倒したベティスでしたが結果を決定づける得点をなかなか決めることができませんでした。

ボールを奪手し、ショートカウンターから相手キーパーとの1対1の場面でイケル・ロサダのシュートは枠外。また、フォルナルスの強烈なミドルシュートがクロスバーを叩きつけるといった、決定機をものにできないベティスの改善点が目立ちました。

その一方で、セルタは再度限られたチャンスを掴みました。82分にボックスに侵入したスウェドベリがディフェンス陣の間にある小さな隙間にボールを入れ、通ったボールをノーマークのドゥヴィカスがタップインし、試合の終盤でセルタに勝ち越されます。

しかし、ベティスは最後まで諦めず、劇的な同点弾をロスタイムの95分に決めました。途中出場したチミーが右ウィングから滑り込みのクロスを上げ、負傷から復帰したロセルソが頭に当ててクロスの方向を調整。そして、ボックス内で待ち構えていたバルトラがヘディングシュートでゴールネットを揺らしました。

試合内容では相手をはるかに上回ったベティスは勝利につなげたかったものの、負けてもおかしくない状況のなかで、最後は同点まで追いつくことができたのはポジティブに捉えられる試合となりました。
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著者プロフィール

レアル・ベティス・バロンピエは、1907年9月12日に誕生し110年以上の歴史を持つスペインのサッカークラブです。スペインのアンダルシア州セビリアに本拠地を置き、スペインリーグ1部(ラ・リーガ・サンタンデール)に所属しています。スペインのクラブで4番目に多いファンクラブ数(450以上)を誇るスペイン屈指の名門は、1934-35シーズンに1部リーグ優勝、1976-77と2004-05シーズンにスペイン国王杯を獲得し、その人気はヨーロッパのみならず、アメリカやオーストラリアにも広がっています。

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