60分間出場の久保、レアル・ソシエダはヴィクトリア・プルゼニに2−1で敗北

レアル・ソシエダ
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【©︎RealSociedad】

久保はラ・レアル公式戦100試合出場を勝利で飾れず

 ヨーロッパリーグ(以下、EL)グループフェーズ第4節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)はチェコ西部の街プルゼニでヴィクトリア・プルゼニとの一戦に臨んだ。この日ラ・レアルの選手として公式戦100試合出場を果たした久保はオスカルソン、オヤルサバルと共に右サイドで3トップの一角として先発。

 積極的なプレスでラ・レアルに圧力をかけるV・プルゼニに対し、オスカルソンのポストプレーでリズムを作る。先制点を決めたのはチェコの雄。13分、次々と選手が関わる厚みのある攻撃でラ・レアル守備陣が混乱したところを若きガーナ人エース、アドゥがレミロの守るゴールのニアを撃ち抜くシュートを決め1−0とした。

 反撃を試みるラ・レアルはサイドからの攻撃を仕掛けるがアタッキングエリアでは人数をかけブロックを形成するV・プルゼニの守備網を前に攻めあぐねる。しかし35分、ついにゴールをこじ開けた。スビメンディのパスが起点となり、左サイドのタッチライン際からのオヤルサバルのクロスにオスカルソンが頭で合わせスコアを振り出しに戻す。

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 芝の状態からか本来のプレーが影を潜めた久保は60分にベッカーと交代でピッチを後にした。イマノル監督は74分にブライス・メンデスも投入し、敵地での逆転勝利を目指す。このまま引き分けに終わるかと思われた終盤に試合が動く。89分、V・プルゼニの左サイドからのクロスを一度はクリアするが、MFカルバフが放ったミドルシュートをエリア内でヴァスリンがコースを変え追加点。

 試合は2−1でV・プルゼニがELが今季初勝利(1勝3分)を挙げた。ラ・レアルはリーグフェーズ折り返し時点で1勝1分2敗でプレイオフ圏外の25位と厳しい状況に追い込まれた。次戦は10日、今季圧倒的な攻撃力でラ・リーガ首位を独走するバルセロナを本拠地レアレ・アレナに迎える。
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著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

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