【マッチレビュー】Bリーグ 24-25 B1第7節 GAME1 千葉Jvs群馬
【【マッチレビュー】Bリーグ 24-25 B1第7節 GAME1 千葉Jvs群馬】
【これはnoteに投稿されたbonafide-baller(ボナファイド・ボーラー)さんによる記事です。】
ロスター
千葉ジェッツ
※ボックススコアを参照ください。
群馬クレインサンダーズ
※ボックススコアを参照ください。
群馬クレインサンダーズ
スタメン
千葉ジェッツ
群馬クレインサンダーズ
試合結果とボックススコア
1Q 千葉J 16-19 群馬
2Q 千葉J 36-40 群馬(千葉J 20-21 群馬)
3Q 千葉J 61-56 群馬(千葉J 25-16 群馬)
4Q 千葉J 87-78 群馬(千葉J 26-22 群馬)
2Q 千葉J 36-40 群馬(千葉J 20-21 群馬)
3Q 千葉J 61-56 群馬(千葉J 25-16 群馬)
4Q 千葉J 87-78 群馬(千葉J 26-22 群馬)
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試合展開
スタメンはパーカー、ジョーンズ、細川のユニットへ戻した群馬。千葉Jは前節と同じメンバーとなる。
立ち上がりは固いマンツーマンから守り合う展開。千葉Jは富樫のジャンパーで先制すると、群馬はパーカーのカッティングで返す。群馬はターズースキーがダンクを決め、千葉Jは田代がキャッチ&シュート、群馬はターズースキーとの合わせをパーカーが仕上げる、というように、両チーム共にペイントエリアでの得点を応酬する。1Q中盤からは、千葉Jが3ptアテンプトを増やすも確率は上がらず、逆にジョーンズのジャンパー、細川の3ptと得点が続く群馬が、1Qオフィシャルタイムアウト時に4-11で7点のリードを奪う。
オフィシャルタイムアウト後も、2ptをリズム良く決めていく群馬に対し、千葉Jは金近がペリメータージャンパーを沈めると、ターンーオーバーが続いた群馬に対し、カウンターから富樫が3ptを決めるなど、相手のミスを逃さず得点をもぎ取り点差を縮めていく。ペースの上がった1Q終盤は、2ptの応酬を経て群馬の3点リードで2Qへ。
2Q開始後、辻の3ptで先制した群馬は、ハーフコートでの3-2マッチアップゾーンを仕掛け、千葉Jの保持局面を効果的に止めていく。セカンドユニットの千葉Jは3ptアテンプトを増やすが、引き続き不発。群馬は辻の連続3pt、細川、ティーマンのゴール下シュートで外-中からリズム良く保持局面を展開。アウトサイドシュートが不発で苦しむ千葉Jは、ゲームチェンジを図るスミスがペネトレイトからバスケットカウントを決めると、今度はスミスのパスアウトから小川が3ptが沈めて、苦しい保持局面に変化をつけながら応戦する。
2Q中盤の群馬は、1Qにプレータイムを抑えたティーマンを中心にペイントエリアから得点。だが、徹底したマンツーマンでのヘルプ&リカバーを見せた千葉Jは、徐々に群馬の保持局面を停滞させる一方、原のファストブレーク、ムーニーのプットバックで点差を縮めていく。群馬は、保持局面では徹底してティーマンのポストプレーで勝負するが、勢いを止めない千葉Jは金近のコーナースリーで3点差へと詰め寄る追い上げを見せる。打ち合いを経て、前半は群馬は4点のリードで折り返すことに。
後半は両チーム共にスタメンへ戻すと、2-3ゾーンを敷いた千葉Jに対し、群馬は0°~45°からの藤井、細川の連続3ptで対応。千葉Jの保持局面においてはマンツーマンで対応する群馬だったが、千葉JはPnRを起点として群馬ディフェンスのマーク受け渡しのズレを作り、隙を突いた富樫が連続で3pt、ペリメータージャンパーを沈め、千葉Jが主導権を手繰り寄せる。
千葉Jのマンツーマンに対しては、ジョーンズをハンドラーとしてターズースキー、パーカーの連携により、ペイントエリアから効果的に得点を重ねた群馬であったが、ビルドアップ的に強度を上げた2-3ゾーンに対しては攻めあぐね、逆に保持局面での勢いを増す千葉Jは金近、原の両サイドウイングからの3ptによりリードチェンジに成功。ティーマンを投入してゲームチェンジを図りたい群馬だったが、千葉Jは金近のディープスリー、スミスのバスケットカウントにより群馬を畳みかけて、リードを広げていく。
群馬は藤井の3ptで返すが、ムーニーのハイピックから富樫がまたも3ptを決めるなど、アウトサイドシュートの精度を急激に上げた千葉Jが、6点をリードして3Qを終える。4Qはセカンドユニットで臨んだ千葉Jに対し、辻の3ptとティーマンのペイントアタックにより、群馬が早々に同点に追いつくことに。千葉Jはセカンドユニットを継続し、ホグのプッシュで勝負。群馬は辻のファールドローからのフリースロー、藤井の3ptで一時リードチェンジに成功するも、千葉Jはホグの3ptで即座にリードチェンジし返すなど、群馬がリードを保つ時間を最小限とする、巧みなゲームコントロールを見せる。
4Q中盤、千葉Jはムーニー、ホグ、金近、原、富樫のクローズユニットへと切り替えると、群馬もジョーンズ、パーカーをコートへ戻し、ターズースキー、辻、フリッピンとのユニットへ切り替えることに。投入直後のジョーンズがバックドアカットからリバースレイアップを決め、群馬がリードチェンジに成功するも、この得点時の着地で足を痛めたジョーンズがプレー続行不能となるアクシデントに見舞われる。
千葉Jは、ムーニーのプットバックにより再びリードを奪うと、クローズメンバーが高強度なディフェンスを見せ群馬の保持局面をシャット。直後のポゼッションでは、富樫がタフなバンクスリーを沈め、千葉Jが4点リードでオフィシャルタイムアウトへ入る。明けのポゼッションでは、辻が3ptを沈めて群馬が1点差へ迫るも、千葉Jはホグのリムアタックによりすぐさま3点差へ広げると、集中力の高い高強度の2-3ゾーンにより群馬の保持局面を停滞させることに成功。金近の3ptにより、フルツーポゼッション差へと群馬を突き放すことになる。
フルツーポゼッション差をつけた後の千葉Jは、ディフェンスをマンツーマンへ切り替え、重点的に群馬の3ptをケアする一方、オフェンスにおいては原の3ptによりリードを広げる盤石な戦いぶりで、勝利を手繰り寄せにいく。群馬はティーマンが即時奪回からのアタック、藤井のペネトレイト、3ptなど最後まで食らいつくエナジーは見せるが、リードチェンジは果たせず。
同地区同士の一戦はホームの千葉Jに軍配が上がり、群馬の連勝は4でストップすることとなった。
立ち上がりは固いマンツーマンから守り合う展開。千葉Jは富樫のジャンパーで先制すると、群馬はパーカーのカッティングで返す。群馬はターズースキーがダンクを決め、千葉Jは田代がキャッチ&シュート、群馬はターズースキーとの合わせをパーカーが仕上げる、というように、両チーム共にペイントエリアでの得点を応酬する。1Q中盤からは、千葉Jが3ptアテンプトを増やすも確率は上がらず、逆にジョーンズのジャンパー、細川の3ptと得点が続く群馬が、1Qオフィシャルタイムアウト時に4-11で7点のリードを奪う。
オフィシャルタイムアウト後も、2ptをリズム良く決めていく群馬に対し、千葉Jは金近がペリメータージャンパーを沈めると、ターンーオーバーが続いた群馬に対し、カウンターから富樫が3ptを決めるなど、相手のミスを逃さず得点をもぎ取り点差を縮めていく。ペースの上がった1Q終盤は、2ptの応酬を経て群馬の3点リードで2Qへ。
2Q開始後、辻の3ptで先制した群馬は、ハーフコートでの3-2マッチアップゾーンを仕掛け、千葉Jの保持局面を効果的に止めていく。セカンドユニットの千葉Jは3ptアテンプトを増やすが、引き続き不発。群馬は辻の連続3pt、細川、ティーマンのゴール下シュートで外-中からリズム良く保持局面を展開。アウトサイドシュートが不発で苦しむ千葉Jは、ゲームチェンジを図るスミスがペネトレイトからバスケットカウントを決めると、今度はスミスのパスアウトから小川が3ptが沈めて、苦しい保持局面に変化をつけながら応戦する。
2Q中盤の群馬は、1Qにプレータイムを抑えたティーマンを中心にペイントエリアから得点。だが、徹底したマンツーマンでのヘルプ&リカバーを見せた千葉Jは、徐々に群馬の保持局面を停滞させる一方、原のファストブレーク、ムーニーのプットバックで点差を縮めていく。群馬は、保持局面では徹底してティーマンのポストプレーで勝負するが、勢いを止めない千葉Jは金近のコーナースリーで3点差へと詰め寄る追い上げを見せる。打ち合いを経て、前半は群馬は4点のリードで折り返すことに。
後半は両チーム共にスタメンへ戻すと、2-3ゾーンを敷いた千葉Jに対し、群馬は0°~45°からの藤井、細川の連続3ptで対応。千葉Jの保持局面においてはマンツーマンで対応する群馬だったが、千葉JはPnRを起点として群馬ディフェンスのマーク受け渡しのズレを作り、隙を突いた富樫が連続で3pt、ペリメータージャンパーを沈め、千葉Jが主導権を手繰り寄せる。
千葉Jのマンツーマンに対しては、ジョーンズをハンドラーとしてターズースキー、パーカーの連携により、ペイントエリアから効果的に得点を重ねた群馬であったが、ビルドアップ的に強度を上げた2-3ゾーンに対しては攻めあぐね、逆に保持局面での勢いを増す千葉Jは金近、原の両サイドウイングからの3ptによりリードチェンジに成功。ティーマンを投入してゲームチェンジを図りたい群馬だったが、千葉Jは金近のディープスリー、スミスのバスケットカウントにより群馬を畳みかけて、リードを広げていく。
群馬は藤井の3ptで返すが、ムーニーのハイピックから富樫がまたも3ptを決めるなど、アウトサイドシュートの精度を急激に上げた千葉Jが、6点をリードして3Qを終える。4Qはセカンドユニットで臨んだ千葉Jに対し、辻の3ptとティーマンのペイントアタックにより、群馬が早々に同点に追いつくことに。千葉Jはセカンドユニットを継続し、ホグのプッシュで勝負。群馬は辻のファールドローからのフリースロー、藤井の3ptで一時リードチェンジに成功するも、千葉Jはホグの3ptで即座にリードチェンジし返すなど、群馬がリードを保つ時間を最小限とする、巧みなゲームコントロールを見せる。
4Q中盤、千葉Jはムーニー、ホグ、金近、原、富樫のクローズユニットへと切り替えると、群馬もジョーンズ、パーカーをコートへ戻し、ターズースキー、辻、フリッピンとのユニットへ切り替えることに。投入直後のジョーンズがバックドアカットからリバースレイアップを決め、群馬がリードチェンジに成功するも、この得点時の着地で足を痛めたジョーンズがプレー続行不能となるアクシデントに見舞われる。
千葉Jは、ムーニーのプットバックにより再びリードを奪うと、クローズメンバーが高強度なディフェンスを見せ群馬の保持局面をシャット。直後のポゼッションでは、富樫がタフなバンクスリーを沈め、千葉Jが4点リードでオフィシャルタイムアウトへ入る。明けのポゼッションでは、辻が3ptを沈めて群馬が1点差へ迫るも、千葉Jはホグのリムアタックによりすぐさま3点差へ広げると、集中力の高い高強度の2-3ゾーンにより群馬の保持局面を停滞させることに成功。金近の3ptにより、フルツーポゼッション差へと群馬を突き放すことになる。
フルツーポゼッション差をつけた後の千葉Jは、ディフェンスをマンツーマンへ切り替え、重点的に群馬の3ptをケアする一方、オフェンスにおいては原の3ptによりリードを広げる盤石な戦いぶりで、勝利を手繰り寄せにいく。群馬はティーマンが即時奪回からのアタック、藤井のペネトレイト、3ptなど最後まで食らいつくエナジーは見せるが、リードチェンジは果たせず。
同地区同士の一戦はホームの千葉Jに軍配が上がり、群馬の連勝は4でストップすることとなった。
雑感
3ptの差が決定打となった試合。
1Qの立ち上がりはシュートタッチが低調な千葉Jだったが、最終的な3ptFGは46.9%(15/32)という高水準な確率、成功数に収束させ、30.3%(10/33)と悪くはなかったが相対的に3ptFG伸びなかった群馬に対し、アウトサイドから明確にアドバンテージを取る事に成功。ほぼ互角だった2ptFGとは対照的に、3ptライン付近での攻防を制したことが、千葉Jにとって決定的な勝因となった。
時系列的な流れで見ると、1Q開始から群馬が一気にリードを広げた直後、群馬のターンオーバーを見逃さず、カウンターからリードを縮めて試合を繋ぎつつ、3Qでのリードチェンジを成功させた千葉Jの試合巧者ぶりが際立つことに。4Qの前半で群馬に一時、リードチェンジを許すも、即座にリードを奪い返してビハインドを背負う時間を最小限に抑えるなど、拮抗した展開で驚異的な横綱相撲を見せた千葉Jが、確かな地力の高さを見せたと言える。
群馬としては内容としては決して悪い試合ではなく、むしろ前半は自分たちのプランを遂行しながら、4Qの勝負所でも一時リードチェンジに成功するなど、今シーズンここまで取り組んできた成果は一定の水準で出せた試合。力負けではあるが、勝負所にクローズユニットで投入されたジョーンズが負傷で即座に下がるなど、不運な要素もあった中、光るものは見せたはずである。
休む間もなく、週末には三河との連戦。過密日程が続く中ではあるが、この試合の収穫を糧として、さらなる成長に期待したい。
お読みいただきありがとうございました!
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1Qの立ち上がりはシュートタッチが低調な千葉Jだったが、最終的な3ptFGは46.9%(15/32)という高水準な確率、成功数に収束させ、30.3%(10/33)と悪くはなかったが相対的に3ptFG伸びなかった群馬に対し、アウトサイドから明確にアドバンテージを取る事に成功。ほぼ互角だった2ptFGとは対照的に、3ptライン付近での攻防を制したことが、千葉Jにとって決定的な勝因となった。
時系列的な流れで見ると、1Q開始から群馬が一気にリードを広げた直後、群馬のターンオーバーを見逃さず、カウンターからリードを縮めて試合を繋ぎつつ、3Qでのリードチェンジを成功させた千葉Jの試合巧者ぶりが際立つことに。4Qの前半で群馬に一時、リードチェンジを許すも、即座にリードを奪い返してビハインドを背負う時間を最小限に抑えるなど、拮抗した展開で驚異的な横綱相撲を見せた千葉Jが、確かな地力の高さを見せたと言える。
群馬としては内容としては決して悪い試合ではなく、むしろ前半は自分たちのプランを遂行しながら、4Qの勝負所でも一時リードチェンジに成功するなど、今シーズンここまで取り組んできた成果は一定の水準で出せた試合。力負けではあるが、勝負所にクローズユニットで投入されたジョーンズが負傷で即座に下がるなど、不運な要素もあった中、光るものは見せたはずである。
休む間もなく、週末には三河との連戦。過密日程が続く中ではあるが、この試合の収穫を糧として、さらなる成長に期待したい。
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