U18日清食品 中国ブロックリーグ2024 女子 大会レポート 山本瑠七「メンバーが代わっても熱量は変わらない」倉敷翠松(岡山県)
【©U18日清食品リーグ】
試合後には多くの選手が悔し涙を流しました。白石理賀ヘッドコーチは試合後、「私たちのチームにとっては6月のリベンジマッチでもあり、特に3年生は『その借りを返す』という気持ちで挑んでいたので、悔しくて涙が出たのだと思います」と説明しました。
白石ヘッドコーチが言うように、6月の中国ブロック大会の決勝でも倉敷翠松は鳥取城北に4点差で敗れています。ゲームキャプテンを務めるポイントガードの山本瑠七選手は「鳥取城北には今年2敗していて、今日はリベンジマッチとして特に私たち3年生は特に強い気持ちで挑んでいました。負けてしまったのは、チームの気持ちがまだちゃんと合っていなかったからかもしれません」と話します。
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倉敷翠松はベンチはもちろん、ベンチに入れなかった選手も含めたチーム全員で声を出して試合に臨む姿がありました。白石ヘッドコーチが「部員が35人いるのですが、観客席から試合を見ている子たちも元気なんですよ」と笑えば、山本選手も「チームみんなが仲良しなんです。特に3年生はうるさいというか、元気な人が多くて、普通の生活でも賑やかです」と言い、こう続けます。
「シュートが決まるたびにベンチから大きな声が聞こえてきて、『次のディフェンスも頑張ろう』と思えます。それに、コート上でメンバーが代わった時もしっかりとコミュニケーションを取るので、メンバーが代わっても熱量は変わらないのが私たちの強みです」
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「そういう難しい状況で挑んでの全敗でしたが、今の3年生の子たちにとって2年前の大会はすごく記憶に残っていて、去年出られなかったからこそ『今回は絶対に勝つ!』とすごい気合でした。結果的には最後に負けてしまいましたが、2年前の大会が大きな経験として今に生きています」
山本選手自身も2年前の全敗から3勝1敗の準優勝へとステップアップしたことに「成長を実感します」と話し、「大会を通してすごく楽しかったです!」と笑顔を見せました。「最終戦の相手が鳥取城北だったので、『絶対に城北に勝ちたい』と思いながらやってきました。負けはしましたが、リベンジを意識しながら良い練習ができて、今日もしっかり戦うことができたのは良かったです」
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