ビルバオとの対決は引き分けに終わる(1-1)|レアル・ベティス
ベティスからはフォルナルスが先制点を得点
【@RealBetis】
今季の現時点で上位でプレーしているこの両チームの試合は、期待に応えるような接戦となりました。
試合開始からペースを握っていたのは紛れもなくビルバオでした。前線のプレスを含め、中盤でのインテンシティを繰り出したビルバオは攻撃場面を展開するうえでベティスを大きく上回っていました。
ベティスが試合に入るのに時間がかかったていた前半で、イニャキ・ウィリアムズを起点に多くの決定機を迎えたビルバオ。前半だけでビルバオは、合計3回ものシュートがポストとクロスバーに阻まれ、ルイ・シルバのファインセーブによってゴールを許されませんでした。なんとかビルバオから得点を与えなかったベティスは前半を無失点で前半を折り返します。
前半においてポゼッションではビルバオを上回っていたベティスでしたが、圧倒的に決定機の数は独占されていました。前線でパスがつながらず、枠内にシュートを収めることができなかったベティスに修正の必要性があることは明確でした。
そして、後半開始とともにぺレグリーニ監督は3人の交代枠を同時に使用しました。チミー、アルティミラ、ベジェリンを下げ、アサネ、イケル・ロサダ、サバリーを投入するという大胆な決断を下しました。
このぺレグリーニ監督の優れた判断が成功し、ベティスの前線にダイナミックさが生まれました。そして53分にベティスは決定機を迎えました。後半から出場したアサネ・ディアオが、カウンターの形で右ウィングからボールを運び、完璧なクロスを中央に入れます。ボックス内にタイミングよく侵入したフォルナルスがクロスに合わせてボールをゴールネットの左端にフィニッシュ。完璧な連携で美しく形成されたゴールをベティスが決め、貴重な先制点を獲得しました。
前半に比べてパス回しの流動性、そして攻撃フェーズでテンポに変化をつけながらチャンスメイクに成功していたベティス。ベティスのカウンターからまたもやアサネが右ウィングを駆け上がり、数的有利な展開をつくります。ボールをボックス内で受け取ったイケル・ロサダがキーパーとの1対1の決定機を迎えたものの、相手キーパーのファインセーブで肝心な追加点を決めきれず。
この追加点を決めるチャンスを逃してから4分後の68分にビルバオが同点弾を決めました。ビルバオから途中出場したアタッカーのべレンゲルがクロスを頭で合わせ、交代してからわずか3分でゴールを決めました。
同点に追いつき、攻撃のエンジンがかかったビルバオの猛攻が続いたものの、ルイ・シルバの素晴らしいダブルセーブや、1対1のスーパーセーブが試合を引き分けに留めました。
この見事なパフォーマンスでゴールを守り抜いたルイ・シルバがMVPを獲得し、ベティスは強敵相手に勝ち点1を獲得しました。
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