2季ぶりに実現したバルセロナダービー。意地を見せたいエスパニョール、バルサの独走を止められるか
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今月29日に創立125周年を迎えるバルセロナ、10月28日に同124周年を迎えたばかりのエスパニョールの双方にとって、今節は特別なタイミングで迎えるダービーとなる。しかもエスパニョールが1997〜2009年に渡って本拠地として使用してきたエスタディ・オリンピクが舞台となるダービーという意味でも、いつもとは一味違う意味合いがある。
エスタディ・オリンピクでバルセロナダービーが行われるのは、少なくともラリーガ EA SPORTS では今回が最後になる可能性が高い 【(C)LaLiga】
最後のダービーは一昨期の第34節。バルセロナがRCDEスタジアムでの一戦を4ー2で制し、リーグ優勝を決めている 【(C)LaLiga】
ロベルト・レバンドフスキ、ラフィーニャ、ラミン・ヤマルが形成するトリデンテは欧州10大リーグで最多の25ゴールを量産。ここまでレバンドフスキが14ゴール、ラフィーニャが6ゴール、ヤマルが5ゴールを挙げている。さらにはラフィーニャとヤマルがリーグ最多の6アシスト、レバンドフスキも2アシストを記録し、3人で全37ゴールの67%を生み出していることになる。
先週末のクラシコでは守備陣が新たな記録を樹立。巧みなラインコントロールにより、レアル・マドリーのFW陣から今季のラリーガ EA SPORTS で最多となる12回のオフサイドを誘発している。
絶好調のトリデンテは合計25ゴールを量産。レバンドフスキは得点ランキングの首位を独走している 【(C)LaLiga】
マノロ・ゴンサレス監督率いるエスパニョールは今季のラリーガ EA SPORTS 残留と長期的視野に立ったチーム強化の実現だ。そのための鍵を握るのはチーム1の得点力を誇るハビエル・プアドであり、最後尾からチームを支える守護神ジョアン・ガルシアである。後者はここまでラリーガ最多の47セーブを記録。アトレティコ戦では今季最高のパフォーマンスを発揮し、スコアレスドローに持ち込む立役者となっている。
プアドはここまでチームトップの3得点。2年前のダービーでもゴールを決めている 【(C)LaLiga】
ジョアン・ガルシアはチームが19失点を重ねる中、リーグ最多の47セーブを記録している 【(C)LaLiga】
向かうところ敵なしのバルセロナにとっては、独走体勢をさらに固めるチャンス。その傍ら、負ければ降格圏への転落もあり得るエスパニョールは、果たして圧倒的不利な戦前の予想を覆すことができるのか。
最後にエスパニョールがダービーを制したのは18年1月のコパ準々決勝第1戦。オスカル・メレンドが唯一のゴールを決めている 【(C)LaLiga】
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