難敵アトレティコ・マドリードをホームで下す(1-0)|レアル・ベティス
相手のオウンゴールで得た1点を守り抜き、リーグ上位に浮上
【@RealBetis】
ベティスにとって相性の悪い難敵のアトレティコを試合内容でも上回ったベティスに大きな自信がついたであろう試合となりました。
試合開始から圧倒的に攻撃的な姿勢を見せ、相手に脅威を与え続けたのは明らかにベティスでした。前半におけるアトレティコのシュート数3本に対して、ベティスは14本を記録し、決定機に関しても相手を大きく上回る素晴らしいパフォーマンスを前半で見せました。
決勝点となったベティスのゴールも試合開始4分で決まりました。アブデのクロスが、アトレティコのディフェンダーであるヒメネスのオウンゴールを誘発し先制したベティス。
1点先制しても猛攻が止まらないベティスは、2トップのヴィトール・ロッキとチミー・アビラ、そしてこの試合でLMとしてプレーしたアブデといった瞬発力を持つ選手を活かした攻撃を繰り広げます。ベティスのプレスに苦戦していたアトレティコからパスミスやタックルでボールを奪手し、ショートカウンターから決定機を量産していたベティス。アブデのキーパーとの1対1の決定機や、クロスバーに直撃するシュートが追加点につながりませんでした。
また、チミーやロッキも複数のビッグチャンスをゴールネットに収めれず、追加点を奪えないのが不思議なほどの前半になりました。崩しまでは完璧な攻撃を見せていたが、最後の最後でゴールを決めることができなかったベティス。前半で3得点を奪っていても不思議ではない猛攻を前半で見せました。
後半に入ると、アトレティコにボールを持たせ、カウンターを狙う姿勢となったベティス。
試合を通して目立っていたのはなんといってもジョニー・カルドーゾの攻守における貢献です。彼の果敢なタックルやインターセプションからショートカウンターが炸裂し、何度もベティスに決定機が生まれました。ジョニーのボール奪手から生まれたショートカウンターがフォルナルスのシュートまでつながり、クロスバーを直撃。跳ね返ったボールをフォルナルスが再度ヘディングシュートしたと同時にファールされ、一度はPKの判定がベティスに与えられましたが、VARの介入で取り消される展開に。
後半ではアトレティコにもチャンスが生まれ、ベティスはポストとクロスバーに救われる場面がありました。しかし、守備面でもハイパフォーマンスを見せ、最後まで1ゴールを守り抜いたベティスが貴重な勝ち星を挙げました。
ゴールは1点に収まったものの、パフォーマンス面では今シーズンのベストゲームと言っても過言ではない戦いを見せたベティス。これで現時点でリーグ5位まで上り詰めたベティスのこれからのシーズンに期待です。
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