早大野球部 【特集】ドラフト直前!プロ志望届提出選手特集 第2回 山縣秀&中村敢晴
※両選手の4年秋のデータは立大3回戦までを対象
OPS:出塁率と長打率を足したもの。打率よりも得点との相関が強い。六大学における平均は.678
ISO:打者の純粋な長打力を表す。長打率は単打を計算に含めるため、全打席単打を放つ選手の長打率は10割となるが、この選手は真に長打力がある選手ではない。そこで、ISOは長打率から単打を除外する形で計算し、真に長打力がある選手を示そうとした。六大学における平均は.102
Contact%:スイングに占めるボールをコンタクトした割合を示す。NPBやMLBにおける平均は75~80%。
BB%:投手の場合は、与四死球割合。打者の場合は、打席に占める四死球の割合を示す。六大学における平均は10.9%
K%:投手の場合は、奪三振割合。打席に占める三振の割合を示す。六大学における平均は17.5%
山縣秀(商4=東京・早大学院)
その守備力はアマチュアNO.1だ 【早稲田スポーツ新聞会】
打撃面も徐々に改善させてきた山縣 【早稲田スポーツ新聞会】
また、打撃面においても、チーム打撃に徹する姿勢は、山縣の長所となるかもしれない。2番打者として全試合に出場している今季は、Contact%93.5%を記録。尾瀬や石郷岡らを抑え、チーム1位の数字を記録している。コンタクト能力の高さは、K%の低さにも表れている。通算のK%9.6%は、リーグ平均を多く下回る数字。積極的に仕掛けながらも粘り強くボールに食らいつくスタイルは、いやらしさ満点だ。犠打やバスターを確実に決める場面も多く、そのタスク遂行能力は明確な長所となるだろう。
プロへの扉を開くことが出来るか 【早稲田スポーツ新聞会】
中村敢晴(スポ4=福岡・筑陽学園)
入学当初、本職とする遊撃手には、熊田がレギュラーとして君臨。2年秋には同学年の山縣が台頭し、二遊間は山縣、熊田で固定された。中村敢は、2人の壁に阻まれ出場機会を掴むことが出来ずに雌伏の時を過ごす。初出場を果たしたのは3年春季リーグ戦のことだった。大型内野手としてポテンシャルの高さを見せてはいるものの、なかなか殻を破り切れないシーズンが続いていた中村敢。それでも、今春のオープン戦では毎試合のように複数安打を放ち、春季リーグ戦では開幕スタメンを掴むなどチーム内でも立場を築きかけた。しかし、神宮で結果を残すことは出来ず。打率.200と不調にあえぎ、梅村大和(教4=東京・早実)にその座を明け渡してしまう。今季もスタメン出場は僅か1試合。ここまでのリーグ戦で活躍を見せることは出来ていない。
潜在能力はチーム屈指。中村敢がプロに殴り込みをかける 【早稲田スポーツ新聞会】
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