セレッソ大阪【J1リーグ第34節 C大阪vs.磐田】守備の安定を継続させつつ、攻守にアグレッシブな姿勢も発揮し、ホームで3連勝を目指す
【CEREZO OSAKA】
明治安田J1リーグ第31節・湘南ベルマーレ戦で9試合ぶりの勝利を掴んで以降、3勝1分とV字回復に成功したセレッソ。その要因は、「守備の安定が大きい」と指揮官は断言する。3バックのシステムを採用しつつ、「決して引いてゴールを守るやり方ではなく、基本的にボールを奪いにいく守備を目指しています」(小菊昭雄監督)と話すように、直近の2試合、ガンバ大阪戦と浦和戦では、特に前半は前からアグレッシブにプレスをかけることで、相手を自陣に閉じ込める戦いぶりを見せた。「守備のところが戦術的にも明白になり、全員が同じ方向に向かってやれていることが失点ゼロという結果にも出ていると思います。一人ひとりの戦術理解が整理されたことが大きいと思います」と西尾隆矢も振り返るが、前線の1トップ2シャドーから始まる11人全員での連動した守備が、現在の好調を支えている。前からしっかり限定することで、西尾を含めた後ろ3枚も、より狙いを持って相手の攻撃陣に寄せることができている。今節は、磐田が同システムでのミラーゲームを仕掛けてくる可能性もあるだけに、「局面、局面の1対1で負けないこと」(西尾)はより重要になる。前節の磐田はジョルディ クルークスが起点となり、鋭いカウンターを見せていた。熱い気持ちでプレーする選手だけに、ヨドコウ桜スタジアムでのプレーに気合いも入っているだろう。彼を抑えることも今節のミッション。当日は雨の予報もあり、グラウンドがスリッピーになる可能性もあるだけに、いい形でクロスやシュートに持ち込ませないことが必要だ。攻撃では、相手のウィングバックを引き出し、背後を狙って、3バックを横にズラすなど、スペースをうまく作り、レオ セアラ、ルーカス フェルナンデス、北野颯太を中心にゴールへ迫りたい。
【CEREZO OSAKA】
【CEREZO OSAKA】
(文=小田尚史)
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ