10月13日、エスコンフィールドで行われた北海道日本ハムと千葉ロッテの「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第2回戦は、3対2で北海道日本ハムがサヨナラ勝ちした。

　北海道日本ハムの先発は金村尚真投手。初回を無失点に抑えると、2回からは3イニング連続で3者凡退に切って取る。しかし5回表、安田尚憲選手に先制の1号ソロを許すと、7回表にも角中勝也選手の1号ソロを被弾。なおも2死1塁としたところで降板した。

　後を受けた河野竜生投手は2死1、3塁とするも、後続を断ち追加点は与えず。すると打線は7回裏、先頭のレイエス選手が四球で出塁。さらに1死2、3塁に好機を拡大し、マルティネス選手の内野ゴロの間に1点を返した。

　8回からは山崎福也投手が2イニングを無失点に抑え、流れをつくる。1点ビハインドで迎えた9回裏、1死から万波中正選手が益田直也投手の直球を捉え、これが起死回生の同点ソロに。土壇場で試合を振り出しに戻し、延長戦に突入した。　
　
　10回表は引き続き山崎福也投手が登板し、3者凡退でつなぐ。打線は10回裏、2死から松本剛選手が四球で出塁。清宮幸太郎選手が安打で続き、2死1、3塁の好機を演出すると、淺間大基選手が適時打を放ち、サヨナラ勝ちを決めた。

　北海道日本ハムは、先発の金村尚真投手が6.2回73球4安打無四球3奪三振2失点。レイエス選手、清宮選手が2安打を放っている。一方敗れた千葉ロッテは、救援陣がリードを守り切れず。小島投手は6.1回95球5安打2四球4奪三振1失点の内容。安田選手が先制弾含む2安打も、ソロ本塁打による2点にとどまった。対戦成績は互いに1勝1敗となり、ファイナルステージ進出決定は明日に持ち越しとなった。

　 １２３４５６７８９10　 計
ロ ００００１０１０００ 　２
日 ００００００１０１１Ｘ ３

ロ 小島和哉-横山陸人-鈴木昭汰-益田直也-●澤村拓一
日 金村尚真-河野竜生-○山崎福也

文・谷島弘紀