【第11回トラストグループカップ 佐世保シニアオープンゴルフトーナメント】スーパーシニアは山本善隆が最終ホールでバーディ締めで73をマークし単独首位 2勝目を狙う

チーム・協会

【©PGA】

ーーー 第1ラウンド ーーー

「第11回トラストグループカップ 佐世保シニアオープンゴルフトーナメント2024」が長崎県にある佐世保カントリー倶楽部 石盛岳ゴルフコースで開催される。ゴルフ界のレジェンドだけで競われるエキシビジョン「スーパーシニアの部」(6,163yards/Par72)は12名が参戦。長きに渡りプロゴルファーとして戦い続けている、大ベテランが技の競演をみせてくれた。

【©PGA】

初日トップに立ったのは2022年のチャンピオン・山本善隆(73)。レギュラーツアー13勝を挙げている「関西四天王」のひとりといわれ、幼馴染の中村通(73)らと切磋琢磨しながらゴルフ界を盛り上げてきた。1972年に瀬戸内サーキット岡山で初優勝を挙げると、1975年にはサントリーオープン、ブリヂストントーナメント、エキスポカップトーナメントと年間3勝をあげている。また1980年には尾崎将司や、本大会にも出場している鷹巣南雄らとの大混戦を制し、日本プロゴルフ選手権で優勝。シニア入り後は米国チャンピオンズツアーにも挑戦しながら、日本でもシニア通算2勝をマーク。現在は73歳になりゴールドシニアとしても活躍中である。

【©PGA】

日中は5メートル近く風が吹き、コントロールが難しい状況ではあったが、最終18番ホールでは「エージシュートを意識した」と最高のティーショットを放ち、セカンドを1メートルに着けて楽々バーディを奪取。1オーバー73ストロークでのエージシュート達成は歴代優勝者としてのプライドでもあった。

ただ「メニエル病みたいなのがひどくて、下を向いてから顔を上げると、強いふらつきがある」と不安を募らせる。20代のころ同様の症状に悩まされたが、一旦症状は治まっていた。それが先日風邪をひいて治りかけたころから、めまいの症状が再発した。「だからね、だめだったら途中でやめようと話していたくらいなんです。ごまかしごまかしだから、必死。それでも最後もいい上がりで良かった」と胸をなでおろした。

【©PGA】

「パッティングがね、良かった。2年前に勝った時と同じパターだから」。山本は2年前の最終日にはタイガー・ウッズの勝負服を身にまとって、スーパーシニアの優勝を勝ち取っている。もちろん今年も狙うは『優勝』しかない。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

PGAはゴルフの正しい普及と発展を願い、誰にでも愛される「国民のスポーツ」「生涯スポーツ」となるため、日本ゴルフ界のリーダーとして活動しています。PGAの使命は、トーナメントプレーヤーの育成、ゴルフ大会の開催・運営に加え、ゴルフの正しい普及と発展を具現化するために、ティーチングプロ資格を付与したゴルフ指導者を育成しています。さらにPGAでは幅広い分野で積極的な取り組みを行い、地域に密着した社会貢献活動、ジュニアゴルファーの育成など多方面にわたる取り組みを日々歩み続けています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント