【日本オープンゴルフ選手権・第1R】地元出身の今平周吾が4アンダーの2位の好スタート

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【報告:Y.Koseki 写真:Y.Watanabe / S.Osawa】

第1ラウンドを4アンダーパー、首位と3打差の2位という好スタートを切った今平周吾。地元・埼玉県入間市出身の今平にとって、東京ゴルフ俱楽部は隣の霞ヶ関カンツリー倶楽部とともに、近くて遠い“憧れ”のゴルフ場だった。日本ジュニアゴルフ選手権を制するなど、トップアマチュアだったジュニア時代にもプレーするチャンスはなく、初めてのラウンドは今年の夏だった。むろん、このタイトル獲得が狙いで、4回ほどプレーする機会を得た。そのときと比べると、本番の舞台はラフが「すごく深くなった」という。「今までで一番ラフが長い印象で、いいスコアは出ないと思ったんですけど。今日アンダーパーで回れたことは、自分でもいいプレーができたかな、と思っています」

スコアメイクのカギは、言うまでもなくフェアウェイキープ。「外したのは、1,2ホールくらいです」という。ただし、ドライバーを使ったのは、フェアウェイが比較的広い5番ホール(585ヤード・パー5)だけ。大会前には、3番ウッドをより距離の出るものと通常のものの2本を入れるクラブセッティングも頭にあったが、よく考えたら「もともと飛ばす必要はないし、ドライバーを打ちたくなることもあるので」という判断で、最終的にドライバーを残した。そのドライバーを手にした5番ホールもバーディ。今日は、ストレスのほとんどないラウンドだったに違いない。同組で、この日もフェアウェイキープ率100%、3アンダーパーで回った稲森佑貴のゴルフが好作用?との問いには「つられて、ではないけど」と否定はしなかった。

ちなみに稲森のほうは、低い弾道でフェアウェイを捉え続ける今平のゴルフを「凄かったですね」と感嘆のコメントを口にしていた。

今平は、このところツアーでも好成績をあげている。好調の要因は「あまり振り過ぎないよう、自分のポテンシャルでゴルフするよう心がけている」ことと明かす。この感じで残る3ラウンドも、と行きたいところだろう。

しかも、地元開催である。「そのことはあまり意識しないようにしているんですけど、行き帰りがいつも見慣れた風景なのでリラックスでき、ストレスが溜まらない感じがしています」とプラスに働いている様子だ。それでも、最後は「優勝したい大会のひとつです。でも、あまり思いすぎても上手くいかないところもあるので、1日1日で目標のスコアをクリアしていけばいいと思います」としっかり気を引き締めていた。
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(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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