カナリアの2クラブ、ラスパルマスとテネリフェが東京ゲームショウに参戦
【(C)LaLiga】
カナリア諸島を代表するラリーガの2クラブ、テネリフェとラスパルマスが先日、スペイン貿易投資庁(ICEX)の協力を受け、アジアでの拡大戦略を進める機会を得た。両クラブはビデオゲーム分野におけるスペインの企業や団体のプロジェクトを紹介すべく、デジタルエンターテイメントの分野で最も重要なイベントの一つである東京ゲームショウ2024に参加。日本での滞在中にはカナリア諸島政府の経済知識雇用省に所属する公企業「PROEXCA」と ICEX が駐日スペイン大使館で開催した会合にも出席した。
両クラブは DAZN と U-NEXT によってラリーガの試合が放送されている日本を国際戦略における優先地域の一つと考えており、今回の来日中には他の専門家と知識を交換し、自分たちの取り組みをアピールすることでクラブの認知度を高めるチャンスを得た。ラリーガはデジタライゼーション、技術革新、国際化をアイデンティティーの柱とし、「インパルス・プラン」と名付けたプロジェクトを通じてクラブの発展を後押している。
ラスパルマスは eSports 部門「UDLP eSports/Las Palmas Unity」の東京ゲームショウ2024への参加を通してクラブ財団のプロジェクトを広めることで、国際化戦略において重要な前進を果たした。ラスパルマスのプロジェクトはゲームコミュニティーや eSports をプロモートするだけでなく、ビデオゲーム業界におけるプロフェッショナルの育成にも重点を置いている。これらの取り組みにより、ラスパルマスはこの業界において若い才能の育成とプロフェッショナルの輩出を担う第一人者としての地位を固めるに至った。
一方でテネリフェは、この機会にビデオゲームと eSports が社会活動や教育活動に並び、ソーシャル・インクルージョンとデジタルスキルの開発を進める鍵となる重要なツールであることを強調している。クラブ財団の責任者であるタミー・ロドリゲス・プラタ氏は、それらの目的のためにテクノロジーを活用する第一人者としてクラブを位置付けるべく、今回来日したスペイン代表団の活動に積極的に参加した。
テネリフェの eSports プロジェクトはファンに新たな娯楽の選択肢を提供するだけでなく、カナリア諸島の新しい世代にデジタルスキルと STEAM ツールを普及させる機会を設ける役割も担うことで、より包括的で公平なデジタルエコシステムの発展に貢献している。さらにはテクノロジーや教育に関する社会の未来像とクラブのイメージを結び付けるべく、「テネリフェ・ラン・パーティー」「ファースト・レゴ・リーグ」といった重要なテクノロジー関連イベントに参加する機会も生かしてきた。
カナリア諸島政府とテネリフェ島議会の支援を受け、クラブはソーシャル・インクルージョンと若い世代のデジタルスキル育成を促すプロジェクトを継続しつつ、その活動範囲を国外にも広げていくつもりだ。
テネリフェ財団のロドリゲス・プラタ氏は、今回の来日に際して次のようにコメントしている。
「東京ゲームショウ2024への参加は、イノベーションと社会貢献に対する我々の取り組みを後押しするものです。我々はソーシャル・インクルージョンとデジタルスキルの開発を促進するツールとして、とりわけカナリア諸島で活動しているグループの間で、ビデオゲームと eSports の利用を促進したいと考えています。このイベントは我々が組織として引き続き成長し、テネリフェとカナリア諸島を『テクノロジーの地』として位置づけるための戦略的提携を築く鍵となるはずです」
同様に、UDLP eSports のプロジェクト責任者であるジェライ・サンチェス氏は次のようにコメントしている。
「これはクラブと eSports プロジェクトにとって鍵となる一歩です。国際的な舞台での地位確立の後押しとなるだけでなく、この機会にゲームコミュニティーにおけるつながりを強めることが、ビデオゲーム業界にタレントを輩出し続ける助けとなるからです。我々のゲーム業界への関わりと理解が深まるにつれ、これらのトーナメントやカンファレンスにおいてクラブの存在感が増していることを明確に認識する機会にもなりました」
ラリーガについて
世界最大のサッカー・エコシステムであるラリーガは、スペインのプロサッカーのコンペティションを主催する民間のスポーツ協会。20クラブが所属するトップリーグ「ラリーガ EA SPORTS」、22クラブ所属の2部リーグ「ラリーガ HYPERMOTION」で構成される。16のプラットフォーム、20の異なる言語で世界に展開するSNSのフォロワーは2億人超。スポーツ関連組織としては最も幅広い国際ネットワークを持ち、スペイン・マドリーの本社に加えて11のオフィスを構え、41か国で活動している。財団を通じた社会活動も行なっており、プロサッカーリーグとして世界で初めて知的障害を持つ選手のリーグ「ラリーガ・ジェニュイン」を創設した。
両クラブは DAZN と U-NEXT によってラリーガの試合が放送されている日本を国際戦略における優先地域の一つと考えており、今回の来日中には他の専門家と知識を交換し、自分たちの取り組みをアピールすることでクラブの認知度を高めるチャンスを得た。ラリーガはデジタライゼーション、技術革新、国際化をアイデンティティーの柱とし、「インパルス・プラン」と名付けたプロジェクトを通じてクラブの発展を後押している。
ラスパルマスは eSports 部門「UDLP eSports/Las Palmas Unity」の東京ゲームショウ2024への参加を通してクラブ財団のプロジェクトを広めることで、国際化戦略において重要な前進を果たした。ラスパルマスのプロジェクトはゲームコミュニティーや eSports をプロモートするだけでなく、ビデオゲーム業界におけるプロフェッショナルの育成にも重点を置いている。これらの取り組みにより、ラスパルマスはこの業界において若い才能の育成とプロフェッショナルの輩出を担う第一人者としての地位を固めるに至った。
一方でテネリフェは、この機会にビデオゲームと eSports が社会活動や教育活動に並び、ソーシャル・インクルージョンとデジタルスキルの開発を進める鍵となる重要なツールであることを強調している。クラブ財団の責任者であるタミー・ロドリゲス・プラタ氏は、それらの目的のためにテクノロジーを活用する第一人者としてクラブを位置付けるべく、今回来日したスペイン代表団の活動に積極的に参加した。
テネリフェの eSports プロジェクトはファンに新たな娯楽の選択肢を提供するだけでなく、カナリア諸島の新しい世代にデジタルスキルと STEAM ツールを普及させる機会を設ける役割も担うことで、より包括的で公平なデジタルエコシステムの発展に貢献している。さらにはテクノロジーや教育に関する社会の未来像とクラブのイメージを結び付けるべく、「テネリフェ・ラン・パーティー」「ファースト・レゴ・リーグ」といった重要なテクノロジー関連イベントに参加する機会も生かしてきた。
カナリア諸島政府とテネリフェ島議会の支援を受け、クラブはソーシャル・インクルージョンと若い世代のデジタルスキル育成を促すプロジェクトを継続しつつ、その活動範囲を国外にも広げていくつもりだ。
テネリフェ財団のロドリゲス・プラタ氏は、今回の来日に際して次のようにコメントしている。
「東京ゲームショウ2024への参加は、イノベーションと社会貢献に対する我々の取り組みを後押しするものです。我々はソーシャル・インクルージョンとデジタルスキルの開発を促進するツールとして、とりわけカナリア諸島で活動しているグループの間で、ビデオゲームと eSports の利用を促進したいと考えています。このイベントは我々が組織として引き続き成長し、テネリフェとカナリア諸島を『テクノロジーの地』として位置づけるための戦略的提携を築く鍵となるはずです」
同様に、UDLP eSports のプロジェクト責任者であるジェライ・サンチェス氏は次のようにコメントしている。
「これはクラブと eSports プロジェクトにとって鍵となる一歩です。国際的な舞台での地位確立の後押しとなるだけでなく、この機会にゲームコミュニティーにおけるつながりを強めることが、ビデオゲーム業界にタレントを輩出し続ける助けとなるからです。我々のゲーム業界への関わりと理解が深まるにつれ、これらのトーナメントやカンファレンスにおいてクラブの存在感が増していることを明確に認識する機会にもなりました」
ラリーガについて
世界最大のサッカー・エコシステムであるラリーガは、スペインのプロサッカーのコンペティションを主催する民間のスポーツ協会。20クラブが所属するトップリーグ「ラリーガ EA SPORTS」、22クラブ所属の2部リーグ「ラリーガ HYPERMOTION」で構成される。16のプラットフォーム、20の異なる言語で世界に展開するSNSのフォロワーは2億人超。スポーツ関連組織としては最も幅広い国際ネットワークを持ち、スペイン・マドリーの本社に加えて11のオフィスを構え、41か国で活動している。財団を通じた社会活動も行なっており、プロサッカーリーグとして世界で初めて知的障害を持つ選手のリーグ「ラリーガ・ジェニュイン」を創設した。
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