温情?奇策?日本ハム・新庄監督の采配は新鮮だ。伊藤投手を今季最終戦で先発起用。単独最多勝を狙わせた?CS最終ステージ初戦にぶつける思惑?

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
温情だろうか?奇策だろうか?日本ハムの新庄剛志監督の采配が新鮮に思える。今季最多勝タイが確定している伊藤大海投手を今季最終戦で先発登板させた。すでにパリーグ2位は確定している。ここで起用すれば日程的にクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージへの起用は難しい。そうなると、この起用の意図は?新庄監督の采配にびっくりだ。

8日にアウェーの仙台で行われた楽天戦。日本ハムの先発マウンドには伊藤投手が上がった。今季14勝を挙げ、ソフトバンクの有原航平投手とともに最多勝が確定していた。

ここで先発登板して伊藤投手が白星を積み重ねれば、15勝として単独の最多勝となる。新庄監督は、それを見越して伊藤投手を先発起用させたのかもしれない。

この試合前に清宮幸太郎選手は2割9分9厘だった。2打数1安打で打率を3割ジャストに乗せると、交代させた。打者にとって3割到達は一つの目標。これは新庄監督が選手を思いやる姿勢がうかがえる。

伊藤投手の先発起用も、単独最多勝を狙わせる温情があったのかもしれない。

一方で、この日に起用することで、今後の行方が不透明になる。日本ハムはポストシーズン進出が確定している。12日にCSファーストステージが始まるが、登板間隔が詰まっているため、起用は難しいだろう。

新庄監督の狙いは何だろう?もしかすると、日本ハムがCSファーストステージを突破することを見越して、リーグ優勝のソフトバンクと戦う最終ステージの初戦(16日)にぶつける思惑があるのではないだろうか。

ファーストステージはすべての試合をホームの北海道で行う。対戦相手の3位ロッテとは今季18勝6敗と大きく勝ち越している。それならば、伊藤投手をこのラウンドで使わず、最終ステージ初戦に起用する狙いがあるのかもしれない。

伊藤投手は今季最終戦。七回まで投げたものの2失点で敗れ、単独最多勝とはならなかった。モヤモヤ感が残ったが、その先のCSで憂さ晴らししたいところだ。

新庄監督の最終戦での采配は、温情だったのか?奇策だったのか?答えは、この先のCSで出されるだろう。

やはり新庄監督は野球ファンに驚きを用意してくれる。この先の伊藤投手の登板日を含めて、その先のポストシーズンが楽しみになった。

新庄劇場は、まだまだ続く。さらなるお楽しみは、これからだ。
見出し画像:新家拓朗 │ 地方公務員マーケター
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