〈PGAティーチングプロシニア選手権大会〉20回記念大会にプロ入り20年目の77歳・青木民也が参戦、初代チャンピオンは「メリハリがあるから挑戦できる」

チーム・協会

ーーー 大会前日 ーーー

日本GGに出場した60歳以上の選手も出場します(高橋,平澤,青木,小室,島村) 【©PGA】

「PGAティーチングプロシニア選手権大会」が茨城にある静ヒルズカントリークラブ(6,676ヤード・パー72)で10月9日、10日の2日間開催される。今年の大会には延べ868名が挑戦。研修会と兼ねている1次、2次予選を通過し、120名が静ヒルズで公式戦タイトルを狙うことになった。

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第1回大会が2005年に江戸崎カントリー倶楽部で行われてから、今年で20回目の節目を迎える。初代チャンピオンに輝いたのは、今年も最高齢選手として出場する77歳、青木民也。青木は2016年に関東ゴールドシニア選手権大会にも優勝している実力者だ。所属する草津カントリークラブでは練習場でレッスンに応じながら、草津スキー場の近くにある家族で経営するレストランで厨房に立ち、日々料理を提供するスーバーシニアである。

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PGA会員入りしたのが2004年で、ちょうど20年目と青木にとっても節目の年。ゴルフを続けられるワケを聞くと「生活の中にあるメリハリ。メリハリがあるからですね。レストランの仕事もやりがいがあるし、レストランを休んでゴルフの試合に出させてもらって、家族に感謝しかないですよ。だからこうして練習にも気持ちが入る」と嬉しさをにじませた。

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「ゴルフはね、人との大事な出会いもあるし、練習すればするだけ上手くなる。だから面白いんでしょうね」と頬を緩ませた。「プロテストだって、まだまだ挑戦するよ。年中行事みたいなものだもの(笑)。そうは言っても、最年長出場だということも自覚あるし、みんなの元気の手本でいたいね」。雨の中でも18ホール練習ラウンドを楽しんだ初代チャンピオンは、第20回のタイトルも狙いにいく。

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静ヒルズで開催する「ティーチングプロシニア選手権」は今年で6回目。前回は2022年に伊藤正己(68)が優勝。大会初日には66をマークしエージシュートを達成するという強さを見せた。同年の「ティーチングプログランドシニア選手権」でも伊藤がチャンピオンの座についている。

2023年大会は宍戸ヒルズカントリークラブ東コースで行われ、渡邊達(58)が2010年ティーチングプロ選手権(レギュラー)に続きシニアと2つのタイトルを戴冠した。渡邊は先月に行われた日本シニアオープンで予選会を突破し、本戦の出場資格を獲得。千葉カントリークラブ川間コースで行われた本戦でも決勝ラウンドまで駒を進め、43位という成績を残している。60歳以上は26人、50歳のシニアルーキーは7人が参加。年齢を重ねた分だけ、人生の妙味があって面白いのがシニア。20回大会の戦いの行方に注目したい。

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PGAはゴルフの正しい普及と発展を願い、誰にでも愛される「国民のスポーツ」「生涯スポーツ」となるため、日本ゴルフ界のリーダーとして活動しています。PGAの使命は、トーナメントプレーヤーの育成、ゴルフ大会の開催・運営に加え、ゴルフの正しい普及と発展を具現化するために、ティーチングプロ資格を付与したゴルフ指導者を育成しています。さらにPGAでは幅広い分野で積極的な取り組みを行い、地域に密着した社会貢献活動、ジュニアゴルファーの育成など多方面にわたる取り組みを日々歩み続けています。

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