新日本プロレス臨時コーチのジョシュ・バーネットが野毛道場で若手レスラーを徹底指導! “キャッチ・アズ・キャッチ・キャン”の基礎を注入!! ハングリー精神爆発のボルチンが直談判で居残り特訓!【報告】

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社】

10月7日(月)新日本プロレス野毛道場にて、新日本プロレスの臨時コーチに就任したジョシュ・バーネットが若手選手への公開トレーニングをおこなった。

撮影/山本正二

今回の練習には、ボルチン・オレッグを始め、ヤングライオンの嘉藤匠馬、村島克哉、安田優虎、永井大貴ら計5選手が参加。
また、ジョシュ選手の弟子であるUFCファイターのビクター・ヘンリーもスパーリングパートナーとして参加した。

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まずはジョシュがビクターとのスパーリングで、グランドの攻防からの腕の取り方、そしてアームロックの極め方を指南。

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2人一組でスパーリングを行う中、ジョシュは各チームを回り、各選手と日本語でもコミュニケーションを取りながら、手取り足取り指導した。
続いて、ジョシュの「ワン、ツー!」という号令で、各自スパーリングを開始。

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トレーニングがヒートアップして道場内が熱気を帯びる中、ジョシュは時おり、練習を中断し、自身がスパーリングを披露しながら日本語を交えてポイントを伝授。
さらに、選手一人一人ともスパーリングを行い、自身の技術を余すことなく若手レスラーに叩き込んだ。

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そして最後は、今日学んだトレーニングの復習としてジョシュが見守る中、2人一組で順番にスパーリング。
白熱する攻防に「ナイス!ナイス!」と激を飛ばして練習を見届けると、最後はなんとジョシュがボルチンのスパーリングパートナーを務め、両者は一歩も引かない気迫のこもったキャッチレスリングを展開。

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最後は、ジョシュがヒールホールドでガッチリ締め上げ、ボルチンからタップを奪うと、トレーニングをやり遂げた若手に「ベリー、グッド!ミンナ、イイ!キョウハ、ホントウニ、アリガトウ!」と称賛の拍手を送った。

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また公開練習後もボルチンは積極的にジョシュに指導を仰ぎ、その他の若手もビクターから個人指導を受けるなど、それぞれが今回のトレーニングで大きな手応えを感じていた様子。

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その後、道場に飾られたアントニオ猪木さんのパネルに深々とお辞儀をしてリングを降りたジョシュ選手は、マスコミの囲み取材に応じ「野毛道場にいるからこそ基礎はある。だけど自分の目で見たことがないので確認したかった」と今回のトレーニングの目的を語るとともに、「もっと練習を見る時間が欲しいね(笑)。みんなすごいポテンシャルがあるし、これからみんな伸びると思う。今、彼らは“火花”のようなものなんだけど、それを“炎”になるまでじっくり時間をかけて見たい」と今回の練習を通じて若手の成長に大きな期待を寄せた。

※練習を終えたボルチンとヤングライオンも今後へ向けて熱い意気込みを語った。
■ジョシュ・バーネット選手のコメント
――今回の練習の目的や意図はどのようなものだったのでしょう?

【新日本プロレスリング株式会社】

「今日の練習で『どれくらい技術を知っているか?』『どれくらい出来るか?』というのを確認したかった。もちろん、野毛道場にいるからこそ基礎はある。だけど自分の目で見たことがないので確認したかった」

――今日、実際に練習してみてヤングライオンたちにどんな印象を持ちましたか?

【新日本プロレスリング株式会社】

「もっと練習を見る時間が欲しいね(笑)。みんなすごいポテンシャルがあるし、これからみんな伸びると思う。今、彼らは“火花”のようなものなんだけど、それを“炎”になるまでじっくり時間をかけて見たい」

――ボルチン・オレッグ選手とスパーリングを行った感触はどのようなものでしたか?

【新日本プロレスリング株式会社】

「永田裕志選手から情報が入って『レスリングの強い選手が野毛道場に入った』と聞いてずっと気にかけていた。一度、私のセミナーに彼が参加して会ったことはあったが、身体を合わせて実際にレスリングをしてわかったことがある。今日のスパーリングで感じたことは、ロープの使い方や腕の使い方をうまく考えている。腕十字固めを仕掛けようとしてきたのにはビックリした。ものすごく強くポテンシャルが高いと感じた」

――改めて、今日の練習を振り返っていかがでしたか?

【新日本プロレスリング株式会社】

「今日1日だけ練習を見ただけなのでハッキリとは言えないが、俺と一緒に練習する時間があればきっと強くなるだろう。今日アシスタントを務めてくれたビクター・ヘンリー選手はUFCの選手だし、UFCはもちろんWWEなどたくさんの選手を指導してきた。

【新日本プロレスリング株式会社】

今日の時間はすごく光栄だった。俺の人生において新日本プロレスの道場はとても大切な場所だ。そもそも総合格闘技はこの野毛道場から生まれたと思っている。20年ほど前にアントニオ猪木さんに見出され、それが人生の大切なステップアップにつながった。新日本プロレスでコーチを務めることは、俺にとってとても大切な時間だと思っている」
■嘉藤匠馬選手のコメント

【新日本プロレスリング株式会社】

「本日はありがとうございました!ジョシュ・バーネットさんという方は、自分もずっと前から名前は伺っていたぐらい凄い人っていうのはわかったうえで、自分はいまオレッグさんと一緒に柔術を習いに行ってて、今日も朝行ってきたんですけど、その中でまた新たな技術を学べたりとか、新たな経験が今日はいっぱいあったので、ホントにいい勉強になりました。また次いつか学べる時はさらに自分も成長して、その時さらにいろんなものを吸収できるように頑張ります。ありがとうございました!」
■村島克哉選手のコメント

【新日本プロレスリング株式会社】

「ありがとうございました!ジョシュ・バーネットさんに初めて教えてもらって、自分はアマレスはやってたんですけど、関節とかそういう部分はあまりわからなくて、教えてもらえたことを今日スパーリングで実践できて、(腕を)取れはしなかったんですけど、何回も何回もこれから練習して、もっと自分の身になるようにして、いずれは教えてもらった技で(タップを)取れるように頑張ります。ありがとうございました!」
■安田優虎選手のコメント

【新日本プロレスリング株式会社】

「今日は貴重な時間をいただいて、ありがとうございました!今日教わった技術は全部、自分にない技術で、これを教わったからにはしっかり自分のプロレスに活かして、これから成長していきたいと思います。ありがとうございました!」
■永井大貴選手のコメント

【新日本プロレスリング株式会社】

「ありがとうございました!今日はジョシュ・バーネットさん、あとUFCファイターのビクターさん。今日、自分は打ち込みとかビクターさんとやらせていただいたんですけど、ビクターさんは自分とそんなに変わらない体格だったんですけど、自分よりも大きい選手とやってるようなぐらいのプレッシャーとか、重心を相手に乗ってるテクニックとかが凄い、やっぱり何枚も上手な方だなと思いました。明日からまた試合があるので、今日教わった技術をもっと今後の練習とか、試合とかで活かしていけたらいいと思ってます。ありがとうございました!」
■ボルチン・オレッグ選手のコメント

【新日本プロレスリング株式会社】

「今日はものすごく勉強になりました。まだ一回目の練習だけどメチャクチャ勉強になりました。プロレスに使える技やとくに関節技で『次の手、次の手、次の手』とつなぎの部分を教えてもらいました。

プロレスラーになる前、15年くらい前、毎週土曜日にカザフスタンで放送されていたPRIDEの試合をよく観ていました。そのとき、ジョシュ・バーネット選手のニックネームである“ベビーフェイスの暗殺者”が印象に残っています。子供の頃、『この人スゴイ!』と思っていた人にこうやって会えるとは思ってなかったです。

一緒に練習をして、ジョシュ・バーネット選手からいろいろな技を教えてもらって、これか自分は上を目指します。いろいろと勉強していきたいと思います」

――全体練習が終わった後も指導を受けていましたね。

【新日本プロレスリング株式会社】

「さっき軽くスパーリングをやったときに、教わったことを実践できたから『おおっ!』ってなったみたいです。言葉は通じない部分が少しあるけど、レスラーとしてすごく繋がりやすい人だと思いました。

これからもっと練習して、もっとプロレスに活かせるようにしたいです。関節技が上手いザック・セイバーJr.選手やブライアン・ダニエルソン選手と闘っても、引けを取らないようになりたいですね」

――もの凄く細かく指導を受けていましたが、いかがでしたか?

【新日本プロレスリング株式会社】

「ホントに細かく、細かく教えてもらいましたね。腕の取り方であっても『ひねり方をもっと工夫したほうが良い』とか、とてもわかりやすくて極めやすさも実感もしたし、より技術的な部分を教えてもらえてうれしいですね」

【新日本プロレスリング株式会社】

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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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