【2部・第16節】2位・日本体育大学がまさかの2連敗!勝点を4差に広げた首位・慶應義塾大学がこのまま抜け出すか

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【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・2部リーグ第16節

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 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』。2部リーグ第16節は、10月6日(日)に全6試合が行われた。


 勝点1差で接戦を繰り広げていた首位・慶應義塾大学と2位・日本体育大学。前節はともに黒星を喫して3位以下に迫られる結果となったが、首位・慶大は7位の拓殖大学に快勝。前半は拓大に押し込まれる展開になったものの、36分に田中雄大のゴールで先制すると、後半の78分にまたもや田中が追加点。終了間際に拓大に1点を返されるが、そのまま逃げ切って1-2で勝利し首位をキープした。厳しい展開となったのが2位の日体大だ。6位・早稲田大学との試合は後半の立ち上がり、早大・駒沢直哉に2ゴールを許す展開に。それでも76分と84分に吉崎太雅が2ゴールを挙げて同点に追いつくが、その4分後に早大は本保奏希が3点目を決めて再び勝ち越し。日体大は再度追いつくことができず、3-2で早大が勝利。敗れても辛うじて2位をキープしている日体大だが、首位・慶大との勝点差は4に。また3位との勝点差はわずかに1と厳しい状況に追い込まれた。

 順位の変動があったのは3位以下の3チームだ。3位の立正大学は、8位・神奈川大学に0-1で敗戦。前半23分に神大・藤田仁朗にゴールを許すと、最後まで神大のゴールを割ることができなかった。連敗中の神大は5試合ぶりの勝利で順位をひとつ上げた。一方、4位の法政大学は中断明け以来負け無しの最下位・城西大学と対戦。前半序盤に先制点を挙げた法大だったが、後半に入ると城西大に得点を許し同点に。しかし先制点を挙げた松村晃助が、この試合2ゴール目となる勝ち越し点を挙げて1-2で勝利。5位の順天堂大学も後半に清水勇貴が獲得したペナルティーキックが決勝点となり、0-1で10位・山梨学院大学に勝利。この結果、法大と順大はひとつずつ順位を上げて法大が3位、順大が4位に。立正大は3位から5位に後退した。

 下位グループでは勝点1差の9位・立教大学と11位・産業能率大学が対戦。試合は産能大が後半序盤までに3点を先取するものの、64分に中島颯太が2回目の警告を受けて退場に。数的優位に立った立教大は終盤にかけて2点を奪うがあと一歩届かず3-2で産能大が逃げ切った。
 この結果、産能大が降格圏を抜け出し9位に浮上。慶大に敗れた拓大は8位、立教大は10位、順大に敗れた山学大は11位とひとつずつ順位を落とした。


 首位・慶大がわずかに抜け出した一方、2位以下がさらに混戦模様に。2位から11位までは上位下位が勝点2差内と、ひとつの勝利、ひとつの敗戦で順位が変動する。一方、最下位の城西大は11位に勝点7差と厳しい状況に。残り6試合、どこまで勝点を伸ばすことができるか。第17節は10月13日(日)に全6試合が行われる。

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全試合結果と得点者


山梨学院大 0(0-0)1 順天堂大
得点者)【順大】 清水勇貴

立正大 0(0-1)1 神奈川大
得点者)【神大】 藤田仁朗

早稲田大 3(0-0)2 日本体育大
得点者)【早大】駒沢直哉×2、本保奏希【日体大】 吉崎太雅×2

産業能率大 3(2-0)2 立教大
得点者)【産能大】吉田愛哉、太田翔真、オウンゴール【立教大】 嵯峨康太、高松大地

城西大 1(0-1)2 法政大
得点者)【城西大】佐藤遼【法大】 松村晃助×2

拓殖大 1(0-1)2 慶應義塾大
得点者)【拓大】照井佑亮【慶大】 田中雄大×2
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著者プロフィール

一般財団法人関東大学サッカー連盟は、関東地域における大学サッカーの水準向上と普及、加盟チーム相互の親睦共励、そして広く社会に貢献できる学生を育成することを目的に、1924年に創設されました。主要大会のひとつである『関東大学サッカーリーグ戦』では関東7地域から36大学が参加し、1部~3部のカテゴリーで熱戦を繰り広げています。近年は日本代表にも多くの選手を輩出するなど、通年でレベルの高い試合を展開しています。また主管大会として、大学の日本一を決める『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)などの全国大会も実施しています。

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