G1浜名湖賞2日目へ 地元で極めて評価が高い谷野錬志に注目

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【(C)BOATRACE 谷野錬志】

3日にボートレース浜名湖で行われた「G1浜名湖賞 開設71周年記念 静岡県知事杯争奪戦」初日は、ドリーム戦5号艇の白井英治がフライングに散るなど波乱含みの1日となった。
1コースからの逃げは5本どまりで、そのほかは差し1本、まくり2本、まくり差し3本、抜き1本。3連単万舟券は4本を数えるに至っている。

そんな波乱を演出した1人が地元の谷野錬志(静岡出身・静岡支部40歳)【写真2枚】。初戦4Rは5号艇ながら、6コースを余儀なくされたうえ6着敗退。旋回性に課題を残した感じだったが、後半11Rは一転。気持ちのいいレースで勝利を飾っている。

その4カドまくりについて谷野錬志は「展開がよかったです」と語ったが、実際のところ、内側艇を容易にまくれる位置関係だったわけではない。先行するスロー勢を抱えるようにしながら完封した技ありのレースだったのだ。

【(C)BOATRACE 谷野錬志】

場内では、「谷野は意外性がある」とか「差しもできるし、まくりもやるから面白い」といったファンの声が数多く聞かれたほか、日頃から予想会をしている元レーサーの柴田稔さんも「レースがうまくて一発の魅力を持っている」と高評価。全国的にはあまり目立たないが、実力者であることを地元ファンはよく知っている。

その力量の象徴が、今年8月の浜名湖お盆レース優勝戦。服部幸男・笠原亮・菊地孝平ら強豪を抑え、5コースからまくり差し、バック3番手からの2マーク逆転差しでの勝利。ここ一番で頼りになることをあらためて印象づけている。

【(C)BOATRACE】

谷野錬志は今節初日について「前半カード(4R)は、ターン手前から滑っていたのでプロペラをたたきました。結果、(11Rは)つながりがよくなりました」と気配一変をアピール。さらに、「ターンの感じを残しつつ、行き足や伸びが良くできればと思います」と調整の方向性について示唆した。8R3号艇1走(上図参照)の浜名湖2日目も期待したくなる。
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