終了間際の同点弾でマドリード・ダービーは1-1の引き分け

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【©︎Atleti】

途中出場アンヘル・コレアが値千金の同点ゴール

ラ・リーガ第8節、未だ無敗のアトレティコ・デ・マドリーは、今シーズン初めてのマドリード・ダービーをホームで迎えた。2位のレアルと3位アトレティコの勝ち点差はわずか“2”。試合前には全勝で首位を独走していたバルセロナがオサスナに敗れたため、リーグ上位に追いつくためには絶好のチャンスとなった。

シメオネ監督は前節セルタ戦から2人の選手を入れ替えた。決勝点を決めたアルバレスがコケと代わり先発に入り、ジュリアーノに代わってデ・パウルがスタメンに選出された。対するマドリードはモドリッチやカルバハルが先発出場。公式戦9試合の出場で7ゴールを挙げているムバッペは、負傷で戦列を離脱した。

エスタディオ・メトロポリターノ史上最多となる70,110人の入場者数を記録したこの試合は、互いにリスクを冒さない慎重な展開に。10分にアルバレスが左サイドでリュディガーを抜き去りポケットに侵入するが、シュートはGKクルトワに阻まれた。アトレティコ前半の枠内シュートはこの一本のみ。その後は決定的なチャンスはなく、0-0でハーフタイムを迎えた。

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後半開始から20分、試合が動く。レアル・マドリードが中央でフリーキックを獲得すると、モドリッチが左サイドに展開し、パスを受けたヴィニシウスが縦突破からセンタリング。ファーサイドでこのボールを受けたミリトンが、ワントラップからシュートを放ちゴールネットを揺らした。この失点の後にゴール裏がヒートアップし、ピッチに物が投げられる事件が発生。試合が一時中断することになってしまう。

試合再開後のアトレティコは懸命に攻めるも、時間だけが刻々とすぎていく。しかしアディショナルタイムだった。途中出場のハビ・ガランのパスを受けたアンヘル・コレアが、GKをかわし倒れながらゴールにボールを押し込んだ。主審は一時オフサイドの判決を取るも、VARによりオンサイドが認められ、アトレティコが試合を振り出しに戻す。

白熱のマドリード・ダービーは1-1で試合終了。リーグ戦8試合無敗となったアトレティコ・デ・マドリーは3位を維持している。
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著者プロフィール

アトレティコ・デ・マドリーは、スペインのマドリーを本拠地とし、ラ・リーガに所属するサッカークラブです。1903年に創立し、プリメーラ・ディビシオン(1部)優勝11回、コパ・デル・レイ優勝10回、UEFAヨーロッパリーグ優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝3回を誇り、ヨーロッパを代表する歴史あるクラブです。

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