【U18日清食品トップリーグ2024 (女子) 大会レポート】「3年生として泥臭い部分を頑張りたい」 岐阜女子 #12 岡田紬葵

U18日清食品リーグ
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【©U18日清食品リーグ】

9月29日(日)、下呂交流会館アクティブ温アリーナで開催された「U18日清食品トップリーグ2024」。地元の岐阜女子(岐阜県)は、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)3位の強敵・昭和学院(千葉県)と対戦しました。スタメンには#7 ディヤイ ネイ選手(3年/186cm)に代わって、#8 岡田梨伽選手(3年/170cm)を据えて臨みました。

まず先手を打ったのは岐阜女子。#6 三宅香菜選手(2年/172cm)の2本の3ポイントシュートなどで開始5分半、12-4とリードします。その後も#10 小松美羽選手(2年/163cm)やや#9 杉浦結菜選手(2年/172cm)が激しいディフェンスから得点を重ね、第1クォーターは19-9と、この10分間で10点のリードに成功しました。

第2クォーター、岐阜女子は控えの#12 岡田紬葵選手(3年/170cm)が、「自分のやるべきことを徹底して、チームに良い流れを持ってこようと思いました」と積極性を見せ、3ポイントシュートやバスケットカウントを決める活躍。昭和学院のビッグマン、#8 山下笑伶奈選手(3年/181cm)にマークされても、ピック&ポップで外に広がってこのクォーターだけで3本の3ポイントシュートを決めてみせます。33-19と、岐阜女子が14点リードして前半を終えました。

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後半、反撃を図る昭和学院は、#9 藤松柚乃選手(2年/159cm)がドライブや速攻でチームをけん引し、一時は6点差に縮めます。しかし岐阜女子はこの我慢の時間帯、もう一度ディフェンスを引き締めると、第4クォーターには岡田(紬)選手の3ポイントシュートや小松選手の速攻で再びリードを拡大。昭和学院も#5 前田珠涼選手(3年/165cm)の3ポイントシュートなどで追いすがりましたが、試合を優位に進めた岐阜女子が結局67-48で振り切りました。

この試合、岐阜女子のスコアリーダーとなったのが3ポイントシュートを5/7の確率で決め、21得点を挙げた岡田(紬)選手です。インターハイではほとんどプレータイムを得られませんでしたが、この秋、岐阜県の成年国体のメンバーに選ばれ、慣れないセンターポジションを経験。

「大きな相手に対して、自分の強みであるスピードのミスマッチや3ポイントシュートを積極的に狙うことが大事だと感じましたし、ディフェンスではもっと体を張ることが必要なのだと勉強になりました」と言い、この昭和学院戦でもその学びを大いに生かしたようです。得点のみならず、相手のセンターへの体を張ったディフェンスや、味方を生かすスクリーナーの役割でも大いにチームに貢献しました。

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今年の岐阜女子は主力に2年生が多く、岡田(紬)選手は「3年生がもっとしっかりしなければいけないのですが、それが今はまだできていません」と危機感を口にします。「2年生は上手な子が多いので、もっと3年生としてディフェンスなど泥臭い部分を頑張りたいなと。今は安藤美優(#5)の負担が大きいので、頼り切りにならないように自分ももっと頑張りたいです」と意気込みを語ってくれました。

ベンチから出る岡田(紬)選手らの存在感が強まれば、岐阜女子の強みである“総合力”はより一層高まるはず。「U18日清食品トップリーグ2024」で実戦経験を積みながら急成長している岡田(紬)選手は、チーム浮沈の大きなカギを握る存在です。
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著者プロフィール

「U18日清食品リーグ」ば、バスケットボールにおける部活・クラブなどの垣根を超えたU18年代の階層別リーグ戦です。リーグ戦文化の導入により、実力が拮抗するチーム同士の対戦や、多くの選手への出場機会、また、予定された試合/対戦相手を見据えた質の高い準備など、公式戦の試合数が確保された環境下で競技に取り組むことにより、競技力の向上を目指して設立した競技大会です。 今年度も「U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会 2024」 として 「U18日清食品トップリーグ2024」 、「U18日清食品ブロックリーグ2024」を開催いたします。

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