「このグレート-O-カーンは逆転の内藤哲也の引き立て役じゃねーんだよ。プロレス界の主人は余だ」オーカーンが神戸決戦を前に“主役交代”を宣言!迎え撃つ王者は「広報さん」連呼で挑戦者を挑発!!【9.28公開調印式②】

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社】

9月28日(土)18時15分~神戸芸術センター 芸術劇場にて、翌日の神戸ワールド記念ホール大会でおこなわれるIWGP 世界ヘビー級選手権、IWGP GLOBALヘビー級選手権、IWGPジュニアヘビー級選手権の公開調印式が実施された。

■『DESTRUCTION in KOBE』
9月29日(日) 14:30開場 16:00開始
兵庫・神戸ワールド記念ホール
※「ロイヤルシート」は完売、「アリーナS」「アリーナA」は残りわずかとなりました
※当日券は13:00より発売いたします

※リンク先は外部サイトの場合があります

■IWGP世界ヘビー級選手権試合

【新日本プロレスリング株式会社】

・(チャレンジャー)グレート-O-カーン選手のコメント
「兵庫県神戸というのは余の同盟者でも、Fate/Grand Orderの聖地にして原点でもある。いわば余にしてみれば“ホーム”であると言っても過言ではない。そんな聖地・兵庫県神戸でIWGP 世界ヘビー級をやれることを誇りに思う。
そうさなあ、思えば3年前だったか。内藤に初めて“広報”とあだ名をつけられ、バカにされ、それがキッカケでこうやって指を差して、『あっ、余のグッズを着てるな』と、サムズアップをしていたんだよ。広報をしているくせにグッズの着用率が低いんじゃないか。
まあ、たしかにいまも内藤哲也のグッズ着用率と比べれば負けてるかもしれない。このシリーズもオーカーンコールを求めれば、『媚びを売っている』だ、『オーカーンコールで会場をいっぱいに出来ましたか?』とバカにされた。それもまだまだ少ないかもしれないな。

【新日本プロレスリング株式会社】

そりゃそうだろ。余だってバカじゃないんだ、わかってるよ。長岡が運命じゃなく、偶然だったこと。反感びいきで応援されたこと。まだまだ内藤哲也は強い、わかってるさ。しかも1回負けた後の内藤哲也はさらに強い。それを裏付ける経験値がある。修羅場の数が違う。
余はたかだか新日本に来てまだ4年も経ってない若造だ。そして、勝負の上に置いて大事な気持ち。やっと楽しいと思えた、スタートラインに立ったこの余なんかよりも、ガキの頃からプロレスを追い続けた内藤哲也の方が、気持ちの面でもそれは強いさ。正直言って、流れも最悪、勝率も最悪だと思っている。それでも自信があるよ。なぜならな、このグレート-O-カーンは逆転の内藤哲也の引き立て役じゃねーんだよ。プロレス界の主人は余だ」

【新日本プロレスリング株式会社】

・(チャンピオン)内藤哲也選手のコメント
「ブエナスノーチェス?ブエナスノーチェース?ブエナスノーチェス?(※会場の反応を見つつ)ブエナスノーチェス?聞こえないな。ブエナスノーチェス?明日、神戸ワールド記念ホール大会にておこなわれるIWGP 世界ヘビー級選手権試合に関してのオーカーンのコメントやインタビューを読んできました。
ここまで悪口に近いようなコメント、たくさん残してきたオーカーン。ただ、明日もし敗れた場合、そんな内藤に敗れた男、そんな内藤に勝てなかった男っていう印象をすごく与えてしまうわけで、広報さん。あっ、失礼しました。グレート-O-カーン選手にとって明日はもの凄く大事な試合になるんじゃないかなと思います。
広報さんには、あっ失礼しました。グレート-O-カーン選手には非常に申し訳ないですが、明日は順当に防衛し、そして10月14日、今年の『G1 CLIMAX』優勝者であるザック・セイバーJr.の目の前にチャンピオンとして立ちたいと思います。グラシアス」

――いまの内藤選手の言葉を受けていかがですか?

オーカーン「特になにも」

内藤「特にありませんってこと?そういえば、特にありませんって聞き覚えがあるね。特にありません、よく聞いたっすね、一時」

■質疑応答(※Xにてファンの皆様から募集した質問に回答)

――内藤選手とオーカーン選手に質問です。北海道ツアーは新日本プロレスワールドの中継がなかったので、シリーズ後半戦のお二人の前哨戦の様子を感じ取る事ができませんでした。このシリーズを通してお互いにリング上で戦った印象やバックステージの言動など何か感じる物がありましたら教えて下さい。

【新日本プロレスリング株式会社】

オーカーン「少し時期はさかのぼるんだが、ずっと引っかかってた言葉があるんだ。『G1』期間中に内藤がこう言った。『新世代よ、早く出て来てくれ。新日本プロレス、そしてプロレス界はそんなに甘くない。自分の力で勝ち取ってみろ』と。これの答え、真意だけがどうしてもわからなかった。その答えをいま聞ければ幸いだと思ってるよ」

――内藤選手はいかがでしょうか?

【新日本プロレスリング株式会社】

内藤「やはり広報さんは広報活動を非常に頑張っているおかげか、北海道のいろんな場所を回っても、『広報!広報!』と広報を応援するお客様、広報コールをするお客様がすごく多かったのが印象に残ってます。
北海道ツアーってあんまりやったことなかったので、初めて試合をする場所もいくつかあったし、10何年振りとかに行く会場も多かったので、会場のお客様の雰囲気からして、『あっ、待っててくれてたんだな』と、ちゃんと新日本プロレスワールドであり、モバイルサイトであり、情報を追いかけてくれてるんだなと。そういうのをデ・ハ・ポンの大合唱をして改めて感じたっすね。
なんか全国のお客様には、その試合の映像が届けられず残念な思いをしたお客様も非常に多いとは思いますが、ああいうテレビ中継のない大会っていうのは逆にそこでしか観れないこの貴重な場でもあるわけで、なんかそれが良い空間を生んでたような気がするので、ちょっと配信できなかったという思いはありつつ、でもその場でしか楽しめないその空気を、味わえた良い大会だったんじゃないかなと俺の中では思ってます」

――内藤選手へ質問:グレート-O-カーン選手についてはかなり評価が高い気がするのですがいかがでしょうか?

【新日本プロレスリング株式会社】

内藤「広報活動をすごく頑張っているという印象はありますし、存在感はありますよね。やり方がいいか悪いか、闘い方がどうのとか、そのへんは選手それぞれ違うわけで、それは何とも思わないし、べつに言うつもりはないけど、存在感っていう部分ではそんなに悪くはないんじゃないですか。
実際、俺も“広報さん”っていう名前をつけちゃうぐらいですからね。だから、広報さんっていう名前でだいぶ知れ渡ちゃってるのかな。それ以上にグレート-O-カーンっていう名前を全国各地で売っててほしいっすね。そうすれば、『そのグレート-O-カーンに勝ったのは俺だぜ』と自慢できるんで、そう自慢できる日が楽しみですね。まあ、来ないと思いますけど」

――オーカーン様に質問です。オーカーン様が試合に勝てば、新世代で、初めてIWGP世界ヘビー王者になります。このベルトに対する想いをお聞かせください。

【新日本プロレスリング株式会社】

オーカーン「このIWGP 世界ヘビー級王座が生まれる時に、決して祝福されなかった。特に現チャンピオンの内藤哲也は最後まで抵抗した。同じユニットには、いまだにこのベルトを分解する案を出すヤツがいる。全くもって物の価値にわからないヤツらに囲まれて、可哀そうなベルトだと思うよ。
余はね、このベルトを獲ったら闘いたいヤツが2人いるんだよ。棚橋弘至と永田裕志。名前は変わってしまったかもしれないですけど、IWGPの歴史を作り、価値を高めたこの2人の最後のIWGP戦の相手をしっかりと務め、アントニオ猪木を越える足掛かりとしたいね。
なぜならばだ、新日本プロレスは50年以上が経ち、IWGPも名前が変わり、そしてこのIWGP 世界ヘビー級のベルトの履歴にアントニオ猪木はいない。そう、こっからの新日本プロレスの50年を新しく作れるチャンスのあるベルトだ。それができるのは、広報という環状線理論を体現し、格闘技で世界選手権優勝までのぼりつめたストロングスタイルのできるこのグレート-O-カーンにしかできないと思っているよ」

――ここから記者の皆様による質問をお受けしたいと思います。

内藤「ハイ、東京スポーツ・岡本エキスパート」

――会見中にオーカーン選手が……。

内藤「それホントに気になってる質問なの?手挙げた?なるべく目立たないようにしてたでしょ、いま?いま必死に考えたの、その質問?ホントに疑問なの?」

――オーカーン選手から新世代の対する言葉の真意が問われていましたが。

内藤「どの言葉に対してですか?」

――新世代に対して、自分の力で勝ち取ってみろよという壁になるような発言と言いますか、新世代の台頭を待ち望むような発言にも聞こえますが。

【新日本プロレスリング株式会社】

内藤「なるほど。べつに深い意味はないですけど、某オーナーが『世代交代だ』『新しい盛大が』とか、そういう言葉をよく口にしていたので、オーナーが言ってるから頑張ろうっていうのじゃちょっと違うだろ、そんなんじゃ何も変わらないよっていう想いを込めて口にしただけなので、そんなに深い意味はないです」

――例年のIWGP戦は10月の両国大会でおこなわれ、その時のチャンピオンと『G1』優勝者が1.4東京ドーム大会で闘うというのがここ数年続いていたので、久しぶりに神戸ワールド記念ホール大会でIWGP戦がおこなわれる部分も含めて、例年と比べIWGP戦線がかなり異なっている点に関してはいかがですか?

【新日本プロレスリング株式会社】

内藤「『G1 CLIMAX』に優勝した経験がある者としたら、やはり『G1 CLIMAX』優勝の勢いを持ってすぐに挑戦したいっていうのが本音だと思います。たしかに東京ドームのメインイベントに立てるっていうのもおいしいですけど、やはり『G1 CLIMAX』優勝で得た勢いを一番活かせるのはその直後だろと。
『G1』後、約5か月も待たなきゃいけないっていうのは、どうしても『G1 CLIMAX』優勝の勢いを活かせないので、そういう意味で言うと、今回のザック・セイバーJr.の挑戦のタイミングっていうのは、もしかしたらベストなのかもしれないですね。ただでさえ、俺はザック・セイバーJr.っていう選手がすごく苦手ですし、嫌いですし、だから明日の神戸大会をクリアした時、次の挑戦者はザック・セイバーJr.ですけど、いままで以上にやりにくい状況でのタイトルマッチになってしまうんじゃないかなと。
そこはちょっと不安な部分もありつつ、でもそれがもの凄く楽しみな自分もいたり。まあ、とりあえず明日なんなく防衛して、そして気持ちを10月14日、ザック・セイバーJr.戦に切り替えたいなと思います」

――内藤選手から新世代への発言の真意もありましたが、この言葉を受けていかがですか?

【新日本プロレスリング株式会社】

オーカーン「まあ、深く考えてはないと言ったが、心の奥、深層心理、意識してないところではやはり期待というかね、新世代の台頭、次の世代、自分を打ち負かせてくれるヤツ、そういうのを望んでいるのかなと。まあ、その時にも内藤本人が言っていたけども、そういう風にオーナーに応援される、期待されるだけじゃなくて、自分の力で勝ち取って見ろと。
そりゃそうだ、その通りだ。まあだから、明日はこの新日本プロレス来て4年も経ってない若造が、チャンピオンの胸を借りてもう一度勝って、そうだなあ……ウーン、散々バカにした内藤哲也の証拠を残した男として、真のIWGP 世界ヘビー級チャンピオンと、明日は先輩の胸を借りて勝ってあげようかなと、そういう気持ちかな」

――過去の成績でいうと内藤選手はオーカン選手に負け越しています。ザック・セイバーJr.戦を見据えた発言も見られますが、オーカン選手を警戒している部分はどの程度ありますか?

内藤「対戦成績はいま何勝何敗でしょうか?」

――えっと……

内藤「(※カウントダウンするように)3、2、1……」

――内藤選手の1勝2敗1不戦敗でしょうか……?

内藤「どうですか? あってますか? (※司会の阿部誠リングアナウンサーに対し)あっ、阿部リングアナはよく知らないと……興味がないと……」

阿部「いやいや、そういうわけではないですが……」

【新日本プロレスリング株式会社】

内藤「確かに負けている印象がすごく残っていて……。ただ、偶然で何回も勝てるほど甘いモノじゃないですからね。だから偶然ではないと思いますよ。ちゃんと実力のある選手なんじゃないですか? だからこそ、そんな選手のIWGP世界ヘビー級王座初挑戦の舞台で相手が俺であることはすごくうれしく思いますし、こうやって一緒に会見が出来ることもうれしくもありますし、まあでも俺以上に喜んでいるのはグレート-O-カーンなんでしょうね。どうですかね? オーカン選手うれしいんじゃないですか? (※マイクを握ったオーカーンに対して)答えてくれるの? ありがとうございます」

オーカーン「特別にな。うれしいか? うれしくないか? そりゃ、うれしいさ」

内藤「なんで? 相手が俺だから?」

オーカーン「そのとおりだよ。理由も言ったほうがいいか?」

内藤「お願いします」

【新日本プロレスリング株式会社】

オーカーン「少なくともだ、最初に言ったとおり悪態をついた。コイツのことを認めていない部分もたくさんあるさ。でも認めている部分もある。余もね、内藤哲也に勝った印象が強い。でもそれと同じくらい内藤哲也とIWGPっていうのはすごく印象づいている。別に新世代で獲ったら初めてとか、初めてのIWGP世界ヘビー挑戦とか、そういうのは抜きにして、考えてないんだけど……やはり余がIWGP世界ヘビー級を獲るときは内藤哲也がいいなと思っていたし。(8.12)長岡で正直いろんなことに気が付いた。もしくは気付かされた。それはやっぱり“内藤哲也が相手だった”からなのかもしれないと言っても過言ではない。だから何が言いたいかというと……正直、明日メチャクチャ楽しみしてるってことだ」

――オーカーン選手にお伺いします。今年、新日本プロレスは長らく中心選手であったオカダ・カズチカ選手やUNITED EMPIREの中心人物であったウィル・オスプレイ選手が新日本を去り、時代の転換点だったと思います。その年にオーカーン選手がIWGP世界ヘビー級王座に挑戦してそしてベルトを獲るということに関して、どのような意義を見出していますか?

【新日本プロレスリング株式会社】

オーカーン「正直ね、余のUNITED EMPIREからIWGP 世界ヘビー級を獲って、AEWに行った者がいる。まあでも、ウィル・オスプレイの場合はね、元から世界を中心に活動していたし、いまでもUNITED EMPIREの一員であるし。オスプレイに対してはそんな気持ちはないんだけど、それ以外の者。正直ね、このIWGP 世界ヘビー級をAEWに切符にされているような……またAEWでいいオモチャにされているようなそういう歯痒さをすごく感じている。実際に持ったヤツにも、このベルトは全く認められていない。挑戦するヤツも分解させろとか。だから、可哀そうでもあるし、歯痒い気持ちもあるよ。なぜなら余は支配者だからだ。その支配する団体がいいようにやられていたり、2番や3番というランキングをつけられるのは正直腸が煮え来り返る。

だから、やはり上村優也とKOPW争奪戦をやったときに、“強い新日本理論”で争ったけど、広報のひとつでもして少しでも名前を売って、新日本プロレスというモノを広めて、観にきたヤツらに『これがプロフェッショナルのレスリングなんだ』と見せつけて、そして新日本プロレスで一番強いヤツ、新日本プロレスの代表、その意義を、価値を高められるのは、やはりこの余しかいないのではないかと。だから期待を背負っているつもりだよ。内藤チャンピオンも深層心理で若手の台頭を願っているみたいだし。そして誠勝手ながら帝国民の声援も借りてね。背負えるものはドンドン背負ってやろう。内藤哲也チャンピオン様みたいに余はヒザをケガしてないんでね。まだまだ担いだところで、ヒザから崩れ落ちたりはしないんでね」

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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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