【3部・第12節延期分】平成国際大学が完勝し降格圏を脱出!明治学院大学・中央学院大学は2-2ドローで痛み分けに

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【試合結果・マッチレポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・3部リーグ第12節(延期日程)

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 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』【3部リーグ】は、9月25日(水)に、落雷のため中断された第12節「平成国際大学vs東京経済大学」「中央学院大学vs明治学院大学」の2試合が行われた。

 自動降格圏の共栄大学と同勝点、最下位の亜細亜大学とも勝点1差と厳しい状況に追い込まれている10位・平成国際大学。もう後のない平国大は立ち上がりから5位・東京経済大学を圧倒。前半終了間際の45分、松本琉聖がペナルティーエリア外からミドルシュートを放つも、これはGKがブロック。しかし弾いたボールを五十嵐大翔がダイレクトで蹴り込んで先制。平国大が1-0とリードして前半を終えた。

 ビハインドを負った東経大も後半頭から駒田晴生を投入するなどして試合の流れを変えようとするが、平国大も攻撃のギアを上げて主導権を握る。65分には相手のクリアボールを拾った松本が右サイドを突破。ゴール前に入れたクロスを小嶋海七が頭で合わせて追加点を挙げる。平国大は85分過ぎにも、松本がゴール前に抜け出した松本が倒されてペナルティーキックを獲得。だが松本のキックは東経大GK・菅野颯人が左足に当てて弾き出して3点目ならず。それでも、その後は東経大の攻撃を許さず平国大が2-0で完勝。勝点を17に伸ばして8位に浮上した。


 先週末の試合では、ともに勝利している7位・明治学院大学と8位・中央学院大学の試合は、前半と後半で真逆の展開となった。開始早々の2分、明学大がペナルティーキックを獲得し絶好のチャンスを掴む。しかし、キッカー・鈴木燦次のキックは中院大GK・佐々木大地が弾き出し、続くチャンスもDFが必至にクリアー。明学大は先制点のチャンスを逸してしまう。すると30分、今度は中院大・栗原大河が相手GKに倒されてペナルティーキックを獲得する。これを栗原自身でゴール左隅に沈めて中院大が先制。中院大はその4分後にも、上野光永が柴山大希からのスルーパスを受けてそのまま前線まで持ち上がる。最後はGKをかわして無人のゴールへ流し込んで追加点。中院大が2-0とリードして試合を折り返した。

 だが、後半に入ると明学大が攻撃のリズムを掴み、68分には途中出場の大谷悠人が左サイドを突破。そのままペナルティーエリアにカットインすると、鮮やかな切り返しでDFをかわしてシュート。これが決まり、明学大が1点を返す。明学大は終了間際の87分、相手のクリアボールを奪った伊井舜哉が左サイドに抜け出してクロスを上げると、これを途中出場の佐伯亮太が頭で合わせて同点弾。交代起用が的中し、明学大が途中出場2人のゴールで同点に追いついた。しかし残り時間は少なく、両チームとも勝ち越し点を挙げられないまま2-2で試合終了。ともに勝点1を積み上げたが、明学大が7位をキープした一方、平成国際大学の勝利により中院大は得失点差で9位に後退した。

 落雷による延期試合は、この2試合をもってすべて終了。9月28日(土)、9月29日(日)に行われる第15節からは、全チーム14試合を消化した状態で残るリーグ戦に臨む。


(文・飯嶋玲子)

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全試合結果と得点者

平成国際大 2(1-0)0 東京経済大
得点者)【平国大】五十嵐大翔、小嶋海七

中央学院大 2(2-0)2 明治学院大
得点者)【中院大】栗原大河、上野光永【明学大】大谷悠人、佐伯亮太
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著者プロフィール

一般財団法人関東大学サッカー連盟は、関東地域における大学サッカーの水準向上と普及、加盟チーム相互の親睦共励、そして広く社会に貢献できる学生を育成することを目的に、1924年に創設されました。主要大会のひとつである『関東大学サッカーリーグ戦』では関東7地域から36大学が参加し、1部~3部のカテゴリーで熱戦を繰り広げています。近年は日本代表にも多くの選手を輩出するなど、通年でレベルの高い試合を展開しています。また主管大会として、大学の日本一を決める『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)などの全国大会も実施しています。

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