【日本シニアオープン選手権・第3R】片山晋呉が想定通りの位置へ

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シニアツアーでも日本タイトル奪取へ前進。

【耐えながら、全然大丈夫だと思えていたという片山晋呉】

首位と5打差5位タイからスタートした片山晋呉。この日は4バーディ・2ボギーの2アンダーパーの69。首位とは1打差の4位タイへと順位を上げた。思っていたほどスコアを伸ばせなかったという印象だったが、片山本人の心は意外にも穏やかだ。

「今日はスコアが落ち着くだろうなと思っていて、行っても(上は)通算10アンダーパーくらいかなと思いながらやっていましたけどね。(これまで)何十回も勝ってるし、何十回も負けてるし、よくわかっていますよ。勝っても負けても今は精一杯やれているし、すごく充実もしている。狙った試合で、狙える位置にいられるというのはすごく幸せなことなので、それができている自分を褒めてあげたいって思っています。明日は明日でいろんなことが起きると思いますが、それも物語の一つだと思ってやるだけかなと」。

この日は2番ホールでボギーが先行し、すぐさま3番ホールでバウンスバックしたものの、中盤はオーバーパーになる場面があった。そこでずるずると崩れなかったのは、まさしく気持ちが充実しているからだ。「耐えながら、全然大丈夫だと思えていたし、自分のことを信じてやれている自分がいたので。そこがさらに技術を引き出せた要因かなと思います」ゴルフではいろんなことが起こりえる。それは誰にでも起きることで、もちろん片山自身にも起きる。それを誰よりも理解しながら戦えているのは、これまで膨大な勝ち負けの場数を踏んできたからだ。

「日本シニアオープンとはいえ、オープンというのは誰もが欲しいタイトルだし、僕も当然欲しい。その中でどれだけ自分にきついことがあっても耐えられるかどうかは、僕が相当やってきているはずなので、それを信じてやりたいなと思っています」。

日本オープン、日本プロゴルフ選手権、日本ツアー選手権、日本シリーズと日本タイトル4冠を達成している片山が、日本タイトル5冠に向けて明日の最終ラウンドに挑む。

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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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