U18日清食品 東北ブロックリーグ2024 男子 大会レポート 奈良遥飛「僕たち新チームにとってはすべてが経験になる」県立秋田南(秋田県)
【©U18日清食品リーグ】
進学校ゆえ、インターハイ終了後は3年生が受験のために部活動を引退。そのため初出場となる「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」には1、2年生のみの新チームで臨んでいます。
8月31日の初戦は、秋田県勢同士となった秋田ノーザンハピネッツ U18(B.LEAGUE U18)との対戦。部活動のチームとBリーグU18が公式戦で対戦することは初めてとあって注目が集まりました。出足から大激戦となり、前半終わって44-41で県立秋田南がリード。しかし後半は選手層の厚さで上回る秋田ノーザンハピネッツ U18に逆転され、県立秋田南は74-87で敗戦を喫しました。
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齊藤智也ヘッドコーチが「泥臭いプレーが持ち味」と評価しているだけあり、奈良選手はゴール下で奮闘し、リバウンドに食らいつく姿勢が光りました。インターハイでも主力として出場しているため新チームの中では経験が豊富で、リーダーシップを期待されています。
「秋田ノーザンハピネッツ U18とは県内の公式戦で対戦することはないですが、やはり身体の大きさや強さの面で負けてしまいました。ただ、知っている選手がいることもあり、対抗できるところがたくさんあったので、自分たちの良さは出せたと思います。県立一関工業と八戸学院光星との試合は、3年生が抜けた分、交代できる選手が少なくて差がついてしまいました」と奈良選手は3試合を振り返りました。
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齊藤ヘッドコーチがそう語れば、奈良選手もこう続けます。「新チームのスタートの段階で県外の強豪チームと試合ができることは、若いチームとして大きい経験になります。正直、相手が強くて心が折れてしまいそうになることもありますが、そんな時は自分が声を出してリバウンドやディフェンスといった泥臭いプレーで引っ張ります。これからも強いチームと対戦しますが、全試合が僕たちにとっては良い学びなので、ここで得た経験を新チームに生かしていきたいです」
試合が終わった後、県立秋田南の選手たちはベンチ周辺とフロアを清掃し、椅子を綺麗に並べていました。「練習や試合の後の清掃は普段から取り組んでいることで、バスケだけでなく、勉強や生活面でも文武両道を目指しています」と奈良選手。初参戦となる「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」でも自分たちのモットーを出しながら、一試合一試合、学びの姿勢で挑みます。
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