男子U18日本代表:FIBA U18アジアカップ準々決勝でオーストラリアに敗れ、世界大会出場は叶わず──日本は7位で閉幕

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1人でも多く男子日本代表トップチームに招集されるかが大切 【© Japan Basketball Association.】

 「FIBA U18アジアカップ2024」にて、予選グループフェーズC / 2位通過した男子U18日本代表は、同D / 3位のフィリピンを85-61で破ってベスト8進出。9月7日に行われた準々決勝は、同A / 1位のオーストラリアと対戦。第1クォーターを5点しか取れず、苦しい展開が続いたまま41-89で完敗。この結果、上位4チームに与えられる来年開催のFIBA U19ワールドカップへの出場は叶いませんでした。
 オーストラリアのディフェンスの前にシュートを決められず、前半のフィールドゴール成功率は日本の16.7%(6/36本)に対し、相手は60%(18/30本)と高確率で沈めてきます。こぼれたボールもオーストラリアに渡り、リバウンド総数は26 : 65と圧倒されます。そこから26点を奪われたことで点差が開き、41-89のダブルスコアで敗れました。
 来年のFIBA U19ワールドカップ出場は逸しましたが、試合は続きます。5-8位決定戦は、2年前の前回大会で優勝した韓国と対戦。前半で15点のビハインドを背負った日本が、後半に意地を見せますが追いつけず、70-74で惜敗。最後はインドを相手に100-50で勝利し、今大会は7位で全日程を終えました。
 18歳の選手たちにとって、次のカテゴリーは男子U22日本代表です。しかし、FIBA公式戦へ出場し、世界へ挑むためには男子日本代表トップチームに選ばれなければなりません。1991年の世界ジュニア選手権を含め、FIBA U19ワールドカップに出場したのは過去たった4回のみ。渡邊雄太選手や河村勇輝選手などパリ2024オリンピックのコートに立った選手の多くは、同じく悔しい思いをしてきました。常に世界を意識し、自らスタンダードを引き上げて努力し続けたことで学生時代からトップチームに招集され、今があります。この中からどれだけ多くの選手が、今後も日の丸を背負って国際試合に出場できるかが大切であり、本当の勝負はこれからです。

攻守に渡って奮闘した渡邉伶音選手 【© Japan Basketball Association.】

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