ジュビロ磐田 古川陽介 グールニク・ザブジェ(ポーランド)へ。「世界で1番のドリブラー」になるために。

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿された神田川_Júbilo&Bonitaさんによる記事です。】
見つかっちゃいましたね。
2024年9月6日、ジュビロ磐田の古川陽介が、グールニク・ザブジェ(ポーランド)へ期限付き移籍することが発表されました。

別報道では買取オプション付きレンタル移籍とあり、期限終了後には完全移籍となるんでしょうね。
古川陽介は、スタメン出場は少なかったですが、後半からジョーカー的な役割で出場し、相手の疲労が蓄積された状況でその持ち前のドリブルで翻弄するプレーを披露。チームに貢献してくれました。

ジュビロ磐田としては当然痛いですよ。このようなドリブラータイプの選手は古川陽介以外には残念ながら見当たりません。

ただ藤田俊哉SDは、海外に選手を送り出すことには積極的であることを公言していました。

「人材育成の観点では、ジュビロ磐田で様々な経験を積み、いろいろな国で活躍してまた磐田に戻ってプレーしてくれる。そのような環境をつくりたいです。」

藤田俊哉SD「2023 Jubilo Year Book」より引用


昨年ベルギーへ旅立った後藤啓介しかり、そして今回の古川陽介の海外への挑戦。恐らくですが積極的に後押ししたのではないかと推測します。

それをほのめかすようなことについて、古川陽介は以下のようにコメントしています。

なかなか勝ち星を重ねられない中でチームを離れることに対して、すごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ただ同時に自分の幼い頃からの夢である、世界で1番のドリブラーになる夢を早く叶えたい気持ちがさらに強まりました。
ファン・サポーターの皆様、関係者の皆様にこのような形で伝えることになり、本当に申し訳ありません。
そして自分の決断を尊重してくださったジュビロ磐田には感謝しかありません。ありがとうございます。
ジュビロなら必ず残留できると信じています。

※リンク先は外部サイトの場合があります


チャンスはそうあるものではありません。「世界で1番のドリブラー」になる夢があるのであれば、そのチャンスを逃す手はありません。

古川陽介は、残留争い中のチームを慮ってのコメントもありましたが、ここは是非行くべき。

そして藤田俊哉SDが目指す再びジュビロにその力を還元するという好循環を生んで欲しい。伊藤洋輝後藤啓介、古川陽介と続くこの海外への流れはむしろジュビロが将来を見据えた流れに他ならないと思います。



ただ、懸念事項として挙げるならば


買取オプション(移籍金)どんだけなの?


ということ。

夢だけでなく、ジュビロ磐田というクラブに対してどれだけのお金を積んでくれるのかということ。

何度も言いますが、ジュビロ磐田としては間違いなく戦力ダウン。藤田俊哉SDの海外循環志向はあったとしても、それに見合う、いや、それ以上の移籍金を残してくれるんでしょうね?ということ。

古川陽介の夢を後押しするのはイイ。賛成です。
藤田俊哉SDの海外循環志向もイイ。賛成です。

でも、取れるものはしっかり取ってよね。ということ。
ジュビロ磐田はこれからも厳しい戦いを続けなければなりません。古川陽介を手放すならば、今後それ以上の選手を補強するためにも資金をしっかり確保して欲しい。

そんなことも思ったりします。




それにしても、あの古川のプレーがが日本で見られなくなるというのはやっぱり寂しい。

振り返れば印象的な場面でゴール放っているんですよね。

2022年10月12日。 vs 横浜F・マリノス戦。この試合で優勝の可能性があったマリノスに対し、耐えて耐えて放った一撃で一矢報いたゴール。
2024年6月26日。vs東京ヴェルディ
月間ベストゴールにも選ばれた圧巻のドリブルシュート。
2024年8月11日。vs 鹿島アントラーズ。
試合終了間際の劇的逆転弾。
私の自慢と言えば、この3ゴール全て現地で観戦したということでしょうか。

オフザピッチで見せるおちゃらけたキャラクターと共に、このような数々の魅了するプレーがジュビロサポーターの心を鷲摑みにしていたことは間違いありません。
さて、古川陽介が去るジュビロ磐田。J1残留に対し崖っぷちの状況。その上での戦力ダウン。しかし、古川陽介の枠が一つ空くんです。

ここは、これまで試合に出られないと歯ぎしりしていた選手達の奮起に期待したいところ。
「古川がいなくても俺がいる。」

そんな野心むき出しの選手がでてきて、磐田を残留に導いて欲しい。切に希望しています。

古川陽介ありがとう。

世界で活躍して、またいつの日かジュビロ磐田に戻って来てくれることを期待しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と古川陽介のファンサポーターに歓喜が訪れることを願って。
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