【U18日清食品トップリーグ2024 (女子) 大会レポート】先輩のために奮闘する決意 東海大学付属福岡 #10 浜口ゆず
【©U18日清食品リーグ】
試合開始直後、桜花学園は#7白石弥桜選手(3年/184cm)のフックシュートで先制し、#6阿部心愛選手(3年/175cm)や#9金澤杏選手(2年/171cm)らも続けてシュートを決め、10-0というスタートを切りました。ペースを握った桜花学園は、その後もディフェンスからチャンスを作って得点を重ね、第1クォーターを27-9で終えました。
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大差を付けられてのハーフタイム、東海大学付属福岡は「自分たちはディフェンスから点数に繋げるチーム。後半ディフェンスからもう1度しっかりやり直していこう!」と声を掛け合って後半に臨んだと言います。そして第3クォーターに入ると、ゾーン・ディフェンスが少しずつ効果を見せ始めます。トランジションから#6石田らら選手(2年/168cm)、#12根間芙奈選手(2年/155cm)が得点すると、浜口選手は3ポイントシュートを射抜くなど、好守からの良いオフェンスを連続して見せました。それでも、桜花学園は再びペースを握ると88-33で勝利しました。
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「ずっと引っ張ってきてくれた(伊東)友莉香さんがいない中で、2年生ですが大事なところで私が点数を取らなければいけないと思っています。特にチームの状況が悪い時は自分がもっと貢献しないといけない立場だと思っています」。浜口選手が大きな存在と語ったのが、3年生の伊東友莉香選手(3年/176cm)です。
1年時から経験を積んできた大黒柱だった伊東選手は、インターハイ予選直前に右膝前十字じん帯断裂のケガで戦線を離脱。それでもベンチに入って、選手を鼓舞し続けています。この試合でも「『しっかり楽しもう。自分たちのプレーを最後まで出し切ろう。チャレンジしていこう』とチームメイトに声をかけてくれました」と浜口選手は言います。伊東選手の言葉は、浜口選手だけでなく東海大学付属福岡の選手全員にとって力になったはずです。
「U18日清食品リーグ」 は、リーグ戦文化の導入により実力が拮抗するチーム同士の対戦により、競技力の向上を目指して設立されたU18世代の育成・強化・競技環境の充実を図る大会です。「今日の反省を生かすこと。しっかり切り替えて1勝につなげられるように、しっかり最初から“東海らしく”戦いたいと思います」と浜口選手が力強く語ったように、すでに東海大学付属福岡は明日の試合に向けてモチベーションを高めています。
明日9時30分から行われる昭和学院(千葉県)戦では、さらにステップアップした試合を披露してくれるはずです。
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