ボートレース三国で開催されている「G2モーターボート大賞～地区代表戦～」(優勝賞金490万円)は3日、予選の2日目を終了した。

　この日は追い風の中、12Rの「東尋坊ドリーム」は土屋智則が1コースから逃げを決めた。2着は2周1マークで先行の萩原秀人を差した徳増秀樹、3着は萩原。3連単1-2-4は1440円の4番人気だった。

　初日の4着2本から立て直しに成功した土屋智則(群馬出身・群馬支部39歳)【写真下】は「ちょっと合っていなかったけれど、初日よりはましでした。握るとあまり乗り心地が良くなかったので、落として回りました。きょうのプロペラの形をしっかり調整していけば良くなると思う」と見通しを語った。3日目の出番は8R4号艇の1走。良化具合を見定めたい。

　 守田俊介(京都出身・滋賀支部49歳)【冒頭の写真】はこの日1、2着でオール3連対。3戦2勝で得点率トップを走る今垣光太郎を追う筆頭格だ。2日目前半6Rはフライング艇(鈴谷一平で今期F2)が出て決まり手は「恵まれ」だったものの、スローの5コースから1マークは鋭角にまくり差しのハンドルを入れた。「割といいんちゃうかな、と思っています。チルトをマイナスにして悪い感じはなく、グリップしてます。チルトは0度の方が行き足いいんかな、とも思うので考えます。2連対率35%くらい(実際の数値は25%)の動きはしてますね」と、上位着を並べるには十分のムード。初日から5号艇、6号艇、2号艇と走って3･1・2着の守田。3日目は前半6Rが4号艇、後半12Rは1号艇と連勝を期待できる枠番だ。

　 伏兵の中で、パワフルな気配は高田明(佐賀出身・佐賀支部39歳)【写真上】だ。2日目前半2Rは1コースからしっかり逃げ「風が強かった(追い風5メートル)。前節にフライングをしてしまったので(芦屋)、スタートの質は悪かったですね。でも回ってしまえばいい。現状はバランスが取れて中堅上位。まだ上はめざせると思います」。最近はレースがチグハグと話すが、2日目後半11Rもセンターから3着にまとめたように、今節はリズムを切り替えるべく精力的な走り。2号艇の3日目9Rも成績をまとめてきそうだ。

　3日目の最終レースは本命サイドの組み合わせ。

＜三国 3日目 12R 予選＞
1枠 守田　俊介（京都・滋賀）
2枠 三浦洋次朗（愛知・愛知）
3枠 竹田　和哉（愛媛・香川）
4枠 仲谷　颯仁（福岡・福岡）
5枠 竹下　大樹（福岡・福岡）
6枠 野中　一平（岐阜・愛知）
※()内は出身・支部の順

　パワー、テクニックの総合力で断然の守田俊介が、まずは大本命になる番組。ただ2着以下はなかなかの混戦ムード。安定したレースぶりと展開を加味すると、3コースの竹田和哉が相手本線。あとは上位の仕上がりに映る三浦洋次朗、差し展開が向きそうな仲谷颯仁、2着2回の成績どおり攻めっぷりが豪快な竹下大樹と続く。