【ラグビー日本代表】いよいよ開幕!環太平洋の強豪国を撃破して日本代表が優勝を狙う!-アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024 見どころ-

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日本の初戦は日本時間26日月曜 早朝6時 【🄫JRFU】

アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024 開幕!

世界のラグビー勢力図を、よりエキサイティングなものにする国々のコンペティション。それが新形態の大会、アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024だ。
参加するのは6か国。プールA=フィジー、サモア、トンガ、プールB=日本、カナダ、アメリカと2組に別れてプールステージ(総当たり戦)を戦い、順位を決める。
その後、全チームが集まってファイナルシリーズ(トーナメント)を実施する。同シリーズの開催地は隔年で日本、アメリカとなり、2024年は日本での開催だ。
大会に参加するチームの中で最上位は10位のフィジー(8月5日現在)。サモア(13位)、日本(14位)、トンガ(16位)、アメリカ(19位)、カナダ(21位)と続く。
エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが若い才能の育成に注力する日本代表にとっては、チャレンジと必勝のマインドのバランスが丁度いい試合が続くことになる。

トップ8、トップ10入りを狙う層の強化が国際競争力を高め、2027年から出場国が(20から)24に増えるラグビーワールドカップ(以下、RWC)で、より好ゲームが相次ぐことにつながる。
統括団体・ワールドラグビーの狙いはそこにある。
RWC2031の舞台はアメリカ。同国や隣国、カナダが実力を高めることは、大会が成功を収めるための重要な要素のひとつとなるだろう。その意味でも、この大会が果たす役割は大きい。
また、ファイナルステージが隔年でアメリカを舞台に実施されることでファンの数も増える。それぞれが試合前に自国のハカ(戦いの舞い)を披露するパシフィックアイランド3カ国のカルチャーも、ラグビーの魅力を広く伝えることになる。

1996年に日本と香港、カナダ、カナダで始まったパシフィック・リム選手権を覚えているオールドファンもいるだろう。同大会は、パシフィックネーションズカップの前身と言っていい。
中国返還前の香港は強かった。カナダ、アメリカもパワー満点。日本はそこで揉まれて逞しくなった。
1997年、秩父宮ラグビー場でおこなわれた日本×カナダで赤白のジャージーが32-31と土壇場の逆転勝ちを収めた時は盛り上がった。なんと、同カードで11年ぶりの勝利だった。
1999年からは香港の代わりにフィジー、サモア、トンガが加わり、大会は2001年まで続く。1999年、日本は花園ラグビー場でサモアに勝ち、ハワイでアメリカを破って優勝した。

2006年にパシフィックネーションズカップとして復活した大会はその年以来、出場国を変えながら継続されてきた。日本も、多くの年に参加。3回の優勝経験がある。
北半球か南半球か、というより、日本は太平洋の国々と共に歩んでいることを実感する大会。新形態となって、再びその思いが強くなりそうだ。

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カナダ代表戦 先発に藤原-李のハーフ団

強気のリードで日本代表を動かせるか 藤原忍選手 【🄫JRFU】

エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ(HC)就任後に戦った『リポビタンDチャレンジカップ2024』の5戦で勝利はマオリ・オールブラックスからの1つだけ。
イングランド、ジョージア、イタリアのテストマッチには敗れた。
そんな状況で迎えるパシフィックネーションズカップではあるが、指揮官は2つの芯を貫く。
『超速ラグビー』のコンセプトと『次代の日本ラグビーのための若手育成』方針だ。
この先の強化を睨み、指揮官は「(若手育成の)過程には痛みが伴うし、望まない結果もついてくる」と話すも、戦うのはテストマッチ。
すべての試合で勝利を求めることに疑いはない。勝つことが進化のスピードを早めることは知っている。成長と結果の二兎を追い続けるチャレンジは、RWC2027まで繰り返し続けられる。

注目の初戦、カナダ代表戦では9番のスクラムハーフに藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、10番の司令塔には李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)の若手2人を先発起用。
チーム最年長の立川理道がキャプテンを務め(リザーブ出場)、フルバックは現役早大2年生の矢崎由高が6戦連続先発出場・4試合目となるテストマッチに挑む。
今季テストマッチ1勝目、そして大会初戦の勝利を目指す。

超速ラグビーを体現できるか 李承信選手 【🄫JRFU】

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カナダ代表はパワフルで無骨 実は好敵手?歴史ある日本代表との戦い

8年ぶりの対戦となるカナダ代表 【カナダラグビー協会提供】

カナダラグビーは長い歴史を持つ。日本代表の初めてのキャップ認定試合は1930年の同国ブリティッシュコロンビア州代表戦だった(3-3の引き分け)。
2023年に初めてRWC出場を逃すも、RWC1991では準々決勝に進出した実績もある。カナダラグビー協会は『2024-2027戦略計画』を立て復活に向けて動き出している。
今季は7月に2つのテストマッチを戦い、スコットランドには12-73と大敗するも、ルーマニアには35-22と勝った。
チームを率いるのは元ウエールズ代表で、各クラブでのコーチ経験も長いキングスリー・ジョーンズ ヘッドコーチだ。
ロシア代表監督も務めたことがある。2017年に現職に就き、元ウエールズ代表主将、SHとして活躍したロブ・ハウリーがアシスタントコーチを務めている。
現在の代表チームには、米国・メジャーリーグラグビーのクラブに所属している選手も多くいる。パワフルで武骨なスタイルを好むのは、時代が違えど変わることはない。

9月7日は日本代表対アメリカ代表 【🄫JRFU】

日本国内初戦は9月7日(土)19:05KO 埼玉・熊谷ラグビー場

カナダ戦のあと、日本代表はアメリカ代表と埼玉・熊谷ラグビー場で第2戦を戦う。
アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024のチケット販売中。

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著者プロフィール

(公財)日本ラグビーフットボール協会は、日本におけるラグビー競技の普及振興に関する事業を行い、その健全なる発達を図るとともに国民体力の向上と明朗なスポーツマンシップの涵養につとめ、もって社会文化の向上発展に寄与することを目的とした競技団体です。 1926年に日本ラグビー蹴球協会として設立されて以降、ラグビー競技の普及発展のための国内唯一の統括団体として活動を続け、2013年に公益財団に移行しました。詳細はこちら(https://www.rugby-japan.jp/jrfu)

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