[RUGGERSコラム] 2024 夏の日本ラグビー 〜菅平〜
【ラグビーアプリ「RUGGERS」】
どうもオニギリです。
子供達は夏休み後半、例年以上に気温が高く、連日大雨やゲリラ豪雨といった異常気象も感じますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
8月もオニギリはラグビー三昧で怒涛の日々を過ごしています。夏といえば、ラガーマンにとっては夏合宿ということで、各地でチームメイトと寝食を共にし、チーム力を上げる時期となります。オニギリも現役時代、何度も夏合宿で涙を…なんて言ってますが、チームにとってはここで厳しい練習や試合を乗り越えていくことでチームの結束力が増し、またタフになり、成長できるという重要な期間であります。ラグビーの夏合宿といえば長野県の菅平が有名ですね。グランドはなんと100面近くあり、高地にこんなにもラグビーができる環境は世界中見ても日本だけではないかと思います。
さて今回は、この夏にオニギリが訪れた菅平をレポート形式でオニギリ's eye!!したいと思います!
まず、夏の菅平の気候は、8月で平均気温が19℃、都内など平均気温が23℃なので4℃も低いです。また日中も30℃以上になることが少なく、夏にスポーツの合宿をするには好条件の立地であります。菅平合宿のスタートは、昭和6年に法政大学がスタートし、翌年から早稲田大学と続いていき、戦時中は一時止まったものの、戦後早稲田大学の合宿が再開したと同時に数々の大学・高校のラグビー部が合宿するようになっていきました。近年はコロナ禍で一時期致命的な時期もありましたが、現在も600チーム以上が利用しています。
今年は7月に小中学生のラグビースクール・学校チームが集まる「東日本ミニ・ジュニアラグビー菅平ジャンボリー」が開催され、夏合宿も兼ねて、菅平に小中学生や保護者が多く集まりました。また、同じく7月に、高校生の7人制ラグビー、セブンスの全国大会も開催されており、カップトーナメントでは桐蔭学園、プレートトーナメントでは京都工学院、ボウルトーナメントでは流通経済大学附属柏が各カテゴリーで優勝しました。
8月に入ると、高校のラグビー合宿が始まりました。時期としては上旬に高校生が集まり、毎日のように練習試合をするのが高校ラグビーの合宿。オニギリが現役高校生の頃、約20年前は2週間、中日のみ一日休みがあり、それ以外は午前午後ともに練習試合で鍛えられてきました。この夏合宿が終わると花園予選が各地で始まります。高校生もチーム力を上げるには大事な時期になりますね。
高校生の合宿の次は、大学の合宿シーズンになります。うまい具合で入れ替わるこのスケジュール。同じカテゴリー同士で試合をするには最高の環境です。大学は、北は北海道、南は九州からの大学が集まり、秋の公式戦に向けた戦いが各グランドで繰り広げられます。大学ラグビーファンにとっては、毎日どのグランドに行って試合を見ようか迷うほど連日試合が行われています。
昨年の大学日本一になった帝京大学は、春の交流戦では優勝しましたが、夏合宿では初戦の早稲田大学に14-38で敗戦するというスタートでした。日本代表候補やU20に選ばれたメンバーがこの合宿から戻ってきており、春シーズンと比べてメンバーが一部変わっていますが、メンバーを見るだけですと大学ラグビートップクラスのメンバーが勢揃いしています。しかし早稲田との試合では、いつもの帝京らしい縦の強さに対して、早稲田はダブルタックルで強いランナーを止め、走力を武器に帝京に完勝しました。FWもスクラムで早稲田が優位に立ち、日本代表から帰ってきた佐藤キャプテンの存在感が目立っていました。逆に帝京大は、前半に大きく差が広がり、後半に巻き返しの兆しもあったが、最後まで前半の差を縮めることが出来ませんでした。9月から始まる対抗戦までにどのような修正をしてくるのか楽しみです。
帝京対早稲田と同じ時間に、明治対天理も行われました。結果は29-28で天理が勝利。明治相手に勝利したことは、天理にとっても自信になったのではないかと感じました。天理大は、愚直なイメージにプラスして外国人選手のパワープレイが光っていましたが、今回外国人プレーヤーの出場も少なく、日本人の愚直さが光っていました。
明治大は天理大との試合前に筑波大と対戦し、31-35で敗れていました。明治は例年通りサイズの大きいFWとスピードあふれるBK陣が揃っているものの、歯車が合っていないようなイメージでした。とはいえ、春の関西王者・京都産業大学には48-31で勝利。この試合は、前半から明治がスクラムでも優位であり、ターンオーバーからのトライなど、5連続トライ、31-5とリードし、後半は京都産業大学が意地を見せましたが、前半のリードで優位に立っていた明治が勝利しました。この試合を見ると、明治が徐々に調子を上げてくる兆しが見えました。
そのほかにも多数の大学が毎日のように試合をしており、9月から開催される各リーグ開幕戦に向けて調整しています。
また、菅平の他に、北海道の網走でもラグビー合宿をするというのが東海大学や同志社大学など。以前は涼しさを強みにラグビー誘致に力を入れており、かつてトップリーグ時代では各チームが網走に集まって練習試合などしていましたが、試合スケジュールやコロナなどの影響もあり、以前のような盛り上がりはないものの、今後まだまだ夏合宿の地として復活する可能性があるのではないのでしょうか。
以上、今回のオニギリ's eye!!いかがでしたでしょうか?
日本のラグビー夏合宿というのも、各グレードで時期が分かれており、今は菅平に集中しており、試合を中心に行う合宿であれば菅平というのは最高の場所であると感じます。
網走以外にも合宿誘致で動いている自治体などが今後出てくる可能性もありますが、菅平の歴史は日本ラグビーの歴史でもあり、欠かせない場所になっていると感じます。
さぁ、今週も菅平では多くの試合が行われています!
今週もワクワクが止まりません!!
子供達は夏休み後半、例年以上に気温が高く、連日大雨やゲリラ豪雨といった異常気象も感じますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
8月もオニギリはラグビー三昧で怒涛の日々を過ごしています。夏といえば、ラガーマンにとっては夏合宿ということで、各地でチームメイトと寝食を共にし、チーム力を上げる時期となります。オニギリも現役時代、何度も夏合宿で涙を…なんて言ってますが、チームにとってはここで厳しい練習や試合を乗り越えていくことでチームの結束力が増し、またタフになり、成長できるという重要な期間であります。ラグビーの夏合宿といえば長野県の菅平が有名ですね。グランドはなんと100面近くあり、高地にこんなにもラグビーができる環境は世界中見ても日本だけではないかと思います。
さて今回は、この夏にオニギリが訪れた菅平をレポート形式でオニギリ's eye!!したいと思います!
まず、夏の菅平の気候は、8月で平均気温が19℃、都内など平均気温が23℃なので4℃も低いです。また日中も30℃以上になることが少なく、夏にスポーツの合宿をするには好条件の立地であります。菅平合宿のスタートは、昭和6年に法政大学がスタートし、翌年から早稲田大学と続いていき、戦時中は一時止まったものの、戦後早稲田大学の合宿が再開したと同時に数々の大学・高校のラグビー部が合宿するようになっていきました。近年はコロナ禍で一時期致命的な時期もありましたが、現在も600チーム以上が利用しています。
今年は7月に小中学生のラグビースクール・学校チームが集まる「東日本ミニ・ジュニアラグビー菅平ジャンボリー」が開催され、夏合宿も兼ねて、菅平に小中学生や保護者が多く集まりました。また、同じく7月に、高校生の7人制ラグビー、セブンスの全国大会も開催されており、カップトーナメントでは桐蔭学園、プレートトーナメントでは京都工学院、ボウルトーナメントでは流通経済大学附属柏が各カテゴリーで優勝しました。
8月に入ると、高校のラグビー合宿が始まりました。時期としては上旬に高校生が集まり、毎日のように練習試合をするのが高校ラグビーの合宿。オニギリが現役高校生の頃、約20年前は2週間、中日のみ一日休みがあり、それ以外は午前午後ともに練習試合で鍛えられてきました。この夏合宿が終わると花園予選が各地で始まります。高校生もチーム力を上げるには大事な時期になりますね。
高校生の合宿の次は、大学の合宿シーズンになります。うまい具合で入れ替わるこのスケジュール。同じカテゴリー同士で試合をするには最高の環境です。大学は、北は北海道、南は九州からの大学が集まり、秋の公式戦に向けた戦いが各グランドで繰り広げられます。大学ラグビーファンにとっては、毎日どのグランドに行って試合を見ようか迷うほど連日試合が行われています。
昨年の大学日本一になった帝京大学は、春の交流戦では優勝しましたが、夏合宿では初戦の早稲田大学に14-38で敗戦するというスタートでした。日本代表候補やU20に選ばれたメンバーがこの合宿から戻ってきており、春シーズンと比べてメンバーが一部変わっていますが、メンバーを見るだけですと大学ラグビートップクラスのメンバーが勢揃いしています。しかし早稲田との試合では、いつもの帝京らしい縦の強さに対して、早稲田はダブルタックルで強いランナーを止め、走力を武器に帝京に完勝しました。FWもスクラムで早稲田が優位に立ち、日本代表から帰ってきた佐藤キャプテンの存在感が目立っていました。逆に帝京大は、前半に大きく差が広がり、後半に巻き返しの兆しもあったが、最後まで前半の差を縮めることが出来ませんでした。9月から始まる対抗戦までにどのような修正をしてくるのか楽しみです。
帝京対早稲田と同じ時間に、明治対天理も行われました。結果は29-28で天理が勝利。明治相手に勝利したことは、天理にとっても自信になったのではないかと感じました。天理大は、愚直なイメージにプラスして外国人選手のパワープレイが光っていましたが、今回外国人プレーヤーの出場も少なく、日本人の愚直さが光っていました。
明治大は天理大との試合前に筑波大と対戦し、31-35で敗れていました。明治は例年通りサイズの大きいFWとスピードあふれるBK陣が揃っているものの、歯車が合っていないようなイメージでした。とはいえ、春の関西王者・京都産業大学には48-31で勝利。この試合は、前半から明治がスクラムでも優位であり、ターンオーバーからのトライなど、5連続トライ、31-5とリードし、後半は京都産業大学が意地を見せましたが、前半のリードで優位に立っていた明治が勝利しました。この試合を見ると、明治が徐々に調子を上げてくる兆しが見えました。
そのほかにも多数の大学が毎日のように試合をしており、9月から開催される各リーグ開幕戦に向けて調整しています。
また、菅平の他に、北海道の網走でもラグビー合宿をするというのが東海大学や同志社大学など。以前は涼しさを強みにラグビー誘致に力を入れており、かつてトップリーグ時代では各チームが網走に集まって練習試合などしていましたが、試合スケジュールやコロナなどの影響もあり、以前のような盛り上がりはないものの、今後まだまだ夏合宿の地として復活する可能性があるのではないのでしょうか。
以上、今回のオニギリ's eye!!いかがでしたでしょうか?
日本のラグビー夏合宿というのも、各グレードで時期が分かれており、今は菅平に集中しており、試合を中心に行う合宿であれば菅平というのは最高の場所であると感じます。
網走以外にも合宿誘致で動いている自治体などが今後出てくる可能性もありますが、菅平の歴史は日本ラグビーの歴史でもあり、欠かせない場所になっていると感じます。
さぁ、今週も菅平では多くの試合が行われています!
今週もワクワクが止まりません!!
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