【徳島ヴォルティス・プレビュー】第28節横浜FC戦に向けて

徳島ヴォルティス
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1万人以上がホーム 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムに集結した、20周年記念試合の初戦ファジアーノ岡山戦。
開始早々の6分、スローインの流れからブラウン ノア 賢信選手が抜け出し、最後は渡 大生選手が決めきり先制に成功する。「ノア(ブラウンノア賢信選手)が僕のことを見てくれていて、良いタイミングでパスをくれました。しっかり当てることを意識しました」と渡選手。今シーズン6得点目となった。ただ、直後の16分にコーナーキックのこぼれ球から失点を許し、1-1に。交代策などで勝ち越しを狙ったが、ドローとなった。
「ここからもう一つ上に行くためには、山形戦もそうですが、こういう試合で勝ち切れるかどうかだと思います。」とこの日、キャプテンマークを巻いた柿谷 曜一朗選手は振り返った。
上の順位に行くためには、勝ち点3が必要になる。試合後の選手たちには悔しさが表れていた。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

岡山戦の翌日、8月18日(日)には高知ユナイテッドSCと対戦。90分を終えて、1-1のスコアに終わったが、同日に横浜F・マリノスから期限付き移籍加入が発表されたFW村上 悠緋選手が動き出しなどの部分で存在感を発揮したり、渡井 理己選手が復帰後初の体外試合に出場したりするなど収穫も多かった。
村上選手は「シュートを持っていく姿勢や決定機をつくること、決定力を武器にしてきました。そういう部分を徳島でも出せたらいいなと思います」と改めて、ヴォルティスでの活躍を誓った。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

そして、徳島ヴォルティスユースに所属する尾上 瑠聖選手のトップチーム昇格が8月22日(木)に発表された。ヴォルティスのスクール、ジュニアユース、ユースと所属し、今回トップチームへの昇格が決まった。昨シーズン、今シーズンともに宮崎キャンプにも参加し、トップチームのレベルを肌で感じながら、定期的にトレーニングに参加していた。「1日でも早くポカリスエットスタジアムのピッチに立って、チームの勝利のために戦いたいです」と鳴門市出身の若武者は語った。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

横浜FC戦に向けては4日間で準備を進めた。増田 功作監督にとっては古巣対戦となる。「18年も在籍していたので横浜FCと対戦する時はいろいろな思いはあります。今回は三ツ沢でやるということで相手をリスペクトしながらも、今は徳島の監督として勝ち点3を取るためにしっかり準備したいと思います」と指揮官は語った。
横浜FCの得点パターンとしてセットプレーが挙げられる。福森 晃斗選手からの正確無比なキックから、今シーズンの約3分の1はセットプレーから得点している。ヴォルティスとの前回対戦時も、福森選手の直接フリーキックから失点を許し、0-1という結果に終わった。簡単にセットプレーを与えないことなど、チーム全体で意識する必要があるだろう。また、山根 永遠選手らサイドにも特長がある。マッチアップが予想される山口 竜弥選手は「そこを抑えられえる自信はありますし、そこで優位に立つことができれば、試合としてもいい流れになるかと思います」と意気込む。

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今週のトレーニングでは「あまり横浜FCのことを意識せずに、まず自分達がやるべきことをやろうと話をしましたし、そういうトレーニングをしてきました」と増田監督。自分たちの戦い方について改めて確認した。

【ⓒTOKUSHIMA VORTIS】

横浜FC戦を終えるとリーグ戦も残り10試合。勝ち点3の重みがさらに増してきます。勝利にこだわってチーム一丸となって戦いますので、スタジアムなどそれぞれのスタイルでの応援、よろしくお願いします。

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著者プロフィール

1955年創設、2005年にJリーグに加盟。ヴォルティスはイタリア語で「渦」を意味する「VORTICE」から生まれた造語。鳴門の渦潮にあやかり、パワー、スピード、結束力を備え、観客を興奮の渦に巻き込む想いが込められている。2014年には四国初のJ1昇格。2020年にはJ2初優勝を果たした。

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