【ガンバ大阪】天皇杯で得た勢いをぶつける福岡戦。上位追撃に向けて勝点3だけを目指す

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天皇杯ラウンド16では2度先行される苦しい展開を強いられたものの、ガンバの堅守を支える中谷と福岡の両CBがそれぞれ値千金のゴールをゲット。ターンオーバーに近い形を採用したポヤトス監督だったが、劇的な逆転勝ちでベスト8に駒を進めた。
過密日程で迎える福岡戦は首位追撃に向けて勝利だけが必要な一戦だが、ガンバが誇る闘将、中谷は力強く言い切った。
「リーグ戦も上を目指したいし、まだまだ行ける勝点差なので、やるしかない」。

前節の神戸戦も中谷の劇的な同点ゴールで勝点1を手にしたガンバだが、首位を走る町田との勝点差は6に広がった。天皇杯では公式戦5試合ぶりの勝利を手にしたが、次に目指すのは3試合連続ドローが続いているリーグ戦で勝ち切ることである。

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中2日のガンバに対して、福岡は中6日で乗り込んでくるが、ポヤトス監督も「この試合を取れば全てをいい流れにもう一回持って行ける」とこの試合の重要性を口にする。
先手を取られたとしても、慌てたり、大崩れしたりすることなく最後まで勝機を見出すべく戦うのが今季のガンバの強みだが、福岡戦では攻守両面でセカンドボールの回収が鍵になってくる。

湘南と同じ3バックを採用してくる福岡だが「湘南はボールを持ちたいチームだが福岡はシャハブ ザへディやウェリントンを目掛けてボールを蹴って、それを拾って紺野に回してクロスなどを蹴って来る」(ポヤトス監督)。
最終ラインからボールを動かす湘南に対しては効果的な守備を見せたガンバだが、福岡は最前線の外国籍アタッカーに割り切ったロングボールを入れて来る。中谷や福岡らがまずエアバトルで競り負けないことが大前提になるが、セカンドボールの回収の有無が、試合のポイントになるはずだ。
また相手の左サイドの岩崎やシャドーに入る紺野ら一発を持つ選手も揃っているだけに、ガンバとしては無失点を継続していた頃のようなチーム全体による粘り強い守備も不可欠になる。

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不用意に失点しないことが大前提だが、ガンバにとっては自陣でブロックを形成して人をかけてくる福岡の堅守をこじ開ける作業もマストとなる。現在9位の福岡は直近のリーグ戦6試合で勝利から遠ざかっているが、守備が大崩れしているわけではないだけに、攻撃のクオリティが問われることになる。
今節はウェルトンが出場停止だが宇佐美は「最後のパスやクロス、相手を追い越す動きの質が必要になる」と話す。
福岡はリーグ最小の26得点ながら、失点数も上位陣に引けを取らない26点で、前線には侮れない選手が揃っている。アウェイの対戦時に決勝点を許したザへディは9得点、最も警戒すべき紺野も4得点、2アシストをマークしている。「個で試合を動かせる選手が数人いる」と宇佐美も警戒感を口にする。

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日程的には不利なガンバだが、過密日程は強いガンバの復権に向けて避けて通れない宿命である。
「日程を言い訳にせず、運動量とか切り替え、頭の回転で上回っていきたい」(一森)。二冠への夢を繋ぐためにも、サポーターとともに福岡に勝ち切ってみせる。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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