【ガンバ大阪】天皇杯で得た勢いをぶつける福岡戦。上位追撃に向けて勝点3だけを目指す
【©GAMBAOSAKA】
過密日程で迎える福岡戦は首位追撃に向けて勝利だけが必要な一戦だが、ガンバが誇る闘将、中谷は力強く言い切った。
「リーグ戦も上を目指したいし、まだまだ行ける勝点差なので、やるしかない」。
前節の神戸戦も中谷の劇的な同点ゴールで勝点1を手にしたガンバだが、首位を走る町田との勝点差は6に広がった。天皇杯では公式戦5試合ぶりの勝利を手にしたが、次に目指すのは3試合連続ドローが続いているリーグ戦で勝ち切ることである。
【©GAMBAOSAKA】
先手を取られたとしても、慌てたり、大崩れしたりすることなく最後まで勝機を見出すべく戦うのが今季のガンバの強みだが、福岡戦では攻守両面でセカンドボールの回収が鍵になってくる。
湘南と同じ3バックを採用してくる福岡だが「湘南はボールを持ちたいチームだが福岡はシャハブ ザへディやウェリントンを目掛けてボールを蹴って、それを拾って紺野に回してクロスなどを蹴って来る」(ポヤトス監督)。
最終ラインからボールを動かす湘南に対しては効果的な守備を見せたガンバだが、福岡は最前線の外国籍アタッカーに割り切ったロングボールを入れて来る。中谷や福岡らがまずエアバトルで競り負けないことが大前提になるが、セカンドボールの回収の有無が、試合のポイントになるはずだ。
また相手の左サイドの岩崎やシャドーに入る紺野ら一発を持つ選手も揃っているだけに、ガンバとしては無失点を継続していた頃のようなチーム全体による粘り強い守備も不可欠になる。
【©GAMBAOSAKA】
今節はウェルトンが出場停止だが宇佐美は「最後のパスやクロス、相手を追い越す動きの質が必要になる」と話す。
福岡はリーグ最小の26得点ながら、失点数も上位陣に引けを取らない26点で、前線には侮れない選手が揃っている。アウェイの対戦時に決勝点を許したザへディは9得点、最も警戒すべき紺野も4得点、2アシストをマークしている。「個で試合を動かせる選手が数人いる」と宇佐美も警戒感を口にする。
【©GAMBAOSAKA】
「日程を言い訳にせず、運動量とか切り替え、頭の回転で上回っていきたい」(一森)。二冠への夢を繋ぐためにも、サポーターとともに福岡に勝ち切ってみせる。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ