セレッソ大阪【J1リーグ第28節 C大阪vs.横浜FM】"新"国立で初のリーグ戦。今こそチームとしての結束を図り、7試合ぶりの勝利を目指す
【CEREZO OSAKA】
FC町田ゼルビア戦、サンフレッチェ広島戦と、リーグ再開後の2試合を無得点で終え、攻撃に重点を置いて臨んだ前節は、今季最多タイの3得点という結果で示した一方、小菊監督体制下では最多となる5失点を喫して敗れた。試合翌日、「ボール支配率(65%)であれだけ上回りながら5失点したということは、自分たちがいかにボールの失い方が悪かったか、守備のセキュリティーで課題があったか、ということ。自分たちの現状、課題を知って、次節に向けて改善していきたい」と指揮官は振り返った。前半の3失点はベンチで見ていた西尾隆矢も、「誰かがやってくれる、誰かがカバーしてくれる、という気持ちが少なからずあったと思う。そういう細かいところが積み重なって、あのような負け(5失点)につながったと思う」と分析し、「声がけなど些細な部分で解決できるところはある。CBというポジションとしてもコーチングは大事だし、副キャプテンという役割も与えてもらっている以上、責任を持ってチームを勝利に導く言動や行動をしていきたい。今まで、キヨくん(清武弘嗣)というキャプテンから色んなことを学ばせてもらった。そのキヨくんが(期限付き)移籍して、そういう選手に代わる選手が求められている。自分も年齢に関係なく、セレッソの先頭に立つ自覚を持って、リーダーシップを取って、勝利に導きたい」と決意を新たにした。最終ラインの統率も含め、西尾のリーダーシップにかかる期待は大きい。もちろん、彼一人で守れる問題ではない。スピードがあり、突破力に長けた横浜FMの両ウィングと対峙するサイドバックの対応力、さらには攻守の切り替えやセカンドボールのバトルで後手を踏まないことも重要で、前節からの改善が求められる。
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(文=小田尚史)
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