【バドミントン/DJO】DAIHATSU JAPAN OPEN 2024(Super750)大会4日目(準々決勝)
大会4日目となる23日には各種目準々決勝が行われ、奈良岡功大(NTT東日本)、パリオリンピック5位入賞の山口茜(再春館製薬所)らが、日ごとに熱量を増していく観客の前で勝利を掴み、準決勝進出を決めた。パリオリンピックで銅メダルを獲得した女子ダブルスの松山奈未/志田千陽(再春館製薬所)、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗(BIPROGY)は惜しくも敗退した。
組み合わせや結果速報については、Tournament Software(MatchesやDraws等)にて確認できます。
今大会でペアを解消する渡辺勇大(右)/東野有紗 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】
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男子シングルス
田中湧士(NTT東日本)1(21-10、9-21、11-21)2 SHI Yu Qi(中国)
西本拳太(ジェイテクト)0(14-21、14-21)2 Alex LANIER(フランス)
奈良岡功大(NTT東日本)2(21-13、19-21、21-16)1 WANG Tzu Wei(チャイニーズ・タイペイ)
女子シングルス
仁平菜月(ヨネックス)0(13-21、14-21)2 TAI Tzu Ying(チャイニーズ・タイペイ)
大堀彩(トナミ運輸)1(25-23、19-21、21-13)2 Busanan ONGBAMRUNGPHAN(タイ)
山口茜(再春館製薬所)2(18-21、21-15、21-18)1 HAN Yue(中国)
男子ダブルス
三橋健也/岡村洋輝(BIPROGY)0(15-21、12-21)2 Leo Rolly CARNANDO/Bagas MAULANA(インドネシア)
女子ダブルス
松山奈未/志田千陽(再春館製薬所)1(25-23、19-21、18-21)2 岩永鈴/中西貴映(BIPROGY)
混合ダブルス
渡辺勇大/東野有紗(BIPROGY)0(9-21、17-21)2 YANG Po-Hsuan/HU Ling Fang(チャイニーズ・タイペイ)
<スケジュール>
8/24(土) 各種目準決勝 9:00開場/10:00開始
登場予定順:MS奈良岡功大、WD岩永鈴/中西貴映、WS山口茜
8/25(日) 各種目決勝 9:00開場/11:00開始
MS田中湧士
1ゲーム目中盤は自分のプレーをするしかないという気持ちで流れに乗ることができたが、2ゲーム目以降は対応されてしまった。配球、高さの使い方など駆け引きで相手が上だった。クリア、ヘアピン、ドロップなど基礎的なショットのクオリティに差があって、プレーの内容の良し悪しではなかった。自分のプレーは出せたので後悔はない。
田中湧士 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】
2ゲーム目途中からファイナルゲームを意識していた。相手の体力に削るプレースタイルに変えた。それが3ゲーム目に活きた。3日連続のファイナルゲームになってきつい。(明日の相手となる)チョウ・ティエンチェは、オリンピックできつい試合をした強い相手なので、頑張るしかない。
奈良岡功大 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】
なかなかミスしない、決まらない、相手のショットがよく、やれることはやったが、先手を取られて突破口がなかった。完敗だったと認めざるを得ない。追われる立場というよりは面白い相手が出てきた。彼を倒すために強くなりたい。次は万全の準備をして勝ちたい。
来週からは韓国オープンに出場する。いい結果がでるようにコツコツとやっていきたい。
西本拳太 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】
特に2ゲーム目のインターバル明け以降、自分からスピードを上げてやれて楽しむってこういうことかと思った。自分のプレーがよくなるのと比例して会場が一体感や盛り上がりを感じた。
昨日まで以上に相手のスピードが上回り、スピードについていけず自分が後手にまわっていたので、サービスまわりだけ先手をとろうという意識で自分からスピードを上げると、自分が相手をまわせる展開になった。今日は特に自分のスピードや攻撃面、レシーブやいろんなところで高いレベルでいい感覚がつかめた。明日も継続してやれるよう、もう一度お客さんと一緒に楽しめるようにできたらベストかなと思う。
山口茜 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】
今日できることは精一杯できた。入る段階ではいい形で体をつくることができたが試合が始まって少しずつラリーが長くなってきて、我慢比べになり、最後のサイドアウトだったりと焦って1点欲しがっていたと思うので、ラリーに持ち込めればチャンスはあったと思う。最後は単発で自分の悪いところが出た。いいところだけでなく悪いところも出た試合だった。
(対戦相手は)同級生でジュニア時代から一緒に切磋琢磨してきた。勝ちたかったが相手も強かった。今日は出し切ったと思っている。毎大会ベストを尽くして、後悔がないように1大会1大会を納得がいく形で終われたら自然と結果がついてくると思うので、目の前の試合に集中してその時にできることを積み重ねていきたい。
大堀彩 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】
三橋:出だしが最悪。2ゲーム目から頑張ろうとしたけど、ずっと向こうのペースだった。流れが欲しかったが、なかなか…。全日本社会人や中国のSuper1000がすぐあるので、世界トップの選手たち相手に頑張りたい。
岡村:難しい試合だった。昨日と同じで、出だしが悪かった。二人が思い描いていたプレー(岡村:スピードを上げる、三橋:大きな展開)が異なり、迷いが生じてしまった。昨日みたないいい試合と今日のような試合のムラをなくしたい。
三橋健也(左)/岡村洋輝 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】
オリンピック後は忙しくさせてもらっていることもあり、フィジカルが落ちている。シャトルが飛ばなかったこともあり、今のフィジカルでは長時間の試合は厳しいとわかっていたので、2ゲームで勝ち切る必要があった。今の身体でできることとして、ディフェンスからスペースをついて畳みかけるという展開を戦術にしたが、ミスなどもあって勝ちを持ってこられなかった。
松山奈未(左)/志田千陽 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】
渡辺:攻撃が強い相手なので、自分たちが攻めたかったが、攻められてしまい向こうが優位に立たれてしまった。低い球や強い球で対応しようとしたが、そこまでの技術がなかった。日本の方々の前でプレーできたのはすごくうれしかった。歴史をたくさん作ってきたし、レールを伸ばしてきたとも思う。まだまだお互い強くなれると思っている。ここまでの経験は間違いなくすばらしいもので、次に生きてくる。競技人生が終わる時に振り返りたい。
(東野選手に対して)ありがとうしかないですね。ここまで長くやってこれた僕らだからやってこられたと思いますし、つらいことの方が多かったですが、一緒の喜び、一緒の優勝のためにここまで二人で支え合ってできたのは二人だからできた。
東野:全英でドライブが強い中で、その通りやられてしまった。日曜日に残りたかったが、うまくいかなかった。今日で終わりなのが信じられない。13年間勝てない時期も一緒に乗り越えてここまでこれたのでいい景色を見させてもらった。
(渡辺選手に対して)13年間組んでいるペアいないと思いますし、ここまでやってこられたのは勇大くんのおかげだと思って感謝の気持ちしかない。
渡辺勇大(右)/東野有紗 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】
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