【ガンバ大阪】神戸相手に目指すシーズンダブル。全員の力で相手ゴールをこじ開ける

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【©GAMBA OSAKA】

2試合連続で痛恨のドローに終わったものの、前節は町田が敗れたことで首位との勝点差は4に縮まった。首位から5位までが勝点5差にひしめき合う混戦模様のリーグ戦で、ガンバは絶対に勝利が必要な「シックスポイントマッチ」に挑む。
4位のガンバに対して神戸は勝点1差の5位。前節の柏戦でもクロスバー直撃の強烈なシュートを放つなど、攻撃を牽引した宇佐美はアウェイで挑む神戸戦をこう位置付けた。
「シーズンの中で『ここで勝てれば』という試合は何試合か来るが、それがまさにこの神戸戦という感じがある。ものすごく大きな試金石で、ここ数カ月で一番大事な試合になる」(宇佐美)。
目先の順位に一喜一憂する段階ではないが、前年王者でもある神戸相手に勝ちきれば、3試合足踏みの続く流れが一変するのは間違いない。

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強度の高いスタイルを確立しただけでなく、前線には大迫や武藤ら日本代表経験者を擁する神戸は難敵であるのは言うまでもないが、ポヤトス監督は力強く言い切った。
「自分たちが今までやってきたこと、しっかりとガンバというものを出す。特別なことを今からやるのではなく、積み重ねてきたことをブレずにやり続けたい」。

FC東京戦で披露したボールを動かすスタイルはもちろんだが、単なるポゼッションサッカーではなく、チーム全体で示す守備の強度やショートカウンターも現在のポヤトスガンバの武器である。
強度の高い神戸に対して、宇佐美も真っ向勝負を誓う。「剥がしきってボール保持することも大事だが、僕らは奪うところでも勝負する。ボールを奪って試合のリズムを作っていきたい」(宇佐美)。

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神戸の前線についてポヤトス監督は「個人のところで素晴らしさもあるし、ポテンシャルがある」と警戒感を示すが、ガンバのアタッカー陣も神戸に勝るとも劣らない個の力を持っている。
ホームでの対戦で見事な先制点を決めているウェルトンも攻撃を牽引すべき一人だが「ピッチの中でプレーする時間を与えられたら自分の力を出しきることだけを考えているし、やるべき役割を果たすだけ」とその牙を静かに研いでいる。
神戸は精神的支柱の一人、酒井が不在となるだけにウェルトンが左サイドでいかに優位性や違いを作り出せるかもポイントになりそうだ。

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一方の神戸は山口や酒井が負傷で離脱中だが、前節は横浜F・マリノスに2-1で逆転勝利。前年王者の地力を見せている。
今節はアンカーの扇原が出場停止。元ガンバの井手口が起用される可能性もあるが、やはり警戒が必要なのは7得点4アシストをマークしている大迫と、9得点4アシストの武藤の個の力。また、松田とのマッチアップが予想されるジェアン パトリッキのスピードにも注意が必要だ。
「この一試合にどれだけ懸けられるか」とポヤトス監督は大一番を前に言い切ったが、狙うは2020シーズン以来となる神戸からのシーズンダブル。
誰がヒーローになってもいい――。敵地でもガンバの力を見せつけるのみだ。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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