5得点を挙げて広島との日本ツアー2戦目に勝利【VfBシュトゥットガルト】

VfBシュトゥットガルト
チーム・協会

【@VfBStuttgart】

VfBシュトゥットガルトは1日、広島で日本ツアー2試合目となるサンフレッチェ広島戦で5-2の勝利を収めた。前半にシュティラーの得点で先制すると、後半は選手を入れ替えながらも4ゴールを追加してJリーグの強豪を退けた。

世界へ平和のメッセージを発信する『ピースマッチ』としてエディオンピースウイング広島で開催された試合に、セバスティアン・ヘーネス監督は先週日曜日の京都サンガ戦から先発を4人入れ替えて臨んだ。先日ツアーに合流したシュティラーや新加入のシャボーに加えて、シラスやレーヴェリンクがスタメンに名を連ねた。

最初のチャンスは10分、京都戦でゴールを挙げたジャスティン・ディールが左サイドから中央へ切れ込み、右足でシュートを放ったがわずかに枠を外れた。対する広島はその6分後に左サイドを駆け上がった志知孝明がスルーパスに反応してゴールへ突進したが、シュートはニューベルが左足でセーブした。

均衡が破れたのは18分。シュティラーのスルーパスで右サイドの深い位置にレーヴェリンクが侵入し、デミロヴィッチが作ったゴール前のスペースへ折り返したボールをシュティラーが左足で冷静に流し込んでシュトゥットガルトが先制に成功した。日本ツアーに途中から合流したシュティラーにとっては日本での最初の試合で幸先の良いゴールとなった。

その後もチャンスを作るシュトゥットガルトは23分にレーヴェリンク、34分にはシュテンツェルが遠い位置からゴールを狙ったが、どちらもシュートは相手ゴールキーパーの正面を突いた。40分に左サイドで勝負を仕掛けたディールが危険なクロスを送った場面も得点には繋がらず、1点リードのままハーフタイムを迎えた。

両チームともに多くの選手を入れ替えた後半、ホームの広島が同点ゴールを決める。56分、前線の3人が素早くパスを交換し、最後はゴール前中央から中島洋太朗に右足で鋭いシュートを決められて1-1と同点となった。へ―ネス監督は直後にさらに6人の選手を入れ替え、チェイス・アンリやエメル・ベヤズが投入された。すると63分、そのベヤズがいきなり結果を出す。コーナーキックから流れたボールをペナルティエリア外で受けると、左足を一閃。低い弾道のシュートがゴールの隅に吸い込まれてシュトゥットガルトが再びリードを奪った。

さらに68分には前掛かりになった相手に対しカウンターを仕掛け、ニック・ヴォルテマーデのスルーパスに相手ゴールキーパーより一足先に走り込んだトーマス・カスタナラスが、無人のゴールにシュートを流し込んで3点目。走力を発揮したカスタナラスは京都戦に続いてのゴールとなった。76分にはペナルティエリアすぐ外からのフリーキックをマルコス・ジュニオールに直接決められ1点差とされたが、その3分後にチョン・ウヨンが相手ゴール前へボールを持ち込み、ラストパスを左から走り込んだヴォルテマーデが決めて再び2点差とした。

終了間際にはムサ・シセが俊足を活かして相手ディフェンスの裏に抜け出し、きっちりとシュートを決めて5点目のゴール。京都戦に続いて大量5ゴールを挙げたチームは充実の日本ツアーを締めくくるにふさわしい勝利を手にした。
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著者プロフィール

VfBシュトゥットガルトはドイツのバーデン=ヴュルテンブルク州シュトゥットガルトを本拠とするサッカークラブで、1893 年に創設されて以降これまでに計 5回ドイツ王者に輝いており、最近では 2006/2007 シーズンにブンデスリーガを制しました。日本とのかかわりも深く、かつては岡崎慎司、酒井高徳、浅野拓磨、現在は遠藤航と伊藤洋輝が所属しています。

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