京都サンガに3点差から大逆転、日本ツアー初戦に勝利【VfBシュトゥットガルト】

VfBシュトゥットガルト
チーム・協会

【@VfBStuttgart】

金曜日に来日したVfBシュトゥットガルトは28日、サンガスタジアム by KYOCERAで京都サンガF.C.と対戦し5-3の逆転勝ちを収めた。前半に2点を奪われるなど3点を先行されたが、後半にディール、レーヴェリンク、カスタナラス、シセ、ライムントが次々とゴールを決めて日本のファンの期待に応えた。

セバスティアン・ヘーネス監督はニューベル、シュテンツェル、カラソルといった昨季の躍進を支えた選手たちとともにクレツィヒ、デミロヴィッチら新戦力もスタメンに起用。チェイス・アンリはベンチスタートとなった。

試合はまずホームの京都がペースを掴み、8分には浮き球をうまくコントロールして前を向いたマルコ・トゥーリオがボレーシュートを放たれたが、ニューベルがファインセーブを見せて失点を免れた。しかし21分、原大智にペナルティエリア外から低い弾道の強烈なミドルシュートを許すと、ポストに当たって跳ね返ったボールはセーブを試みたニューベルの背中に当たって、ゴール前へ。このボールをラファエル・エリアスに押し込まれて京都に先制ゴールを奪われた。

さらに33分にも京都が速攻を仕掛けると、左サイドでボールを持ったマルコ・トゥーリオが中央に切れ込んで右足を振り抜いて鋭いシュートを突き刺し追加点。VfBはホームチームに2点を先行される苦しい展開となった。状況を打開したいVfBは44分にクレツィヒが左サイドからクロスを入れディールが飛び込んだが、シュートはゴールキーパーの正面を突いた。ハーフタイム後も京都ペースは変わらず、後半開始直後にスピードに乗った原大智に強烈なシュートで3点目を許してしまう。

VfBの反撃が実ったのは57分。左サイドのスペースへのパスにディールがスピードを活かして反応、飛び出した相手ゴールキーパーを抜き去ってシュートを流し込み、1点を返すことに成功した。このゴールで息を吹き返したVfBは選手を入れ替えながら反撃を継続、68分にはゴール前に侵入したシラスが送ったラストパスをレーヴェリンクが押し込んで1点差に迫った。

さらに73分には左サイドを駆け上がったシセのクロスをカスタナラスが押し込み、ついに同点に追いついた。そして79分、ハーフウェイライン付近でボールを持ったシセが一気に左サイドを破りゴールへ突進。自らシュートを突き刺して逆転に成功した。試合終了間際にはライムントのパワフルなシュートがクロスバーに当たってゴールネットを揺らし、盛大な逆転勝利に花を添えた。
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著者プロフィール

VfBシュトゥットガルトはドイツのバーデン=ヴュルテンブルク州シュトゥットガルトを本拠とするサッカークラブで、1893 年に創設されて以降これまでに計 5回ドイツ王者に輝いており、最近では 2006/2007 シーズンにブンデスリーガを制しました。日本とのかかわりも深く、かつては岡崎慎司、酒井高徳、浅野拓磨、現在は遠藤航と伊藤洋輝が所属しています。

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